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ソウル女子旅|広くて美しい景福宮(キョンボックン)を歩く【初の韓国訪問記 その11】

春休みのソウル旅行記も、今回で11記事目!

前回はこちら。


世界遺産・昌徳宮(チャンドックン)を存分に楽しんだ後は、これまた有名な故宮・景福宮(キョンボックン)へ。

ツアーには参加せず特に説明を受けていないので、撮った写真を中心にご紹介する。

幻想的な景福宮駅は必見

地下鉄3号線の駅と直結している景福宮(キョンボックン)。

5番出口から出ようとすると、駅構内から既に「観光地」的な雰囲気を醸し出していた。

古さと新しさの共存
ところどころに装飾がある
駅に不老門が!


こんなパネルもあって親切。(私はハングル読めないけど……)

地上から訪問した方も、ぜひ地下鉄の景福宮駅を見てみてほしい。


地上へ|チマチョゴリの観光客だらけ

地下鉄の出口から外へ出て、左を見たところ。

国立古宮博物館


右を見ると、景福宮に繋がる門がある。


入ってみると、広がるのはこの光景。

内側から見た光化門

新旧の対比が美しい……!

さっそくチケットを買いに行く。

もう15時頃のため結構混んでいたけれど、WOWパスをクレカ的に利用して、現金の列よりも早く購入できた。

パンフレットは英語だけでなく、イタリア語・スペイン語・日本語・アラビア語……などの様々な言語に対応

気合い入ってる。すごいなー!

この看板には、無料のガイドツアーの時間帯が書いてある。

昌徳宮を優先したために時間が合わなくて、残念……


有名な「王宮守門将交代儀式」も今回は鑑賞できず。1日2回行われる目玉の行事らしいので、お時間合えばぜひ。

さて、いよいよ有料エリアへ。

興礼門(フンレムン)

門から入ったところの広場。

チマチョゴリを着ると入場無料になるらしく、レンタルしている観光客が多かった。

私服の上から着る形式のようで、暑い時期だと大変かも。

色とりどりの韓服
川の跡


本殿・勤政殿は内部が豪華!

そのまま進んでまっすぐ中へ。

勤政門(クンジョンムン)


ついに目の前に現れた本殿

勤政殿(クンジョンジョン)

堂々とした王の風格を感じさせる。

勤政殿とは「天下の事は勤勉であれば治まる」という意味らしい。


周りの建物の装飾もお見事……


本殿の内部は、もちろん超豪華なつくり。

天井が高い
細かい装飾の数々
玉座


遠くに見えるこの山は、おそらく北岳山(プガクサン)。

韓国の王宮は風水をめちゃくちゃ気にして建てられているので、山の方角や建物の高さなどにも色々な意味があるんだと思う。


スマホ片手にのんびり散策

とにかく人が多いため、人混み苦手民として、なるべく混雑を避けて進む。

崇徳門(小さくてパンフに載ってない)


珍しく人がいない一角。

門が多い
萬春殿



「思政殿」
は、王の執務室だったらしい。

龍の絵がいい感じ



池の目の前にあるこの建物は慶会楼(キョンフェル)

国に祝い事があった時に宴を催すために造られた二階建ての楼閣

例年、春から秋にかけて期間限定で1日数回、内部が見学できるらしい。

横から見たところ

建物の整った美しさに、写真を撮りながらボーっとなってしまった。


この建物はどうやら王妃の寝殿だとか。

交泰殿(カンニョンジョン)

確かに上の棟瓦がないなぁ。(棟瓦の有無について、詳細は下記記事へ)


いやー、でも広すぎて&建物も多すぎて、訳が分からん……

単に私がガイドツアーとかに申し込んでいないせいだと思うけど。

広すぎる景福宮、やっぱり1時間ちょっとでは到底足りない!


国立民俗博物館の塔に見惚れて

歩いていたら奥の方に塔が見えてきた。

何だろう?と思って調べたら「国立民俗博物館」らしい。

帰国してから知ったけれど、どうやら入場無料だったようで。

わーん、入ってみればよかった……!

ポストカードっぽい

それにしても超キレイ! 塔っていいよね。

日本でも東寺の五重塔や薬師寺の三重塔が大好きで。

行くと何枚も何枚も写真を撮ってしまうのだけど、結構「塔フェチ」なのかもしれない。


機能と美しさを両立する煙突に注目

峨嵋山(アミサン)という、交泰殿の裏に作られた人工的な小さな山。

オンドル(床暖房)のため、これらの煙突が機能面で大事な役割を果たしていたそうだ。

模様があまりに美しいと感じ、先ほど充電がなくなったカメラを取り出してみた。時間が少し経ったせいか、なんと数枚は撮れるようになってた……!

明るく撮れるのが嬉しい

煙突は、六角形の珍しい形。

花・鶴・鹿などの自然に関する装飾が、優美な雰囲気を醸し出している。


秘められた場所っぽさもあり、広い景福宮の中でもかなりオススメ。


香遠亭の周辺は絵になる光景

そして景福宮の中で最も美しいと感じたのが、香遠亭(ヒャンウォンジョン)の周辺だ。

私の好み、六角堂

「香りが遠くまで広がる」という意味があるらしい。

池と橋も素敵!

国立民俗博物館をバックに
枝と一緒に取りたくなる
北岳山とも合う

王・王妃たちが休息を取った場所として知られているらしい。

確かにここには、ずーっと見ていられる美しさがあった。

「自然と古い建物の調和」って、ホントいい。心に沁みる。

香遠亭の周辺には花々が咲き乱れていた。

色とりどりの花に囲まれた、春らんまんの王宮……という感じ。

下記も香遠亭の近くにあった建物たち。(多分だけど)

乾清宮
梅の花かなぁ……?


光化門から出て帰路へ

さて、滞在時間は短いながらも色々見て回った。そろそろホテルへ戻ろう。

本殿付近まで戻ってきた
回廊も美しい


外側との境にある、有名な光化門(クァンファムン)

土の上に置いてある茶色の敷物(?)は、確か昌徳宮の後苑にもあった。

滑りづらく、歩いても疲れにくい素材みたいなものだった気がする。

丹青が美しい
門の内側から外側を見る

景福宮よ、さらば……!

帰りは駅まで地上を歩いてみる。

周囲は完全に現代的なビル群。コントラストがすごいなぁ……

次は2日目の夜から帰国までの予定。

この韓国旅行記も多分あと2回で終わるので、もう少しだけお付き合いしてもらえると嬉しいな。

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