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再建築不可!?聞いてないよ~。。

どうも。終活日日是好日不動産のスエビバです!
今日は私が実際に再建築不可の物件でお手伝いさせていただきましたお話を書いてみようと思います。
もし、よろしければ最後までお付き合いください<m(__)m>


ご主人様を数年前に失くされた80代前半のお婆さんYさん。

買い物途中で転倒され、一人暮らしに自信が無くなったのがきっかけで住み替えを決意されてご相談に来られました。

自宅を売却したお金で住み替えを考えていたYさんですが、ここで問題が発生します。

売却をする際に、物件調査をするのですが調査の結果。

再建築不可の物件だという事が判明しました。

こんな感じです。。


再建築不可の物件とは、現在建てられている建物を解体して更地にしても、新たに建物が建てられない土地のことです。

Yさんの自宅ですが、建築基準法で定められた接道義務が満たされていなかったのです。

接道義務とは、幅員が4m以上である建築基準法の道路に、建物の敷地が2m以上接していることが条件になります。


再建築不可の物件となると、一般的に不動産の相場の5割程度と言われることが多く、売却価格が大幅に下落します。
※上述のように評価が5割とは一概には言えないのですが。。一般的に。


私は、Yさんに心苦しいですが調査の結果をお伝えします。

Yさんにお伝えすると、Yさんは「生前に主人から何も聞かされていない。」とのこと。しばらく、沈黙が。。

また、築年数も古いので建物の評価はほぼゼロになるということもお伝え。
土地の評価のみが売却価格に反映されます。

高齢のご夫婦であればあるほど、ご自宅の売買契約をされているのはご主人様主導の場合が多いので、このようなことは起こりがちではあります。

とにかく、今後の施設入居資金と生活費として1円でも高く売却出来るように買主さんをお探ししますね。とお伝えし買主さんをお探しします。

もちろん、少しでも高く売ってあげたいので、お住まいの市役所の建築指導課に直談判をしにいき、再建築不可を可能にする救済措置等を確認しますが、色々と規定があり再建築の壁は高いのが現状です。


次に、再建築不可の物件を多く取り扱っている業者さんを出来るだけ多くご紹介したり、不動産投資をされている投資家さんなどにもご紹介をします。


約30件ほどご紹介はしましたが、実際に購入に手を挙げてくれる業者さんは5社ぐらいでした。厳しいですが、まだ良いほうかもしれません。。


購入金額はまばらでしたが、その中でも比較的相場に近い価格で購入申込を下さった業者さんに買い取っていただけることになりました。


Yさんもお考えになられていた程とは言えないかもしれないですが、納得していただいて売買契約となりました。


Yさんからは、最初に聞いた時はどうなるかと思ったけど、住み替えが出来て良かったとお言葉をいただきました。


また、「あの世にいったら主人に文句を言ってやろう」と笑いながら最後にお話してくれたことが印象的でした(笑)


とこのように、一戸建ての住宅はマンションと違い色々な問題が出てくることも考えられます。他にも越境問題や境界問題などなど。


売却するタイミングは、住人十色だと思います。
だからこそ、将来を見据え、今のお住まいを売る、売らないを別として現状を知ることをおすすめします。


住まいから終活はじめてみませんか!?




と、今日はこれにて終了とさせていただきます。
ここまで、長々とお付き合いいただきましてありがとうございます!!
また、引き続きNOTEを更新していきますのでお時間ありましたらサラッと見ていただければ幸いです。
そして、スキとフォローをいただければとても励みになりますので引き続きどうぞよろしくお願い致します。ほなほな。

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