少年ガンガン30周年

 少年ガンガンが30周年を迎えるというTwitterの投稿を見て、自分が読んでいた当時の作品をwikiで振り返っていた時、とても懐かしいタイトルが目に入った。


皆さんは「妖幻の血」という作品を読んだことありますか?


 自分がガンガンを定期購読していたのは、中学生くらいの頃で、「スパイラル ~推理の絆~」「鋼の錬金術師」「私の救世主さま」「マテリアル・パズル」「東京アンダーグラウンド」なんて名作がこれでもかって位連載されていた時期。

 今になって振り返ってみれば『なにこれ凄い…。』って思うんだけど、当時は全然そんなことはわからないし、作者の名前を見たって良く知らない、純粋にどの作品も面白く、楽しんで読んでいました。


そんな中、突如現れた異色の作品がこの「妖幻の血」という作品。


 この作品だけ絵の雰囲気が明らかに違うんですよ。違い過ぎて、ページをめくった時の『ん?』って一瞬手が止まったのを今でも覚えています。

 ただ、当時クソガキである自分は一度スルーをしようとしたのですが、少ないお小遣いで買っていたものだったので、全部読もうの精神からとりあえず読んでみるかーとなったのがこの作品との出会いでしたね。


 実際読んでみるとすぐにハマったのも覚えています。何よりもまず絵が奇麗なんですよ。しかもただ奇麗なだけでなく、味がある和風の絵なんです。

 話としては、 主人公の柳之介というヘタレ眼鏡がのばらというドS吸血人形と様々な騒動に巻き込まれていくというお話なんですが、おどろおどろしい作品の雰囲気が絵とマッチしていて良いのに、随所にギャグが散りばめられてて、ただ暗いだけじゃないってところも魅力です。


 かなり好きな作品だったので、連載が止まった時はショックを受けたなーなんて思いながら、何気なく作品名でググってみたら、下のnote記事を見つけて驚きました。

まさか、この時代にこの作品に触れている方がいらっしゃるとは…。

 記事を拝見しただけで、懐かしさで一杯になってしまいましたが、未だに続きが読みたいって思っている人が居るんだと思うとなんか嬉しかったです。

 ・・・でも今回何が一番驚いたって、「流されて藍蘭島」が未だに連載されていることです。



 兎にも角にも、間違いなく、自分のオタク趣向に影響を与えたガンガン、30周年おめでとうございます!

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