ゴミ屋敷 どうする? - 完結編 -
どうも~。終活日日是好日不動産のスエビバです。
今回も前回の続きです。これまでのNOTEになります☟
Kさんの自宅マンション玄関前。
私と他スタッフ、管理人さんは恐る恐る鍵を開けます。
ドアを開けた瞬間、尋常では考えられないほどのゴミの山が。。
管理人さんがお話をされていた通りのあり様です。
無言で全員顔を見合わせます。。
玄関からゴミの山で廊下のフローリングも見えません。
覚悟を決めて中に入ります。
廊下のゴミの上を歩きながら、リビングに入ろうにも大人一人が通れるぐらいの隙間しか空いていません。隙間に体をリビングの一部分にシミだらけの布団が敷かれてあり、3分1はゴミが上にのっているような状況。
おそらく、ここがKさんの居住スペースだったんでしょう。。
それにしても、よくここまでゴミといっていいのかわかりませんが良く成人男性の頭の高さぐらい積めたなぁ~と思いますが。
正直、匂いは当然ありますが、なぜか糞尿といった類いのアンモニア臭は意外とひどくなかったように感じたことを覚えています。
※たまにそういう現場もあるんですよね。。なんだろう。。
とにかく、Kさんの自宅の様子見れたので予め買ってきていたゴミ袋にいわゆる匂いが発生する生ごみなどの処分を始めます。
当然、色々なことが起こりますが、割愛させていただいて1時間以上はかかったと思います。
まぁ~、これだけは全然追いつかない状況なので、後日処分業者さんにお願いするほかないんですが、相当な費用なかかることは今までの経験で一目瞭然です。後は、Kさんとの話し合いで荷物(ゴミ)を処分していくしかありません。おそらく、マンションの権利証や通帳などはどこかに眠っているのでしょう。
それはさておき、既に病院の面会時間も過ぎてますし、服も汚れているのでこの日はこのまま会社に戻ります。
戻ってから、明日Kさんに荷物処分の確約をいただく為に念書を作成し明日に臨みます。
翌日、病院へ。昨日のように騒いでいるのかなぁ~と病室に向かいます。
昨日と打って変わって、今日は大人しい。
早速、Kさんと話し合いをします。
Kさんに「昨日は鍵を渡してくれてありがとうございました。自宅見させていただきました。このままだと自宅に戻れる状況ではないので荷物を片付けさせて下さい。」と。Kさんも渋々ですが、納得して念書にサインをいただくことが出来たので近日中に片付け・掃除を入れることになりました。
とりあえず、良かった。この後自宅に戻った後も生活が成り立つように入院中に介護申請の手続きをしました。
最終の荷物の処分の日について、私は立ち会えなかったですが他のスタッフさんが片付け業者さんと2~3日ぐらいかかったと思います。
Kさん以外の利用者様の中でもたくさんゴミをため込んでしまう方もいらっしゃいました。なぜ、ここまでって思ってしまうことはありますが、皆さん色々な原因があってのことだと思います。
捨てられない、高齢による生活の不規則、認知症、うつ病(病気)他にも様々でしょう。
人との付き合いが少なくなるにつれ、起こりやすいかもしれないですよね。
Kさんは、幸いご自身で現状を把握できる力があったので割と話を受け入れていただけましたが、そうでない人の方が多いかもしれません。
誰だってこうなりたくはないし、羞恥心もありますからね。だから、隠すし人を遠ざけます。今に始まったことではないと思いますが、今後の高齢化を見ていると私が経験したようなことが皆さんの周りでもちらほら出てくる可能性はあると思います。
そんな時は地域のみんなでなんでだろうなぁ~と少し考えるだけでも解決策は出てくるかもしれません。まぁ、一筋縄ではいかないですけどね。。。
行政に声をかけてあげるだけでも上手く進むかもしれないですから。
なんにせよ、ほっておいては何も解決しないままでリスクだけが大きくなりますから。匂いもそうですし、火災など起こってしまっては命にも及んでしまいますから。
長々とここまでお読みいただきましてありがとうございます<m(__)m>
また、私が経験してきたことを書いたり、思っていることを書いたりしていきたいと思っています。
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