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「緊急ではないけど重要なタスク」を、気が重くて進められない人へ|3waysを聴いて思ったこと

jMatsuzakiさんと佐々木正悟さんのPodcast番組『3ways』が大好きで、毎回追っている。

好きな理由は、以前noteに書いてみた。


昨日は、10月2日に配信されたエピソード『「重たいタスク」を前に進めるコツ』を聴いた。

めちゃくちゃ良い……!

基本的にどの回も満足できるのだが、けっこうな頻度で神回がある。今回もその1つ。

あとで振り返ってみたい内容だったので、メモとして残しておく。


重たいタスクって何?

特に定義というものはないけれど、例えばこういうものかも。

  • 少し先に〆切があり、今日仕上げる必要はない

  • 今のところ〆切はない(日々の運動とか)

  • 自分ができるか自信がない

  • 重要だと感じていて、できたらいいなと思う

  • 何から手を付ければいいのかわからない

  • 正直ちょっと面倒orつまらない

  • 意義をイマイチ感じられていないかも

人と状況によるので決めつけられないが、上記のタイプに多い気がする。

考え方や気質にもよるが、いわゆる「7つの習慣」の第二領域(緊急ではないが重要な事の領域)が当てはまる場合も多いのではないか?

家族の時間・病気予防・人間関係・事前準備・自分磨き・適度な休憩、……などなど。

「ダイエットが進まない」
「ブログを書き進められない」
「自己研鑽の資格勉強に時間を割けない」
「将来独立したいが、なかなか準備できていない」
「給与UPのための効果的な行動ができない」

などの悩みも似たようなもの。

本当はしたいと思っているのに日々の忙しさや細々としたタスクに追われてできていない。
つい気づくとYoutubeやTwitterを見てしまう。
ボーっとしていたら、大したことをしてないのにもうこんな時間。

……そういう悩みも似ていると思う。


重くなる要因は「投影」では?という話

今回の3waysの
「タスクを重たくしているのは、自分の感情(主に「投影」「イメージ」的なもの)ではないか?」
という仮説、私も同感!

例えばこういうケース。

「今後の活動がしやすくなるし人間関係も築けるだろうからもっとnoteなどのSNSを頻繁に発信したいのに、億劫で全然できない。この間更新したのは半年前で、理想とはほど遠いんだよね……。知人の○○さんなんて3日に1回くらいの頻度で更新していて、見てるだけでプレッシャー」
なんて思ったことはないだろうか?

あるいは
「会社ですごく重大な仕事を任された。これを成功させたら将来的に意義がありそうだ。だけど、今の自分には結構荷が重い気もする。同僚や周囲から不平不満が出たり馬鹿にされたりしないようにしなきゃいけないし、大変だ。どこから手をつけたらいいんだろう? まずは整理してみようかな」
という悩み。

この考え方は、実はタスク自体や現状をフラットに受け止めていない

「私は過去にこのタスクを頻繁に実行できていない、だから今後もできないだろう」
「他人はもっと頻繁にタスクを実行している、だから私より優れている」
「そのタスクは重要で大変なものだ」
「今の自分はそのタスクにふさわしくない」
「他人から自分のタスク実行に対する負の意見や感情をもらいたくない」

などという推測・決めつけ・防御反応も含まれているのだ。


AだからB。……それってホント?

事実と感情とを分けて考えるのは大変だ。
人は物語や因果律(原因と結果の法則)をさも当たり前のように生成する。

「今日は同僚と話してストレスが溜まった。だからお菓子を無駄に食べてしまった」
「今日は雨だから気分が悪い」
「夫と喧嘩したせいで、1日ずっと言葉がきつくなってしまった」
……とか。

いや、何もこれが
「全部違っている」
「まったく関係なんてない」
とまでは言ってない。そりゃ、ある程度は影響もするだろう。

だけど、「AだからBになる」と簡単に決めつけてしまってないだろうか?


