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法華経の智慧① 法華経の功徳

日蓮大聖人の教えを解りやすく発信していきます。

第一回は四条金吾殿御返事より
「南無妙法蓮華経」の題目を唱える功徳について

【御文】
この法華経の一字の功徳は、釈迦・多宝・十方の
諸仏の御功徳を一字におさめ給う。たとえば
如意宝珠のごとし。一珠も百珠も同じきことなり。一珠も無量の宝を雨らす。百珠もまた無尽の
宝あり。

【簡訳】
法華経の南無妙法蓮華経の題目を唱える功力は
釈尊、多宝仏、十方仏が長い修行によって
納める事ができた功力を南無妙法蓮華経の
題目一遍に全て収まっているのです。
それは如意宝珠といわれる願いを何でも
叶えてくれる伝説の宝の玉の様な物です。
ひとつ宝珠を持っていれば叶わない願いは無く、
百個宝珠を持っているのと功力は
変わらないのです。

【解説&所感】
法華経の題目。「南無妙法蓮華経」を
唱える事は即ち全ての願いが叶うとおおせです。
法華経を信じて実践して行く事は当に
伝説の願望器「如意宝珠」を手に入れたのと
同じ様な事だと教えてくれています。
ひとつでも無尽蔵に願いを叶える
願望器である事を例えに地道に
信心を継続して行く事の大切さを
教えてくれている御文です。

人それぞれに信仰の動機があり、
人によっては信仰を持たないという
動機があるのだと思いますが、
私にとっての信仰の目的とは
シンプルにより良く、より豊かな人生を
歩む為の道標としての役割があります。

ですから私は本来、リアリストであり
入信を決めた時も暫く実践してみて
効果がなければやめれば良いと考えていました。

しかし、想いとは裏腹に
信心に出会い早くも20年の歳月が経ちましたが、
法華経に裏切られた事は一度もなく、
むしろ歳月を重ねるに比例して
豊かで満足な人生を歩む事ができています。

ですからこの御文を拝する度に
日蓮大聖人の教えに出会えた感謝と
法華経の功力の素晴らしさを
讃えたい、広く伝えたいと思うのです。

私は阿波踊りの踊る阿呆に見る阿呆
同じ阿呆なら踊らにゃ損、損。
という掛け声が大好きです。

当時の私の様にはじめてみて
自分に合わなければやめれば良いとの
軽い気持ちで法華経の門をたたく事を
おすすめ致します。

法華経の題目「南無妙法蓮華経」は
如意宝珠に例えられる通り、
満足な人生を生きる為の現実の願望器であり、
究極の仏の智慧であり、功力なのです。

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