誰も教えてくれないホームページ制作の相場の真実
こんにちは!スガワラです。大阪市内で主にホームページ制作をしているフリーランスです。その他いろいろしていますが、それはまたの機にご紹介を。
記念すべきnote1回目は「ホームページ制作の相場について」です。
「ホームページ依頼したいけど、いくらぐらい?」
「ホームページっていくらかかるの?」
耳がとれそうなぐらい上のような言葉を聞きました。というより、聞きすぎて耳とれました。
結論を言いますと「ホームページ制作の相場はあってないようなもの」です。ですので「いくらでできる?」より本来は「予算50万円でどんなホームページができる?」と聞くべきです。
とはいえ「ホームページ制作の相場なんてないよ」と言ってはここまでの200文字ぐらいで話が終わり、「ツイッターで呟けや!」となるので
ホームページの費用を決める要素
筆者の肌感ホームページ制作の相場
上記2つにふれながら、“ホームページ制作の相場”について筆者の考え方をご紹介します。「ホームページの“ホ”も知らん」って方にもなるべくわかるようにお話ししますので、最後までぜひご覧ください!
ちなみに「ホームページ制作の相場」という話題でnoteを書こうと思ったのは検索結果があまりにもクソすぎたからです。
「10ページぐらいのコーポレートサイトなら100万円〜200万円の相場感です」とかね、金額の幅すごすぎて参考にならないよって思うわけです。
「ホームページ制作 相場」なんてビッグキーワードで個人がGoogleに割り込めるはずもないので「noteならまだ読んでくる人がいるかな?」と思い執筆しました。一人でも多くの方にこの内容が届けばと思います。
ホームページの費用を決める3つの要素
まずお話ししたいのは、ホームページの費用は主に以下3つの要素で決まるということです。(細かくいうともっとありますが)
どこに依頼するか
作成するホームページのボリューム(ページ数)
ホームページの機能
1.どこに依頼するか
1つ目「どこに依頼するか」。これはシンプルです。以下の順で依頼先が右になればなるほど高い見積もりが出がちです。
フリーランス < 中小企業 < 大企業・有名な制作会社 < 広告代理店
ホームページはよく家に例えられます。積○ハウスなどの大手ハウスメーカーに依頼すれば高くつきますし、地元の工務店に依頼すればそれよりは安くつく。そんな感覚です。
もちろん、中小企業でもガッツリお金をとるところもあれば、大企業でも比較的リーズナブルにホームページを提供しているところもあります。あくまで一般的には、です。
2.作成するホームページのボリューム(ページ数)
2つ目は「ホームページのボリューム」。つまり「何ページ作成するか」です。引き続き家で例えると、ドデカい豪邸を建てるのは高し、ワンルームの家を建てるのは安しという具合ですね。
「子供部屋を2部屋つくって〜書斎も欲しいな〜トイレは1階と2階で2つ」と欲張るとあっという間に予算を超えてしまいます。
ホームページもそれと同じであれもこれもと不用意にページ数を増やすと、瞬く間に費用が跳ね上がります。
私としては初めはスモールスタートにして、必要性にあわせて後からページ追加のほうがお金が無駄にならずGOODです。
3.ホームページの機能
3つ目はホームページの機能です。家でいうところの内装、キッチンや風呂場のグレードでしょうか。
機能についても当然、あれもこれもと充実させると一瞬で予算の倍ぐらいの見積もりが出てきます。
ホームページの機能というのは、例えば以下のようなものです。
自身でホームページの一部を編集またはカスタマイズできる
マーケティングに役立つ機能(トラッキングなど)
ホームページ内でショッピングができる
機能についてもページ数と同様、とりあえず最初は必要最低限にとどめておくのがおすすめです。
作っているうちは「あれもしたい〜これもしたい〜」と欲張ったが、ホームページを公開すると1回も触っていない、なんて方も多くみてきました。
料理と同じで「必要なものを必要なだけ注文する」。ホームページ制作の依頼はこれに限ります。
依頼先別ホームページ制作の相場(筆者の肌感)
「前述した3つの要素でおおまかなホームページの費用は決まる。つまり、相場はあってないようなもの」
それが本記事の結論なのですが“強いていうなら”という保険付きで相場、つまりホームページの初期費用をお伝えしておきます。(あくまで筆者の独断と偏見です)
仮定するホームページの要件は以下の通りです。
オリジナルデザインで作成
全体5ページ構成(トップページ + 下層4ページ)
機能は「問い合わせフォーム」のみ。編集・カスタマイズ機能はなし(静的なページ)
▶︎ フリーランスに依頼:20万円程度
▶︎ 中小企業に依頼:30〜50万円程度
▶︎ 大企業・有名な制作会社:50〜100万円程度
▶︎ 広告代理店:それ以上
何度も言いますが、私の勝手な考えなので数字に責任は持てません。ですが、極端にいうと上の条件でフリーランスに相談して100万とか200万の見積が出てきたら「ぼりすぎかな?」と思えます。
「ホームページって3万ぐらいでできるの?それとも50万?もっと?」という具合に右も左もわからない方のザックリした指針になれば幸いです。
まとめ:ホームページ制作は予算から逆算するのがマル
フリーランスに相談するにしろ、大企業に相談するにしろ、ホームページの制作依頼は「予算はこれだけ。どこまでのものができますか?」と聞いたほうがよいです。
あらかじめ予算が決まっていれば、ホームページ全体のクオリティ・ページ数や機能も目処がたちやすいですし、なにより私たち作り手からすると漠然と費用をきかれるよりはよっぽど提案しやすいです。
「ものが良ければ100万でも500万でも出すよ」みたいな相談の仕方は最悪ですね。そういったお話は“上手なホームページ制作の相談方法”というお題でいずれ解説したいと思います。
そういえば会社員時代に「お金はいくらでも出すからインターネットを活用して会社の売り上げを10倍にしたい」と、ある社長さんに相談されたのを思い出しました。こういった相談の仕方は絶好のカモにされてしまうので、マジでやめたほうがいいです。。
ホームページに相場はないが費用が決まる要素は大きく3つ
「いくらで出来る?」よりも「この費用でどこまで出来る?」と相談したほうがよい
これからホームページ制作の依頼を考えている方。とくに依頼が初めての方は上記2つをぜひ抑えておいてくださいね。
このnoteを書いた人
菅原優斗(すがわらゆうと)
主に大阪市内でホームページ制作活動をしているフリーランス。屋号はPENGUIN WORKS(ペンギンワークス)。趣味はキャンプ、ゴルフ、スノーボードなどなど。愛称は「ペンギンさん」