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「何も分かってない」はチャンス

こんにちは!

上司とか家族とかから「これなんで出来てないの?」「●●したらいいじゃん」とか言われたり、理不尽な指示を出されたりして、ムッとした経験はありますか?

その時恐らく思うのが

「何も分かってないくせに!」

まぁ表現はいろいろあれど、「自分の方が直接向き合っていたり、解像度が高い事に対し、いろいろ口出されるとムカつく」て状態かなと思います。

これってめちゃくちゃ貴重でチャンスだぞ!て話を、今日はしていきます。


先に結論

「何も分かってないくせに!と思ったら重要な示唆があるかも」


それでは、本文いってみましょう!

最近ふと、感情でチャンスを逃してもったいない事してる人沢山いるんじゃないか?と思いつつ

でも人間は感情の生き物だから「そんなもん合理的に考えて、余計な感情を引き起こすものは無視しろ!」というのは違うんじゃないか。と感じてます。

なので、横(上)から口出された時にムッとしてしまう問題について、分解していきます

なぜムッとするのか?

そもそも、どういうケースで横(上)から言われてムッとするのでしょう?子供が親に言われて反抗するケースも同じかな、と思いますが

  • まさにやろうと思っていた事を言われた

  • 既にやっている

  • その状況に至る背景や理由があるのに、それをすっ飛ばして指示/指摘

  • 同じ結論に至っているが、その過程で苦戦している

  • 既に自分で考え抜いて別の解を出している

あたりでしょうか。

今回の考えたいのは「何度も言われすぎてウザい」や「シンプルに言い方が気に食わない」等は除いて考えます。

上記のケースをすごく簡単にまとめて、「自分が向き合っている事に、一部しか見(え)ていない人からの指示・指摘」というケースと括ってみます。

例えば、18:00までの報告を完全に忘れており、「30分前だけど、ちゃんとやってんだろうな?」と言われたら、「うわ、そうだった!やべ!」となって焦りはするものの、イラっとはしませんね。

これがもし、ちょうど5分前から取り掛かった所で同じ事を言われたら「今やってますよ!」とムッとしてしまうかもしれません。

また、やらなければいけない事を分かっているのに、同じ上司に頼まれた別のタスクや、その上司の知らない別のメンバーからの依頼タスクなどを対応しているせいで取り掛かれていない場合も、横から指摘されると「分かってて出来てねーんだよ!!」と思うかもしれません。

完全に忘れていたり、意図的にやっていない事に対する指示・指摘であれば、言われた事自体にそこまで感情的にはならないでしょう。

自分なりにその事象と向き合っていたり、それ以外の外部要因がある時に、一部だけを見たような指示・指定をされると、「何も分かってないくせに!」的な感情になるのだと思います。

特に、社内とお客様の間に立つ部署や、上司と部下に挟まれるプレイングマネージャー、仕事を頑張って家族の時間を作ろうと奮闘しているパパママ…etc あたりは、反射的にムッとしてしまう事が多いのではないでしょうか。


私も「いやいやそうじゃなくて、自分が一番解像度高くて、aaな理由でそれは違う/苦戦/後回し なんだよ」的な気持ちになる事は、今だにあります。


横(上)から言われてムッとするのは、それだけ真剣に向き合っている事なので、別にいいと思います。ただその感情に囚われて、「実はその指示・指摘がめちゃくちゃ貴重かもしれない!」という事に気が付かないとしたら、すごくもったいない。というのが今日一番言いたい事です。


何が貴重なのか?

「何も分かっていない一部だけの視点から、あーだこーだ言われる」のがイラッとくるわけですが、この「何も分かっていないのに」がポイントです。

これは視点を変えると、一部しか見えていない = 解像度が低い人“でも”気になるという事です。つまり、自分はそれなりに向き合ったり熟考したにも関わらず、見落としている「重要な示唆」である可能性があります。

もしくは、同じ解に辿り着いているにも関わらず、ムッとしてしまうのは

  • 同じ解に至ってる認識をされていない (報連相不足や伝え方に問題)

  • その過程でつまづいている →なら即相談、改善すべき

  • その人が何を気にしている/期待しているかを把握できていない

などなど、その課題に対しての進捗というより、あなたのコミュニケーションに問題があり、「分かってないくせに!」になっているかもしれません。

この場合は、分かっていないのではなく、「分かってもらうためのコミュニケーションができていない」ので、即改善すべき状態かもしれません。

話を戻して、解像度が低い人“でも”気になる事については、「自分があんなに考えたのに、そんな簡単に出る視点に気付かないわけがない」というバイアスがかかる可能性があります。一生懸命に向き合っていればいるほど、性格によってはこう思ってしまう人も多いんじゃないでしょうか。


これって「何を言われたかより誰に言われたか」で受け取り方が変わってしまうのと似た構造で、自分の感情が重要な示唆を見落とさせてしまうリスクがあります。

解像度が低い、表面上しか見ていない人ほど、中に入りすぎると分からない視点・思考を与えてくれる事があります。だからこそ、「何も分かってないくせに!」と思ってしまった時は、「重要な示唆かも?」と感情と情報を切り離して、その指示・指摘について冷静に捉えてみると良いかもしれません。


と言いつつも

イラッとする時はするし、全く何の示唆もないウザ事言われるだけのケースも沢山ありますよね。そんな時は寝て忘れましょう。


そもそも、分かってないくせに簡単に言うんじゃねぇ!って構図はあるあるです。共感してほしいだけなのにアドバイスしちゃう(僕みたいな)人に対し、典型的な受け手側の気持ちかと思います。

もちろん価値のない、的外れな指示・指摘の場合もありますが、もしかしたら「何も分かっていない」からこそ、あなたの思考が及ばない新たな視点・アイデアかもしれません。その時に感情でシャットアウトしてしまうのは、めちゃくちゃもったいないです。

ムッとする時はムッとしましょう。感情は処理しようとすると沼るので。さっさと感情を出し切った後に、もう一度戻って「ちなみに情報としては、、、」とその指示・指摘を振り返ってみましょう。意外な解決策に繋がるかもしれません。


私は、妻・経営会議・部下との会話の中で「あーそれもうめっちゃ考えてオレなりの結論あるのよ」と聞く耳を閉じてしまいそうになった事が、たまたま週の中で複数ありました。

それぞれ、冷静になると重要な示唆だったので、改めて「感情と情報を切り離さないと、もったいないこと沢山してるかも」と思って、今回の記事に至った感じです。

ではまた!



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