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練馬ナンバー、足立ナンバーなめんな。

自動車に掲げるナンバープレートの話題。練馬ナンバーは田舎っぽい、足立ナンバーはヤンキーっぽいとネットでよく言われている。それは練馬、足立という地名に印象を引っ張られているだけである。
練馬ナンバーとなる区としては、新宿区、中野区、練馬区、文京区、豊島区、北区である。地価を基準としたヒエラルキーで言えば、練馬区は最下位である。
足立ナンバーとなる区は、足立区、江戸川区、荒川区、墨田区、台東区である。こちらも練馬ナンバー同様最もイメージの悪い足立が城東地区の代表として看板をしょっている。ちなみに、江東区、葛飾区は現在ご当地ナンバープレートとなり、足立ナンバーから離脱した。葛飾ナンバーについては足立ナンバーと比較しても、どんぐりの背比べといったところだが、江東ナンバー、特に有明、豊洲あたりの湾岸地区のタワマンにお住まいの方々は、足立ナンバーからの脱出に成功し、喜んでいると思われる。

しかし、足立ナンバーの構成員である台東区は23区の中でもトップクラスの地価を誇る大都会である。公示価格ランキングでは7位、上野駅周辺の公示価格平均は坪1000万円ほどである。また、千代田区、中央区にも隣接しており、都心と言っても過言ではないだろう。
また、自動車ナンバー別、市区町村公示価格ランキングをみると
1位品川
2位練馬
3位なにわ 
4位世田谷
5位杉並
6位足立

となっている。
みんなの憧れ横浜ナンバーは11位、湘南ナンバーは23位である。世田谷、杉並区民の低俗な連中のなかには練馬ナンバーをバカにしている輩もいるだろうが、その練馬に負けているのである。杉並ナンバーがご当地ナンバーとなり、練馬ナンバーから脱出したと杉並区民は喜んでいるだろうが、それはただのぬか喜びである。

しかし、本物の金持ちなんていうのはナンバーなんてどうでも良いと思っており、ナンバープレートは見栄を張るための道具ではないと思っているだろう。それでも、住んでいる地域でマウントをとりたいと思っている方々はいなくならないのである。

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