【オーディオインターフェース】PCIeカードタイプのRME HDSPe AIO Pro と Lynx Studio Technology E22 を同時に接続してみた話
こんにちは
SugarLake(シュガーレイク)です
今回はPCIeカードタイプのオーディオインターフェースを同時接続してみたので、それぞれの音の特徴・違いについて書いていきます
PCIeのオーディオインターフェース自体使用している人が少ないのでこうして記事にしてみました
前半は補足程度のものが書いてあるので【音の特性】から読んでいただければいいです
【RME #とは】
昨今、DTM界隈で人気のオーディオIFを生産しているメーカーです
ライブの録音で使用しているイメージが強いです
※個人の偏見です
・本家URL
・日本代理店URL(Synthax Japan)
・代表的な製品
Babyface Pro FS
価格帯 約14万円(2024/02 現在)
、Fireface UCX II
価格帯 役19万円(2024/02 現在)
おそらくこんなところまで見に来た人は知っていると思いますが上記の商品が現在の主流だと思います
【Lynx Studio Technology #とは】
スタジオで導入されていることのあるオーディオIFを生産しているメーカーです
国内のDTMerの中であまり使っている人をあまり見かけないです
・本家URL
・日本代理店URL(Hookup)
・代表的な製品
AURORA(n) 8 - USB
価格帯 約47万円(2024/02 現在)
たっっっっっか(絶望)
一般DTMerが手を出すにはかなり勇気のいる金額…
ラックタイプのものなので持ち運びがしづらいこともあり、あまり個人で持っている人がいないイメージです
※個人の偏見です
【PCIeカードタイプのオーディオインターフェース #とは】
≪PCIeカード #とは≫
PCIeカードとはPCのマザーボードにあるPCIeスロットにさせるタイプのカードの事です
下記の画像は私が使用しているマザーボードの画像です
赤い線で囲っている部分がPCIeスロットになります
≪PCIeカードのオーディオインターフェース #とは≫
一般的にオーディオインターフェースといえば外部接続(USB接続、thunderbolt接続など)のものが多いですが、その中に内部接続ができるオーディオインターフェースがあります
それが、PCIeカードタイプのオーディオインターフェースになります
私が現在調べて把握しているPCIeカードタイプのオーディオインターフェースに分類されるものはRMEとLynxしかありませんでした
≪なぜ、PCIeカードタイプのオーディオインターフェースを選んだか≫
理由は3つ
比較的に値段が安い
レイテンシが低い
ロマン
1.の値段が安い
RMEのHDSPe AIO Proは私が購入した時は10万円程度で買えました
(現在は14万円)
BabyFace Pro FSが当時12万であり、大体同じ音がするという評価だったため安く購入ができるAIO Pro を選びました
LynxのE22は私が購入した時は$649でした
(現在JRRでは$699)
Lynxの製品は多くのものが40万以上するため破格のお値段です
※$表記の理由は国内正規代理店の在庫が無いため
こちらのE22ですがAudio Precisionという会社の測定で使用されているそうです(なんかよくわかってないけどスピーカーとかの特性表の指標を作っている会社っぽい…はえー)
あんまりAPの事は調べていないため気になる人は調べてみてね
2.レイテンシが低い
レイテンシが比較的低く応答が早い
バッファサイズを512と32で設定した際のStudio One上で表示されたレイテンシは以下のようになりました
※サンプルレートは48kHzで設定
バッファサイズ512で合計レイテンシが約22msなのはかなり低く抑えられているのではないかと思います
バッファサイズ32の時は合計レイテンシが約2~2.5msというのもかなり低いと思っています
やはりUSB等による外部接続よりPC内部に組み込むためやりとりが格段に早くできているのではないでしょうか
【音の特性】
さて、ようやく本題となります
まずは実際に聴いて感じた音の特性から主観ですが記述していこうかなと思います
≪RMEの特性≫
音の解像度が高い
気持ち高音域の音が盛られている
音が固く各楽器等が分離して聴き取りやすい
≪Lynxの特性≫
音の解像度が高い
気持ち低音域から中音域の音が盛られている
音が柔らかく各楽器等が混ざって聴こえやすい
上記のようにかなり真逆の特性をしております
RMEはかなり音が固いためビシッとした音になりやすく音が分離して楽器の音がそれぞれ聴きやすいため音楽作成向けだと思います
Lynxは音が柔らかく空間の表現が豊かな感じでクラシックなどを聴くのにとても向いていると思います
じゃあ音が柔らかいLynxは音楽作成向きではないのか?
私はそんなことはないと思いました
RMEより若干空間表現が豊かに感じるため2MIX、マスタリングによる定位等の左右や奥行の表現がしやすくRMEよりもLynxの方が向いているのではないかと感じました
音の解像度はRMEもLynxもほぼ同レベルという印象であり柔らかい音での作業ができないわけではないため、「普通に使いやすいじゃん」といった感覚です
問題があるとすればRMEに慣れているとこの柔らかさに慣れるまで違和感がすごいというくらいでしょうかね
※逆もしかりです
【音の比較】
音の比較ですが、それぞれのStudioOne内部で音を録音したWavを用意いたしました
※OriginalはCubaseで書き出し
※カノンっぽいものの耳コピは相方のÅ氏に依頼
■Original
■RME
■Lynx
【まとめ】
いかがでしたか?
読み返しても何を伝えたいかよくわからないですね
とりあえず大事なこと
PCIeカードタイプのオーディオインターフェース2枚挿しても問題なく動きました(PCIeも流行れ)
RMEだけじゃなくてLynxもいいですねということです(Lynxも流行れ)
PCIeカードのオーディオのメリット、デメリット
メリット
比較的安価
レイテンシが低い
場所を取らない
デメリット
直接PCIeスロットに接続するためPCの知識が必要
持ち運びができない
流通が少ない
音がPC電源に依存する
ノブが無いので音量調整ができない
こうやって見るとPCIeの利点少ないというか殆ど無いですね!
後はシリアル通信ではなくパラレル通信なので音がいいとかなんとか…(正確かは不明)
まあロマンなのでプライスレスです(やけくそ)
私としてはこのお値段でこの音が聴けるなら満足なので持ち運ぶことが無ければおすすめです
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