例で言えば、同僚と話したことだけじゃなくて、日々の長時間通勤で疲れているのかもしれない。または、ここ数日の睡眠不足がイライラに影響しているのかもしれない。

雨自体は悪いことでも良いことでもない。(水源に一定量降らなければ水不足になるし、作物の栽培には必須だ)
雨のせいで湿気が多くて髪の毛が上手くまとまらず、ご機嫌でいられていないだけかもしれない。もしくは、歩いている時に雫が持ち物に付くのが不快なのかもしれない。

夫と喧嘩したのは、前日子どもから見せられたテストの点数が不快だったからかもしれない。いや、もしかすると夫自身の悩みや体調不良が関係しているのかもしれない。

現実世界の事象は、1つと1つが単純な矢印の構造になっているのではなく、複雑に絡み合って起こっている

ある意味では確率のようなものだし、他の大きな事件が突発的に起きれば限りなくゼロに近くなってしまうことも。
(例:夫との喧嘩を、仕事のビッグニュースのせいで忘れる……とか)

「Aが起きたら確実にBが起きる」ではなく、色々な条件や可能性や状況が重なった場合にしか起きない現象かもしれないのだ。

タスクそれ自体や他人などの「他の部分」ではなく、単に「自分の感情・余裕の有無・考え方のクセ」が原因の場合は結構ある。捉え方1つで行動が変わることも多い。

1つの事実が起こると勝手に「これが原因だ」「次はこうなりそう」と考え始めてしまうので、去年の秋頃から前日の振り返りを「事実」と「感想」とに分けて記載している。

例えばこんな感じ。

9月24日(火)
■事実
・朝から歩いた
・子どもの習い事でZoomの手伝いをした
・夫の帰宅が早かった
■感想
眠い、早寝したい!

9月25日(水)
■事実
・友人と美術館に行った
・noteをUPした
・夕食はそぼろご飯を作った
■感想
・友人の知人のお宅の話を聞いたが、入院するなど大変そう……
・美術館でゆっくり話せて大満足!

事実を書いていると続けてつい感想を書きそうになり、意外と大変。

「自分の思考の癖に気づける」という意味でも有効だ。


個別具体的に見ていく必要もある

そして、佐々木さんが放送の中で言っていた
「一般論はすごい難しい話なんですね」
という部分にも共感した。

多くの人に共通して「重たいタスク」があるとしても

  • どんなタスクなのか?

  • どんな経緯でやることになったか?

  • どんなイメージを持っているか?

  • どこが1番嫌か?

  • やらなくて済む道があるのか?

  • タスク実行の結果をメリットと心底感じているか?

とか……色々違う。
人によっても、その時の事情によっても違ってくる。

1人1人に詳しくヒアリングできれば多少は意味のあることが言えるかもしれないが、10人くらいいたら一気に答えるのは到底無理だろう。


ちなみに、これが私の
「1対1や少人数でのサポートにこそ意味がある」
と考える理由なのかもしれない、と再確認した。無難な一般論は意味が薄い気がするから。

商売する者としては相当効率が悪いかもしれないし、求められているのかも不明。でも個人的な想いとして、今後もなるべくセミナー・講座・サポート仕事などは少人数を相手にしていきたい。

ということで、おそらく皆に効く万能策はないけれど

  • 一緒にやる人の顔を思い浮かべる(「誰とやるか?」が重要)

  • 何のためにやるのかハッキリさせる

  • 何が嫌か、言ったり書いたりする(ジャーナリングも有効)

  • とりあえず手をつけてみる(最初は「1分着手」とか)

  • 最悪の場合を想定してみる(それでもまぁいいか、と思える場合も)

などが時には効くのではないだろうか?
(『3ways』で言われていた内容も参考にしている)

とても面白い音声配信なので、気になったら聴いてみてほしい!
今回だけでなく、他のエピソードも是非。


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