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工場へ行こう🏭を話そうpartⅡ
先日、テレビ愛知「工場へ行こうpartⅡ」の再現ドラマに出演している俳優が、出演回をふり返るノートを書きました。
「いいね!」「こういうの待ってましたッ!」
各方面より、嬉しい反応をいただきました。
(なんと!工場へ行こう番組公式ツイッターアカウントからも応援リツイートが!
これで心置きなく書けますっ!)
読んでくれた皆さまありがとうございました。
また本日、動画配信サイトGYAO!にて、番組の無料配信もはじまりました!
ノートに書いた「2020年1月11日放送 河村電器産業編」です。
放送地域外にお住まいのみなさん、もう一度見直したい方、ノートと照らし合わせて観たい方、どうぞご覧ください↓
「スキが15超えたら、続編も!?」
一丁前にも煽らせていただいたところ、昨晩、おかげさまで達成できました。
嬉しいです。スキを押してくれた16名の方々、”スキ”です!
というわけで、本日は第二弾!!
「工場へ行こう🏭を話そうpartⅡ」と題しまして、前回の続きを書いていこうと思います。
(まだ前編をご覧になってない方、こちらからどうぞ!)
それでは、お付き合いのほど、よろしくお願いします!
1. 工場へ行こうとは
「工場へ行こうpartⅡ」
東海エリアの工場に潜入し、時に美しく、アイデアの詰まった製造現場の裏側を紹介する番組。毎月第1土曜午後2時50分からテレビ愛知で放送中!
ナレーション:平泉成さん、坂口陽香さん
※放送をご覧になった方じゃないとわかりづらい点があるかもしれません。
※取り上げるのは「再現ドラマ」のみです。
※あくまでも個人の見解です。
2. 再現ドラマ〜あらすじ〜
テレビ愛知「工場へ行こうpartⅡ」
2020.1.11(土)15:10〜
河村電器産業編
再現ドラマ
「世界初のコンセントの開発物語」
〈あらすじ〉
2001年新宿・歌舞伎町で起きた雑居ビル火災。原因はコンセントに差したプラグに”ホコリ”が溜まって出火する「トラッキング現象」だった。
河村電器産業・研究開発部の水野浩司(31歳)は胸を痛めた。火災を未然に防ぐことはできないのか…。ついに、新たなコンセントの開発を決意する。
しかし、当時会社はブレーカーが生産の中心。コンセント作りの経験や設備はない。さらに、先輩からは「無理だ!やめとけ」と止められる始末。
それでも制止を振り切り、”ホコリ集め”から始めた開発であったが…
〜発火の「前兆」をつかめ!若き技術者の挑戦〜
3. ホコリ集めスタート!
水野が集めはじめた”あるもの”とは・・・、
"自宅のホコリ”でした。
火災の原因となった「トラッキング現象」を研究するため、"自宅のホコリ"を集めるシーン。
台本を読んで、"会社の" や "車の" そこらへんにあるホコリではなく、 "自宅の" ホコリをちゃんと集めはじめた水野さんが凄い!と思いました。
撮影場所は、工場内にある”居住空間を模して作られたショールームのような空間”。
ホコリ一つ落ちていないキレイな部屋で、社員の方が”ホコリ”を用意して待ってくれていました。
ビニール袋に小分けされたホコリ。
袋の表面にはそれぞれ「洗面所」「トイレ」「キッチン」の文字が…。
そう、ホコリの出身地が書いてあったんです。
実際、場所ごとに分けて集めていた水野さんのホコリ集めを忠実に再現。
工場へ行こうの再現ドラマがリアルなのは、実際の工場で本物の設備を使って撮っているから、という理由だけでなく、今そこで働く人々の商品に対する熱い想いも大きな要素だと思っています。
まさか、ホコリを見比べる日がくるなんて・・・!
