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「新春!にじさんじ麻雀杯2021」予選part1

はい。こちらも観てしまいました。今回は観るだけで記事を書くつもりは無かったのですが・・・こんなの観せられたら書くしかないだろ!!!!!

ということで、まずは今回の大会の概要ですが、今大会は64名を事前の抽選で16グループに分けて、1日目に東風戦で対戦し、各卓1位が準決勝に進出となりいます。2日目準決勝では半荘1回勝負で行われ、各卓1位トップが決勝に進出となった後、半荘2戦による決勝戦のトータルスコアで優勝者を決めるというものです。

そしてグループ分けの結果がこんな感じ。

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まあこれだけ観ても正直、なんもわからないですよね。

にじさんじはそこまで麻雀ガチ勢って感じでもないので、勝ち上がるとすれば、ルイス、舞元、社築あたりは順当で、あとはわからないし、東風戦1局勝負なので、瞬間最大風速が来れば誰が勝ってもおかしくないじゃんけんゲームです。


ということで感想を書きたいと思いますが、まず一番に来るのはルイスさんの解説が素晴らしかった!!ということ。これに尽きる!!

話のトーン、解説の仕方(全体図の説明、手作り進行の説明、疑問が出たときの回答、とにかく褒める)はどことなくコバミサを思わせるものでした。

恐らく前回大会やMリーグ等を観て勉強したんじゃないのかな?そうだとしたらそれはもう立派なプロですよ。とても的確で聞いていて気持ちが良かったです。


さて、そうして始まった第一回戦。まず個人的に気になったのがこの場面。

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対面のえるさんが9pをポン。この後出た5mもポンしていることから、意図的に仕掛けたってことなんですよね。

率直に、このポンできますか・・・?

僕は出来ないです。多分、何回同じ局面を打ってもできないでしょう。だからこそ何となく、印象に残った仕掛けでした。そもそもこの手を対々和で仕掛けるっていう発想すら正直持っていなかったので、なるほどなーと思わされました。段位戦とかを打っていると守備寄りの思考になってしまうので、打てるようになればなるほど、対々和ってそんな意識することなくなるんですよね…。

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そして次がこの場面。下家から出た東をスルーしました。この時、社さんが『鳴いたら跳満ですもんね?』といったのに対して舞元さんが、対々和の話をしていましたが、ここで社さんが言いたかったのはこの時点では「中、ドラ3、赤1」の満貫ですが、鳴くと「中、ドラ3、赤1、」で6翻の跳満になるってことを言いたかったんだと思います!

因みに鳴くと「中、ドラ3、赤1、東、対々和」で8翻となり倍満でしたね。

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そして第二試合。リゼさんに鬼のような手が入ります。”裏切りチャンタマン”と呼ばれたこの手です。確かにこの手はラッキーの手だったかもしれませんが、見てほしいのは7p切りのところなんですよね。

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こちらがその7p切りですが、この手は一見、チャンタのシャンテンなので、『なんで7p?』って思った方もいるかもしれませんが、よく見てもらうとわかるようにチートイのシャンテンでもあるわけです。きちんと見逃さずに両方を意識できているのは大変素晴らしい!結果、さくっと上がれた手ですが、こういう丁寧なところは評価するべきだと思います!

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次のC卓ではルイスさんがこの6mを少考してましたね。ここで何を考えていたのか?という部分ですが、恐らく、もう2段目の後半に差し掛かって来ていて、鳴いてでも手を作ろうと思っていたものの、喰いタンにしようにも4sが3枚見えでどうも具合が悪い。

加えて、45mチーで335666mの形を残し、23sを払って進行だとしてもなんか守備面で不安があり、しっくりこなくて結果スルーって感じでしょうか。

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そうこうしているうちにバケモノ手を温めていたひなさんから強烈な立直。これに2pを振り込んだフミさんが24000の激痛を喰らう・・・。

でも初めのうちは仕方ないですよね。降りがわからないので手を進めるとして、9mか2pの選択だとしても、9mは8mとくっついてるから、2pの方が孤立してるし2pを切るっていうのは判断としては正しいですね。

この辺は役を知っていけばすぐに解決できる部分なので大丈夫大丈夫!

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そして個人的に意外だったここの局面です。大差を付けられての親番、少しでも打点が欲しい所に1mをツモって来て、ここからルイスさんは8mを切るわけですが、こういうのが麻雀の面白い所だと個人的には思っています。

この手、自分であればとりあえず78p落して、混一or清一の一直線に進めてしまいそうです・・・。(フミさんからは倒せないので、仕掛け寄りの手にしてしまいがち。。。)

でもルイスさんはそれをせず、結果69pで曲げるわけですが、どちらが正解という訳では無いんですよね。この手、萬子の形が大分いいので、一通までみえていますから、高打点になる期待値は十分ありますし、聴牌速度はルイスさんの選択の方が圧倒的に早いです。

こういう小さな分岐点が意外と結果を左右するので、麻雀って分からないなーって思うんですよね。

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ルイスさんが怒涛の追い上げを見せる中、ここで勝負の分かれ目がまた来ましたね。

絶好の8p縦ツモでリーチをかけたルイスさん。ルイスさんが親でなければ堪えどころかもしれませんが、流石にこれはひなさんも穏やかではない。

そしてこの分岐点。なんとか追いついたひなさんですが、余剰牌がまさかのあたり牌ということで、結果7m放縦をしてしまうわけです。なんという神の悪戯…。

ただこの局面、ひなさんの第一優先はルイスさんの親を蹴ることなので、同じ放銃をしてしまうとしても、葉山さんの8mをチーか、出あがり率で5pはルイスさんの安牌なので、ダマの選択の方が良かったかもしれません。

些細なことかもしれませんが、この小さな積み重ねが意外と大きく結果を分けるのが麻雀なんですよね。ただ、「光ったら押す」それもまた麻雀なんですよね…。


・・・とまあ、勝負はひなvsルイスだと誰もが思っていた中、ここで黒船の襲来です!

