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さよなら128日目


川沿いの、地元の人の舟おきばみたいなところには、いつもおじさんと、鳥が憩っている。

カモとかカラスとか、雀とか鳩とか、時々、サギ とか鵜とか。

いろんな種類の生き物が水辺でぼーっとしたりお喋りしたり魚探してて、これがチルってやつか、と川沿いを歩いてく。

駅に近づくにつれて、人が増える。この街の良さは、路地を一本二本入った、生活が垣間見えるようなところにあるんだと、じんわりと感じる。

電車に乗って、母が最近一番好きなケーキ屋まで行くと、ケーキ屋のおばさまが出迎えてくれた。誕生日ケーキの予約をしてました、というと、ケーキを取り出してくれた。

持参した大量の保冷剤に気づいたおばさまが、ケーキの箱に丁寧に貼り付けてくれた。そのおかげで無事、家まで綺麗な状態で運ぶことができた。

小さめに、花屋で作ってもらったブーケとケーキと一緒に、また電車に乗り込む。大切なものを持ってる時の手の位置や、体の使い方が違うこと、なんだか不思議。人の大事な時間を彩る仕事って、とても素敵だなあ、と今日を手伝ってくれた方の仕事に想いを馳せる。

それから、母と合流した服屋で、似合いそうな服があったので、プレゼントをした。母は、何かをもらったりしてもらうと「申し訳ないね」といつも言う。私はそれが、いつも気になる。

そしてご飯、ケーキを食べて今にいたる。

普段、ほとんど弱音を吐かない母が、私や兄を育てた時、不安だったことや今でも責任を感じてることを泣きそうになりながら話すのが、なんだか一周まわっておかしくなって(きっとニュアンスが伝わらないと思うけど)、私が笑い続けていたら、二人して涙が出るくらい笑っていた。

ああ、とても美味しいケーキだった。

お誕生日おめでとう。


さて今日のさよならへ。

なんのこっちゃという方は下の記事へ。時間のない方にとても雑に説明すると、30歳の誕生日までの135日間(始めた日から)で1日1つのモノとの決別をし、供養がわりにそのモノにまつわる話をここに記していきます。


今日は、

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爪。これ一通り使って、サイズ不足になってしまった。

ギターの爪強化用に買ったのだけど、私爪、丸くて大きくて。

貼って終わりなんて、すごく便利と思ったのだけど、爪の大きさにちょっと相性が悪かった。

ズボラなので、マニキュアはボロボロになっちゃうし。

手を綺麗に見せるのって難しい。男前すぎ。よく言うとかっこいい手すぎ。

もうこざかしい細工はやめて、単純に清潔に保ちつつ、また爪薄くなってしまったら考えようと思う。

今だいぶ復活。削りすぎ注意ね。


ではまた明日!


おやすみ




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波子
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