ホコリ素人の僕が見ても、色味や袋の上から触れる固さが、微妙に異なるように感じました。
まもなく撮影開始。
せっかく袋の中に入っているホコリを、床の上に程よく散らしていき・・・、
そのとき「これで拾って!」と、監督からピンセットを手渡されました。
「人はピンセットを使ってホコリを集めるとき、どんな格好をするんだろう?」
あまりにもホコリ集めの経験が乏しい自分。
監督とカメラマンが綿密な打ち合わせをしている間、その場でいくつかポーズを考えては試しました。
4. 四つん這い
その結果、辿り着いた一つの答え・・・、それは、
”肘をついた 四つん這い” でした。
これが、体制に無理がなく、かつ、安定してホコリを採取でき、かつ、カメラの画角におさまる格好だったのです。さらに、
「きっと汚れちゃうと思うんで、水野さん、スーツの袖はめくってましたよね…?」
監督に相談し、肘の高さまでめくりました。
ここで、勘の良い方なら思うかもしれません。
「そもそも家でスーツ姿っておかしくな〜い?」と。
実はこれ、台本をもらった段階で、自分も引っかかった部分です。
しかし、事前に監督に相談すると、すぐに晴れました。
”帰宅後、着替えることを忘れるほど夢中でホコリをかき集めた、そんな衝動に突き動かされていた水野さんを撮りたい!”
他には目もくれず、圧倒的にホコリに集中することで体現できるのでは!?と考え、臨みました。
さらに!
勘の良過ぎる方なら、お気づきかもしれません。
5. 持ち手が反対!
よく見ると、右手にビニール袋、左手にピンセットを持っていたんです。
つまり、左利きのスタイル。でも、僕は右利きです。
(僕の利き手に興味のない方は大いにスルーしてください!)
これは、"ピンセットでホコリつまみ、ビニール袋に入れるところ"をカメラで押さえ易くするために、あえて右左を持ち替えた演技でした。
入れ替えたことにより、動作がぎこちなくなっては元も子もない!
左手の使い方には十分気をつけました。
6. まるで、猫目線!?
また、冷蔵庫裏からのカットは、やっぱりおもしろかったです。
あれは確か、カメラマンの提案だったと思います。
「監督、この画、おもしろいですよ」
「お、いいね。いきましょう!」
この臨機応変さも、工場ドラマ撮影班の凄いところだと思います。
積極的に意見を取り入れて、より見応えのあるシーンにしていく努力をおしみません。
私ごとながら、そんなやり取りを前にすると、グッとやる気もUP。
重複しますが、セリフはなくても、ホコリに圧倒的に集中しました。
7. 余談〜ホコリについて〜
以下、しばらく余談です。
まじまじとホコリを見たのはこれがはじめて。
ピンセットを使ってつまみあげたのもそう。
だから、ついつい、撮影に関係のないことも考えてしまいました。
積もっているときは雪のように細かいけど、集まると棉のようだな。
これが空気中に舞っているんだな。
口から吸い込んでいるんだな、クジラがイワシを食べるように。
目や鼻からも体内に入り込んでいるんだな、つまり、鼻くそはホコリだ。
実験に必要となると、ホコリは汚いという意識は薄れるんだな。
ホコリが集まると嬉しいと感じることもあるんだな。
まさかこんなに注目される日が来るとは思ってもみなかっただろうな、ホコリ。
家の中で最もホコリの積もりやすい場所はどこかな。
世界で最もホコリの積もっているのはどこだろうな。
ホコリっぽい匂いがする!と嗅ぎ分ける人がたまにいるけど、きっと、家がホコリっぽいんじゃないか。
・・・そもそも、ホコリってなに!?
そんなことを撮影の合間に考えてました。
ホコリを採取できた(シーンを撮り終えた)ら、いよいよ実験スタート!
8. トラッキング現象の再現
実験室に移動し、トラッキング現象が起こる状況を作っていく水野ですが…。
今日はここでおしまいです。
なかなか前へ進まない「工場へ行こう🏭を話そう!」
今日はホコリを集める話で終わってしまいました(笑)
最後まで読んでくださってありがとうございます。また明日!
〈スキが 20 を超えたら、続編も!?〉
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