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ポーカーのポジションはメルカリだ
一時期ポーカースタジアムにおいて、レイズ合戦のことをオークションだというツイートをSNSで何度か見たことあります。これ結構本質を突いているのでは?って思っていました。
例え話をしますと、同じ商品、同じ保存状態で価値は全く同じものを売りたいと思っている人がいるとします。
Aさんはある日、この商品をネットオークションで売ろうと思いました。そこで商品価値を価格.c○mとか駿○屋とかで調べて適切な値段をつけようとしましたが、生憎データが見つかりませんでした。しかたなく1000円の値をつけると、無事落札されました。
ところがその後、ネットオークションサイトを覗いてみるとBさんは10000円で売れていることがわかりました。Bさんが出品したものはAさんが出品したものと同じ商品、同じ保存状態のものでした。
はたまた後日のことです、今度はCさんという方が出品した全く同じ商品が、10万円で売れていたのです!
……この繰り返しがポーカーにおけるポジションの強さを語っているのではと思います。ベットは自分のハンドに価値をつけることである。そして、その適正価格を出すには事前のデータがあるととてもやりやすい。
情報が増えていくにつれて、自分のハンドに付けられる価値というのが大体定まってくる。これはお宝なのか、それとも二束三文でしか売れないものなのか。ここの適正ラインを読むのに後から出品できるプレイヤーというのは有利であるわけです。
アーリーポジションでなら強いハンドでしか参加するな、というセオリーがあるのはここに起因することだと思います。安く買い叩かれたり、模造品(≒自分より弱いハンド)にボッタクられないためですね。
当然ポーカーで同じハンドになることは稀ですし、価値観は人それぞれ。敢えて高級品を安く出品してもそれが必ずしも大損になるわけではありません。3betを釣り出すために強ハンドをミニマムベットすることだってありますし。
ただ、競合相手が多いとオークションで売れる確率が下がる(≒余計なコールは減らす、コールするときは相手より高いハンドを持っている可能性が高いときにする、ドミネイトを回避できているときのみにする)や、適正価格を出せないと損失を被ることが多いというのはネットオークション的な要素が強いのではと思いました。
……なんかくっそまとまりの無い例えで申し訳ないですが。