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さよなら119日目
母がブラックチェリーを買ってきたので一つ、つまみ食いをした。
ラトビアで買った量り売りのブラックチェリーがとても美味しかったことを思い出した。多分この先も、ブラックチェリーを食べると思い出すのはラトビアのマーケットの風景だ、と私が言ったら
母が「どこでも好きな国に住めるとしたらどこに住みたい?」と私に聞いたところから、二人で行った旅の話で盛り上がった。きっと母は、デンマークから帰ってからというもの、実は心此処にあらずである私を、わかっているのかもしれない。
デンマーク、ベルリン、ラトビア、エストニア、フィンランド…
どこもじっくりゆっくりとはいかなかったけれど、とても思い出深い旅になった。
旅の序盤で足首の靭帯を切ったまま30キロ以上の荷物を運んで6カ国跨いだことも今ではいい思い出。今も季節で少し痛む時がある。
母は、エストニアがいい、と言った。滞在時間の短かったエストニアの印象が良いのが意外だった。確かにとても長閑で、洒落たいい街だった。私は、エストニアではいったレストランのお姉さんの愛想の良さと、勧めてくれたアルコール1%のジュースみたいなお酒が忘れられない。
母との二人旅の他に、今までに行ったアジアを含む様々な国のことを思い返した。どこも土地や人との思い出がたくさんあってよかったけれど、住むならやはり教育先進国に住みたいと思った。国の中心が教育や、人の暮らしであるような国がいい。
思いやりや、本当の意味での共生や多様性、未来を世界や自然と生きていくという事についてきちんと教えてくれるところ、きちんと教わった人、考えたい人、教わりたい人、がたくさんいる土地がいい。暮らしや、生きることが素直に楽しいと思えるような。そういう人達がいる国ならもうどこだっていいと思うほどに、今日本に溢れてる情報に憤りを感じている。
この国は人を助けない国になってきてるんだなあ、と日々感じている。それがじんわりと日々悲しい。
だから、自分はどうするか、と日々自分に問いかける。豊さとか、幸せとか、言葉にすると、つい奥行きを見失ってよくわからなくなるけれど本当はシンプルな欲求を、心の奥底にしっかりと、無視しないように生きていきたい。
生きづらさだったり、同じ思いを抱えた人と、一緒に解決に向けて助けあったり、糸口を作れる人になりたい。
そんなことを、旅の思い出を語りながら思った夜。
母とたくさん話す夜はなんだか脳味噌がブーストします。反比例で、母は、眠そうだった。ごめんね、ありがとう。
さて、今日のさよならです。
なんのこっちゃという方は下の記事へ。時間のない方にとても雑に説明すると、30歳の誕生日までの135日間(始めた日から)で1日1つのモノとの決別をし、供養がわりにそのモノにまつわる話をここに記していきます。
今日は、
DVDプレイヤー
なんで買ったのかきっかけが思い出せない。だって、パソコンにディスク取り込めるやつ使ってたから。
なんでだろう。
でもとにかくここ数年は特にだけど、大学4年くらいの頃かな、とても映画三昧していてディスクがあれば見れるなら、と買ったんだと思うけど、DVDで観なくなってきたことと、まだパソコンが生きてること。このちいさな画面で見なくても、DVD観れる機械あるので、手放そうと思う。
欲しい人いたらあげよう。(いなそう)
まだDVDで観なきゃいけないもの色々あるから(アラン・ドロンの若者の全てとか。)ちゃんと順調に見る宣言をしつつ、これはさようなら。
ステッカーが外せれば、綺麗なので、セカンドハンドショップが引き取ってくれたらいいなあ。
というわけでまた明日!
おやすみなさい。
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