他人への期待
みなさんのモチベーションは何だろうか。
趣味や友達、家族や恋人、人それぞれ様々な物事が日々のモチベーションに繋がっていることだろう。
私の場合、趣味も確かにそうだが「仕事」の中での周囲からの期待が大きかったように思う。
それに気づいたのは最近で、気づいた理由はそれを失ったからなのだ。
私はあまり自分の話を他人にはしない。
所謂、愚痴を言わないように心がけていた。
理由は3つある。
一つは、自分が愚痴れるほど立派な働きや、貢献ができているとは思えなかったから。(今思えば、自信を得ることができていなかったからだと思う。)
もう一つは、愚痴はストレス発散にもなるかもしれないが決して良い効果を生まないと思っていたことだ。
つまり、取り用によっては「忙しいアピール」や、「悲劇の主人公」のようにあまり良い捉えられ方はしないと思っていたから。
それに結局は自分に返ってくるとも思っている。
そして、最後にして最大の理由は、「カッコ悪い」と思うからだ。
中には上手く笑いに変えることのできる人もいるだろう。しかし、私はそれができない…というか、冗談っぽく話すのがとても苦手だと思う。
自分の中では冗談を言ってても、日々のイメージなのか中々伝わりづらい。
まあ、それ以上に愚痴を吐かず、己を鍛え、突き進むリーダーのような存在に幼い頃からずっと憧れていた。
どんな困難にも、諦めず、愚痴を溢さず、いつも前向きに、ひたむきに、努力を続け、周りを鼓舞する。
そんな、リーダーになりたかった。
人生は甘くない。
そして、仕事は簡単ではない。これは自分の仕事を行っているのではなく、社会全体。
人それぞれ向き不向きがあるのは置いておいて、その中でも向いているだけの理由で上達するのではなく、隠された努力があればこその成功であることは言わずもがなであり、それをしないものが僻み、妬み、愚痴を溢す。
だから、私はどんなに「失敗」しても、愚痴を吐くのではなく、何がいけなかったのか、何を見落としたのか、何を改善すれば良いのか…。
愚痴を吐くなら、改善点を見つけたい。
苛立ちではなく、己への悔しさのほうが格段に上回る。
そうして来たのだが…。
もうどこで何を間違えたのかもわからない。
気持ちの切り替え、自分にできることを精一杯、周りを気にせず、自分に集中することで立て直せると思っていた。
結果はどうだろうか。
これが本当に今の職場のためになっているのだろうか。
職場のため?違うな、市民のためになっているのか。
わからない。わからないが、今日一つだけハッキリしたことがあった。
おそらく私は野球で言うなら「戦力外通告」を受けている。そう感じざるを得ない。
誰も悪くない、恨む気持ちなど毛ほどもない。
ただ感じるのだ、自分はここで期待されていない。
どんなに切り替えても、どんなに前向きにしようとしても、どんなに張り切っても…
消えない。周りの印象は覆せない。
どんなミラクルホームランを打っても消えないのだろう。
だから、私から出ていく決意をしたがどうなるだろうか。それで解決だろうか。
そんなことはない。
自らを受け止め、歩を進めると何度決意しても脆く、崩れてしまう。
「負」の感情を抑えきれない。ダメだ、違う、そんなつもりじゃない。
もう全力で動けるのに、やはり間違っていた。
次へいかそう。
できるかはわからないが、自分から諦める選択だけはしなければいつか逆転…いや、イーブンに持っていくことはできなくはないと信じて…