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笑ってはいけないから笑う話

表情って自分では見えないのに人に様々な影響を与える結構な媒体だと思うんです。役者さんなんかはセリフなくとも表情で演技とか、スキルの1つだったりするぐらい表現としては使えるものですよね。
私は自分の表情を棚に上げて人の表情を見るのが割と好きな方ですが…特に電車や待ち時間など1人の時間などの表情は思えばかなりジワっと笑いがこみ上げたりします。
先日電車で襟足の毛を細かくむしる?引っ張りとかす?癖のある女性が前に立っていて、そのとかし方がまあまあ勢いがありまして…首元をとかしているのにもかかわらず、頭皮全体がブルンと揺れる勢いでした。それだけでも私からすると目の前でじっと立つ女性が自らの毛を引っ張りブルンブルンと頭皮が動くほどの振動であれば景色としてただ事じゃないと思うのです。
ああ…もうこれはどんな表情をしてるかさりげなく見たい!という欲求が出てきて当たり前じゃないですか、私はふと地下鉄の暗がりの窓に映る彼女の表情を確認しました。口をへの字に曲げ目は虚、典型的な無表情でした。その無表情の顔と背面から見るアグレッシブな頭皮状況は完全に異世界。なぜ彼女はそこまで首毛を引っ張りとかすのか、なにを頭に浮かべてるか、この状況を公共の場でふとやってしまう事に違和感をもってないのか、私は引き続き振動が起こる彼女の頭を後ろから見ながら、疑問と笑いが頭の中を七転八倒して、たまらない状況に陥り続けたのはいうまでもない事です。彼女に自分の背面状況と無表情な顔を、ねえ、貴女こうなってるよ?いいの?ねぇ、いいの?と言いながら見せる機会があったら見てほしいなとという妄想にまで駆られた次第です。

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