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間違いだらけの新型コロナウイルス感染症対策【手袋編】手袋の着用はお客様を危険に晒してる?!

みなさま、こんにちは。

今日は、間違いだらけの新型コロナウイルス感染症対策の第二弾として「手袋のワナ」、について書かせて頂きます。

ちなみに第一弾はこちら↓

ここで「ワナ」と表現したのは、感染症予防の観点からの見た、使い捨て手袋の使い方について、まだまだ正しい理解が世の中に浸透していないな、と私が感じているからです。

私が感じている手袋に関する3つのワナは、こちらです。

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これらの「ワナ」に、皆さまは気づいていたでしょうか。
”何となく間違っている気はしていた”という方もいれば、”知らなかった”、”会社でも手袋の着用をしているけど、言われたから必要だと思ってた。”そんな方もいるのではないでしょうか。

ここから3つのワナについて、できるだけ分かりやすく説明をしていきたいと思いますので、ぜひ正しい理解を持って手袋を効果的に使って貰えたらと思います。

1、手袋の着用は、お客様側からすると感染リスクを高めているだけ。

これは意外に知られていない事実です。
そもそも、手袋を着用することで得られる効果というのは、手袋を着用した本人を感染から守ることであり、相手に対する感染予防の効果はありません。

手袋をはめた状態で感染源となる病原体がつき、その手袋で他のもの触ると、そこに病原体が移りつく可能性があります。もちろん病原体が最初に手袋に付いた時点で、手袋を正しく交換していれば良いのですが、病原体自体は目に見えませんから、そんなに都合よく手袋を交換していない場合が多いと考えられます。

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現時点でコロナ対策としてサービス業で手袋を着用しているような場合、恐らく、交換頻度は極めて少ない場合が多いのではないかと思います。それは、「私のサービスを介して、前のお客様から次のお客様に感染源を移しても構わない。私自身はちょっと守られるけどね。」ということ意味をしていると思うのです。

わたしの考えでは、一般的な結婚式やサービス業ならば、手袋の着用よりも、手洗いや手指消毒液による手指衛生を頻繁に行った方が、感染症対策としてはより効果的ではないかと思います。
みなさまの職場では、どうでしょうか。


2、手袋を着用していることで安心感を得てしまい、お客様もスタッフ側も本当に必要な感染予防策が行われていない。

これは本当に深い問題です。。。

手袋を着用していることが正しい感染予防、という認識が広がってしまっていることでいつのまにか、”手袋をしていれば大丈夫!”という認識を持っていませんでしょうか。

また残念なことに、Twitterなどでは、「手袋をしていないなんて、感染対策がなっていない!」と客に怒鳴られたという声さえ見かけます。
ワナ1で説明をしたとおり、手袋には殆ど何の意味もありません。しかし手袋というものは目に見えるものであることから、「対策をしているアピール」 にはなりやすいのがこの問題を拗らせている原因となっているように思います。

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手洗いや手指消毒はどれだけ頑張っても、バックヤードで行っていればお客様の目には見えません。そして不思議なことに「手袋をしているなんて、感染症対策がなっていない!」と怒鳴る客はいないのです。このような現状から店側としても、クレームを言われないようにするために手袋の着用をやめられなくなっている、という負のループを起こしているケースもある様に思います。

しかしいくらお客様からのクレームが怖くても、間違ったことはやはり止めるべきではないでしょうか。つけっぱなしの手袋よりも、素手で頻繁に手指衛生(手洗いや手指消毒)を行うことで、お客様もスタッフも感染症のリスクを下げることができるのであるならば、いま私たちが行うべき感染症対策は手袋の着用ではない、と思います。それが本当にお客様を大切にすることだと思うのです。

3、手袋は正しい外し方をしないと、感染リスクを高める。

ここまで手袋は意味がない、というお話をさせて頂きましたが、私たちウエディングのお仕事の中でも、手袋の着用を勧めたい場面もあります。
それは、感染源となるものに直接触れる可能性が高い場合です。具体的には、お掃除の場面ですとトイレ掃除やゴミに触れる時です。また消毒の場面ですと、マイクやフェイスシールドなど、飛沫が直接付いている可能性の高いものや、不特定多数の人が触れたドアノブやスイッチなどをアルコール等で拭いて除菌をする際などが挙げられます。こういったものに触れる際には、積極的に手袋を着用して、感染を予防するのが良いと考えます。

しかし一方で、手袋は正しい外し方をしないと、感染リスクを高めるということはご存じでしたでしょうか。基本的な考え方として、使用後の手袋には、感染源となる病原体がついているものとして取り扱うことが重要です。
手袋の正しい外し方を一言で言えば、手袋の外側には一切触れずに外して捨てるだけ、なのですが、これは慣れていないと意外に難しいので、こちらの動画(45秒で見れます)を見ながら、まずは、きれいな手袋で何度も練習をしてみてください。

なお、手袋にはもともと目に見えない位の小さな穴が開いている場合や、使っている間に穴が開いてしまっている場合もあり、手袋をしているから完全に素手が守られているとは限りません。手袋を外した後は必ず手洗いをしっかりと行うことも、手袋の正しい外し方と共に大切なことです。


ここまで「手袋の3つのワナ」について説明をしてきました。

「何かしているような気になっているだけ」で感染症は防げません。恐らく私たちは、これからしばらくの間、この感染症と付き合っていかなくてはならないと思います。そうであれば、必要な対策は十分に行い、反対に、不要なことや間違ったことは止める勇気もいま、必要だと思います。

ぜひいま一度、みなさまの職場でも、お客様とスタッフにとって本当に必要な感染症対策が行えているか、必要ではない対策に人手やコストをかけてはいないか、見直していただけると嬉しいです。
そういったひとりひとりの地道な行動が、正しい感染症対策には最も必要なことなのだと思います。

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