【EDH】増強されし誘発をとくと見よ:新弾感想【テイサ・カルロフ】
おはようございます。
「ファイレクシア:完全なる統一」が2/3(金)に発売されますので、今回もEDHテイサ・カルロフ視点で新カードの注目カードを語りたいと思います。
《テイサ・カルロフ/Teysa Karlov》をよく知らないという方は「死亡誘発が追加でもう1回誘発するようになる白黒カラーの統率者」ということのみ押さえておいていただければ問題ありません。
※★1~★5で注目度を付けていますが、完全なる私見ですので悪しからず。
★1が「使えなくもないが他に優先すべきカードがある」
★3が「採用圏内。または有用な汎用カード」
★5が「採用必須級。デッキやコンボの中核となるカード」
くらいのイメージです。
★☆☆☆☆:這い回る合唱者
《宿命の旅人/Doomed Traveler》や《追われる証人/Hunted Witness》の互換カード。基本的には飛行持ちのトークンを生成する宿命の旅人の優先度が高いですが、アーティファクト・クリーチャー・トークンを生成したい場合には採用の余地ありといったところです。
★★★☆☆:栄光のドミヌス、モンドラク
《選定された行進/Anointed Procession》を内蔵した白のドミヌス。強力な能力に加えて破壊不能を持たせることができるため、レベル5~6くらいの構築なら非常に重宝する1枚だと思います。(4以下だと強すぎるかも?)
ところで、テイサ・カルロフデッキでトークン増やすカードを使うとき、最終的に増えたトークンで殴って勝つんですかね?それともサクってダメージ飛ばすんですかね?
★★★☆☆:ノーンの水源
自分のクリーチャーが死亡するたびに占術ができ、ドローソースにもなるアーティファクト。マナがかかりタップ起動でもあるため、基本的には《不気味な腸卜師/Grim Haruspex》のような都度ドローできるカードのほうが優先されるでしょう。
ただ、置きドローソースはあるだけ良いので1枚は持っておきたいところです。
★☆☆☆☆:離反ダニ、スクレルヴ
《ルーンの母/Mother of Runes》で良さそうな伝説のダニ。伝説であることかアーティファクト・クリーチャーであることを活かせる場合は使えなくもないかと思います。
★★★☆☆:スクレルヴの巣
白い《苦花/Bitterblossom》。生成するトークンではブロックできないのは大幅な弱体化ですが、それでも継続的にクリーチャーを供給できるのは優秀です。
テイサ・カルロフの能力でクリーチャー・トークンは警戒と絆魂を持つため、堕落達成時の能力はほとんど不要です。
★☆☆☆☆:ドロスの魔神
対戦相手がコントロールしているクリーチャーが死亡するたびに2点ライフルーズさせられますが、《虐殺のワーム/Massacre Wurm》で良いです。
デメリットも怖いですし。
★☆☆☆☆:腐り腹のネズミ
死亡誘発で増殖を行えるネズミですが、正直なところ増殖がテイサ・カルロフと相性が良いのかどうか分かりません。
現時点ではあまり上手に使えるカードがないと思っています。もしあれば教えていただきたいです。
★★★☆☆:修羅のドミヌス、ドリヴノッド
テイサ・カルロフと同じ能力を持った黒のドミヌス。破壊不能を持つ条件にクリーチャー生け贄が含まれていないのは、サクリ台として使えないようにうまく調整されていますね。
死亡誘発を増やす能力を持っているものの、採用するかしないかで言えばしない寄りですね。重たいのも理由の1つですが、そもそもテイサ・カルロフ1人分(死亡誘発1回追加)で十分勝てるようにデッキを組むのが普通なので、追加で2回も3回も誘発させる意味はあまりないと思っています。
それよりも、このカードを統率者にしたデッキを組みたいです。テイサ・カルロフと違って、殴り統率者として十分なパワーと除去耐性を持っていますから、黒単にはなってしまいますが是非試してみたいですね。
★☆☆☆☆:契約の族長、ゲス
起動でリアニメイトができる伝説のゾンビです。ゲスさんこんなにカニっぽかったかなと思ったのですが、前から割とカニでした。
置きリアニメイトカードとしては、後記するアーティファクトのほうが使い勝手良さそうです。
★★★☆☆:ファイレクシアの闘技場
再録された古き良きドローソースですね。個人的には《闇市の人脈/Black Market Connections》のほうが優先度は高いです。しかしドローソースはあるだけ良いのでまだ持っていない方は確保しておきましょう。
★★★☆☆:シェオルドレッドの勅令
なんかすごく強い布告除去です。これが令和のカードパワーか!と思う1枚ですね。
個人的には白系の確定除去を多く採用しがちなのですが、たまに触れないクリーチャーとか出てきて困ることがあるので布告除去が入っていると安心できると思います。各対戦相手が丸腰で統率者を並べた瞬間にプレイできたら最高ですね。