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フミさん渾身のリーーーーーーチ!!!(もう1sをたたきつける音が聞こえてきそうだね!)

見る人によってはダントツのラス目で条件もほぼないから、ひなvsルイスを見せろ!!って思う方もいるかもしれませんが、自分はそうは思いません。

だって親番があるんだから!!!!!!!勝負はまだわからねえ!!!!!

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結果は葉山さんから3pが出て12000の横移動で着順が入れ変わりました。いいぞー!!

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ただ、この中の切り出しが少し勿体なかったです・・・。中はそれを鳴くだけで役が付くお得な牌なので、こいつは絶対に持っておいた方がよかったですね。

打点を高めるために役牌を切るという選択肢は無くはない選択肢ですが、あくまでも感覚になってしまうものの、この手、12mの形だけめちゃくちゃネックなんですよ。こいつが23mの形だったら中落しも全然ありなんですが、今はとにかく上がり続けたい!だから役牌の重要度は割と高いです。

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そしてついに来たオーラスです。早速、つい唸ってしまう仕掛けがルイスさんから出ます。

このひなさんから出た3mをルイスさんが122の形から音速でチー。


・・・一体いつの間にこんな判断出来るようになったんですか?


このチー僕も音速でしちゃいます。理由は結構単純で、「白が対子で上れば勝ち、ひなさんに上がられれば負け」だからです。

これが段位戦なら、鳴くかどうかは微妙です。僕なら鳴かないかもしれません。ではその違いが何か?というと、これがトップ条件の麻雀(それ以外に価値がない)だということです。

つまりこの場面では当然、2位のひなさんも逆転手を作ってくるはずなので、何が何でも手が完成する前に上がりたい。ただそれだけです。

言ってしまえば簡単な理屈ですが、何が凄いって、これをノータイムで鳴いたということはこの状況判断がしっかりと出来ているということなんです。

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そしてその結果がこの4㎝!

いや、マジで素晴らしい!!!!!!!!!!!!!!!!!

一見、手牌バラバラじゃん・・・。って思うかもしれませんが、裸でもなんでもいいから上れば勝ちですし、どの道、最後はじゃんけんです。この4㎝が出来るかできないかで相当結果が変わってきます。この短期間でここまで化けるとは本当に恐ろしい・・・。

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結果は葉山さんから出た東を上がってルイスさんの勝ち。天晴!!!

(どうでもいい話ですが、昔、天鳳に本物女子高生って打ち手が居て、凄まじい鋭角鳴きをしてたんだけど、それをなんか思い出しました・・・。)


お次はD卓なわけですが、まず皆さんにはこちらをご覧いただきたい。

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では本題に行きます。

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早速、舞元さんがやってくれました。この手からの2s切りです。

上がりを見るなら東か発を切るところです。いやー少しのエンターテイメントであるスーアンチャンスも見逃さない舞元さん流石!!!

と言いたいところですが、この2s切り、実はそんなに悪くないんじゃないかと思ってます。

「自分の手牌はなかなか重たいので真っすぐ手作りしても速度で負けそうなので、東か発を重ねた方がまだ希望がある」という点と、「上家の轟さんの手牌が染手っぽいからあまり役牌を鳴かせたくない」という点です。

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そうこうしているうちに轟さんから強烈な立直が飛んできます。結果はタンヤオ仕掛けの甲斐田さんの2pを轟さんが掴んで放銃でしたが、東発からなかなか接戦ですね。

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その次局、甲斐田さんが満貫の立直をしたところ、西を掴んだ愛園さんが一発放銃し、18000の出あがり。大体勝負は決まったかと思ってました。

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勝負は決まった・・・そう誰しもが思っていたところ、事件が起きます。

なんと轟さんの満貫手にトップの甲斐田さんが放銃。これでまた勝負がわからなくなってしまいました!!東風1戦ってこんなにドラマ起きます・・・???

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はい。ありましたねドラマが。

道中色々ありましたが、甲斐田さんが3色おじさんに取りつかれて、他に誰もたどり着けないであろう3色の聴牌を入れました。これには3色おじさんもにっこりですが、一つ大切なことを伝えなければなりません・・・。


3色は偶然役だから!!!!!!!!!!!!!


とまあ、色々あったD卓ですが、オーラスは流局で順位変わらず終了。甲斐田さんの勝ち!!

やっぱり東風戦で18000とか上がったら大体勝負は決まります。(この展開が普通のはずなんですけどね・・・。)



・・・でもこの卓はなんとこれで終わりではないんですよ。皆さんお忘れではないでしょうか・・・?


仕事が早いYostarさん流石ですね。こういうお遊びができる運営は良いですね。(でもちゃんどこかでと返してあげてーーー!!)



ここまでがA卓~D卓でまだ4分の1です。このボリュームでまだ4分の1・・・。凄まじいですね・・・。

本当は予選と決勝で2記事書くつもりだったのですが、分量が多すぎて力尽きました・・・。残りの試合も凄く良かったので気が乗ったらノソノソ書こうと思います!

(心が折れたら書かないかも・・・。ごめん・・・。)

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