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「アイスクリームフィーバー」をみて

 月に少なくとも1度は映画館で映画を見ている。見たい映画があるから、映画館に行く。それがスタンダードだと思うけど、私は、もしかしたら映画館に行く、そして映画をみる、までの一連体験を欲しているのかもしれない。

 そう気づいたのは、先日みた「アイスクリームフィーバー」という映画を監督されている千原監督のnoteを拝読したからだ。監督の仰った「体験の延長にある映画」という言葉。

 映画を見に行くとき、時間優先で、家の近くで上映している映画館を選ぶというよりは、映画を理由に行きたい街だったり、場所に足を運ぶことが多い。映画を見る前に、どこのカフェに寄ろう、何を食べようかな…
ついでにここで買い物しようかな、と考えをめぐらす時間がなんとも心が弾む瞬間である。

 日比谷のTOHOシネマズで「アイスクリームフィーバー」を見終わった後、有楽町のカフェで、映画のレビューや、インタビュー記事を読みながら、”アイス”トッピングのパンケーキをほおばる。そんなパッケージされたような至福の時間。
 
 この時間を求めて、私はいつも映画館に足を運ぶ。
 
 時に仕事終わりに駆け込みで見る映画もあるかもしれない。近場でさくっとみる映画もあるかもしれない。だけど、私は「映画」中心に広がっていくこの体験が好きである。


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