法華経の智慧⑥　私という宇宙

今日は御義口伝の御文より
私達の尊厳と使命について迫って参ります。

【御文】御義口伝　より
「我等が頭は妙なり喉は法なり胸は蓮なり
胎は華なり足は経なり此の五尺の身
妙法蓮華経の五字なり」

【簡訳】
私達の頭は妙であり、喉は法、
胸は蓮、腹は華、足は経です。
私達の身体と命こそ妙法蓮華経そのものなのです。

【解釈＆所感】
私達の五体、命が宇宙の根源の法である
妙法蓮華経の当体であると教えてくれています。
ここから学ぶ重要なポイントは2つあります。
ひとつは私達は宇宙の根源の法を授かった
尊い存在である事。いわば一人、一人が
小宇宙という事になるでしょうか？
それだけ自分自身も他人も尊い法を授持した
尊い存在だという事です。
別の教えに人生にも四季があり、自然界の
法則が働いていると教えがあります。
妙法蓮華経、つまり、宇宙の法に
南無＝帰依して生きる事が人としての
幸せの道であるとの教えなのですが、
これを簡単に述べれば自然に則した生き方は
幸せであり、不自然な生き方は不幸であると
教えて下さっています。即ち妙法蓮華経に
帰依して、南無妙法蓮華経と題目を唱え、
宇宙の根源法である妙法蓮華経を信受し、
実践して生きていく事こそ、大宇宙また
自然界の法則にのっとった最高に幸せな
生き方である事を教えてくれているのです。

法華経の智慧⑥　私という宇宙　終わり