ソウル女子旅|昌徳宮・念願の後苑ツアーへ【初の韓国訪問記 その10】
今日は、春休みに行ったソウル旅行記の続きを。
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「その10」は、2日目の午後の話だ。
日本にいる時から超気になっていた
「秘苑」「シークレットガーデン」
とも言われる昌徳宮(チャンドックン)の後苑(フウォン)を、写真と共に紹介する。
後苑の日本語ガイドツアー、開始!
昌徳宮は世界遺産にもなっている。
選ばれた理由の1つが
「周辺の自然環境との調和が優れている」
というものらしく……
敷地の6割を占める後苑は自然の地形をそのまま生かした造りで、いくつもの池を設け、美しい東屋を建てたそう。
10年ほど前から庭園好き人間になっている私は、とても興味を惹かれた。
とはいえ秘苑は自由に観覧できる訳ではなく、ガイドツアーへの参加が必須となっている。
しかも定員制なので、チケットを取れるかどうかドキドキだった。(ネットだと韓国語サイトしかなく、予約を断念)
朝から券を買いに来て午後からようやく参加できる……!
*
朝の建物ツアーで説明された錦川橋を越え、足早に後苑エリアへ向かう。
ツアーに参加するためには、開始時刻に後苑入口から中へ入っておく必要がある。
日本語が堪能なガイドさんが簡単に自己紹介し、みんなで奥へと進んでいく。
芙蓉池・芙蓉亭
ツアーで最初に出会うのは、有名な芙蓉池(プヨンジ)と芙蓉亭(プヨンジョン)。
余談だがここでデジカメ(GR3)の充電が切れてしまったので、この後の写真は全部スマホの画像。
「地」を表す四角い池の中に、「天」を表す丸い島が作られている。
近くには、実際の建物そっくりのミニチュアが。
点字と一緒になっているので、視覚障害のある方が楽しめるような工夫の1つなのかも?
不老門をくぐってみる
お次のスポットは不老門(プルロムン)。
「くぐると永遠に歳を取らない」
とされる、なんとも縁起の良い門である。
不老不死をつい望みがちな私も、嬉々として下を通ってみた。
王様の長寿を願い、継ぎ目が無いように1つの石をくり抜いて作られたそう。
今は「門」のあたりにヒビが入ってしまっているけれど……
尊德亭一帯の美しさに見惚れて
そして、大きな池のあるエリアへ。
池の周りに4つの東屋(あずまや)が建てられている。
こちらは、扇の形をした觀纜亭(クァルラムジョン)。
なんとも風流。
ここから見る眺めが、特に素晴らしい……
昔の王族たちの姿が目に浮かぶようだ。
そして、この建物が尊徳亭(ソンドクジョン) 。
なぜかこういう八角形の建物に惹かれる。
法隆寺の夢殿も好きだったなぁ。
珍しいからなのか、美しく見えるからなのか……
天井には手の込んだ装飾が施されている。
双龍(青龍と黄龍)がカッコいい!
こんな建物があるとは知らなかったので1人でハイテンションになり、写真を撮った後にもまじまじと観察。
しばらくここで過ごしていたかったなぁ……
でも団体行動なので、次へと移動。
演慶堂の素朴な美
最後のほうで、演慶堂(ヨンギョンダン)という建物を見学。
貴族の屋敷を真似て建てられている。
王様が「宮殿の外の生活」を体験するために建てた、と言われているそう。
確かに、他の建物に比べると質素で地味な雰囲気だ。
でも私の好みではある……
この、木の古ぼけた感じが格別。
この窓(雨戸?)の開閉が変わった造りらしく、説明されたものの……何がすごいのか忘れてしまった。
やっぱり旅行記は早く書かないとね!(反省)
庭園じゃなく、もはや山では……?
あとはひたすら歩く。
「うっそうな森」
とは書いてあったが、ここまで広くて山深い感じだとは……
正直びっくり。
庭園というより「裏山」的な場所だった。
春に行ったけど、結構暑かった……これは夏の訪問だと大変かも。
でも秋とかめっちゃ綺麗なんだろうなー!
*
そんなところで約1時間のツアーが終了。
とても素晴らしかった……大満足!
特に「日本語での説明があったために深く理解できた」というメリットが大きい。
見た目の美しさだけでも満足できるけど、背景まで知るとさらに感慨深くなる。
ソウルまで行かれたら、昌徳宮の後苑ツアーを是非検討してほしい。
*
次回はお隣の大きな故宮・景福宮(キョンボックン)の話。
こちらも本当に美しい観光地で……ひたすらバシャバシャと写真を撮ってしまった。
ソウル旅行記はあと4回ほどで終わる予定!
最後まで、ぜひお付き合いを。
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