★☆☆☆☆:証を携える者
死亡誘発で《研究室荒らし/Ransack the Lab》ができるクリーチャーです。高レベル帯では悠長ですが、死亡させやすいP/Tも相まって悪くないカードだと思います。
★★★★☆:再誕槽
自分のクリーチャーやアーティファクトが死亡するたびに油カウンターが貯まり、油カウンター4個と3マナとタップでクリーチャーをリアニメイトできるアーティファクトですが、これは非常に面白いですね。
テイサ・カルロフが出ていれば自分のクリーチャーが2体死亡するたびに1回リアニメイトできるということで、効率もそこそこ良く本体も軽いため便利なカードとして燻し銀の活躍をしてくれそうです。
また、私の大好きな《ドロスの蠍/Dross Scorpion》と組み合わせれば無限コンボのパーツにもなりそうです。この辺りはまだまだ研究が必要ですね。
★☆☆☆☆:処刑者の族長、ヴラーン
伝説の吸血鬼でドレイン台。ですが毎ターン1回しか誘発しないので論外です。見た目はかっこいいのに……。
★★★☆☆:冷たき集いのキンズー
こちらも伝説の吸血鬼で、自分のクリーチャーが死亡するとそのクリーチャーの1/1コピー・トークンを生成します。
この人に関してはルールがちょっと分からないのですが、「「それを追放する。」を選んでもよい。」→「そうしたなら、・・・」というテキストなので、2回目の解決時に死亡したクリーチャーを追放できなくてもトークン生成できそうだなあと思っています。
(追放してもよい。→そうしたなら、・・・の場合は一度きりのイメージ)
★★☆☆☆:ミラディン人の隠れ家
すべての墓地にある土地の起動型能力を持つという、怪しさMAXのアーティファクトです。相手の墓地に《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle》が落ちていてこちらの戦場にクリーチャーが並んでいるシチュエーションが理想的ですが、普通に追加のフェッチランドとして使っても3マナのマナファクトとしては及第点だと思われます。
★★★☆☆:マイアの改宗者
新型マナマイアで《極楽の羽ばたき飛行機械/Ornithopter of Paradise》と同じく好きなマナが出ます。ライフの支払いは結構痛いですが、色の出るマナクリは貴重ですからこちらも必ず手に入れておきたいところです。
★★☆☆☆:魂なき看守
《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》のような能力を内蔵したメタクリーチャーですが、割とキツめに自分の首も絞めるため、自分がコンボに入る前に処理する前提でないと使いどころが難しいですね。
★★☆☆☆:頂点の記録者
こちらもメタクリーチャーで、プレイヤーが多色呪文を唱えるとそれ以外のプレイヤーにドローを許してしまいます。
自分以外のプレイヤーにもドローさせてしまう都合、1枚1枚のカードパワーがそこまで高くないテイサ・カルロフデッキにとっては相対的に勝ちが遠ざかっているようにも感じます。
レベル3~4あたりでワイワイするときは結構嬉しいカードだと思います。
★★☆☆☆:ミレックス
トークン生成能力を持つ無色土地で、おまけとして戦場に出たターンは色マナが出ます。似た能力を持つカードとして《アーデンベイル城/Castle Ardenvale》がありましたが、無色3マナとタップで起動できるということで若干使い易くなっているでしょうか。
ドローが進まない時など、やることがない瞬間って結構あるので余ったマナの注ぎ口として有用ではないでしょうか。
★★★☆☆:マイコシンスの庭
自分がコントロールするアーティファクトのコピーになれる土地ということで、"マイコシンス"の名前を関していることも相まって何か悪いコンボに利用されそうな予感がします。
テイサ・カルロフ的には素直にマナファクトをコピーするか、《頭蓋骨絞め/Skullclamp》などに除去が撃たれたときに対応してコピーすることで、疑似的な除去耐性として使うか、といったところでしょうか。
おわりに
今回、ピンとくるカードが少なかったため、結構適当なことを書いてしまっています。的外れというほどではないと自負していますが、おかしな点は指摘していただけると助かります。
また、《修羅のドミヌス、ドリヴノッド/Drivnod, Carnage Dominus》は殴りとコンボのハイブリッドなデッキを組みたいと考えていますので、近々相性の良さそうなカードをまとめた記事を書きたいですね。テイサ・カルロフよりも面白かったらどうしよう……と若干不安(?)もありますが、これを機にテイサ・カルロフに興味を持ってくれる方が増えると嬉しい限りです。
それでは、お疲れ様でした。