自閉症そうたとの歩み
私は息子を産んだのはかれこれウン年前。その彼ももう、14歳。
中学三年生になりました。
今から5年前、当時3年生だった息子が通っていた放課後デイサービスの先生(元小学校教員のばあば)から
「そうちゃんのママ、よかったらこの本(障害福祉系を取り扱った月刊誌)にそうちゃんとのこれまでの歩みを書いてみない?」と依頼されました。
当時趣味でブログは書いていたものの、改めてちゃんとした人様見せるような文章、私なんかに書けるとは到底思えなかったので、先生にも「いやー、、、ちゃんとした文章書けないですよー」と返したところ、「大丈夫!編集者の人がちゃんと直してくれるから、そうちゃんのママならきっと面白いの書いてくれると思う!」とハードル下げてんだか、上げてんだかわからないエールをもらい、筆をとったわけです。
当時のブログを読み返してみると、この時テレビ放映されていたアニメ、バクマンと自分を重ね合わせて、「締め切りに間に合わせないと―!」と自分を鼓舞してみたり、編集者から伝えられる「にゅうこう(入稿)」という言葉にいちいち、売れっ子作家みたい。と浮かれていることが書かれていて、読み返してみても相変わらずアホやな。と自分で思うわけです。
そんな私も2ヶ月かけてようやくその文章を書き上げたのですが、我ながらよく書けた。とつい最近読み返して、自画自賛してました。
当時はそんな風には(少ししか)思っていなかったのですが、私が自閉症児の母親だと知ると、どこからともなく、私を頼りにしてくれる母親というのがいるんですよね。
一度は家庭訪問をして彼女の悩みを決して聞き上手ではない私が聞いてみたりしたこともありました。
つい先日も同じように悩みを打ち明けてくれたお母さんに色々とアドバイスをしてあげよう!と意気込んだものの、10年以上前の記憶が思い出せない…。
これでは申し訳ない、と思い、なんかないか、なんかないか?と頭フル回転して出てきたのが「コレやっ!」だったんです。
この本は
1.息子がよその子となんか違う(~心配編)
2.彼なりに成長。んで、めっちゃ周りに恵まれてる(~ドタバタ編)
3.私のことお母さんって呼んでくれた(~感動編)
といった三部構成で仕上がっています。
ここに転載していいのかどうなのかわからなかったのでやめておきますが、私と直接コンタクトが取れてご興味ある方は是非一声かけていただければと思います。
10年前、5年前、現在、5年後、、、きっとその時その時で心配することは変化していくのだろうけれども、それって別に息子が障がいがあるからなんじゃなくて、自分の子どもだから思うことなんだろうな。と、こじらせ小学5年女子を育てながら感じています。
つい、ハンディがあると守りすぎてしまったり、本人が出来ないことで周りと比べて親が悔しがったりしてしまうけど、一歩一歩進んでいっているのは間違いないし、普通の子がしでかしてくれない、「なんでやねん!ww」をたくさん披露してくれるのが彼の本当に面白くて、素晴らしいところだと思っています。
幼稚園の先生は独り占めできたし(本人しれっとしてるけど)、学校の先生と密な関係を築けたのは彼のおかげです。
今の職場、ケアコラボを引き寄せてくれたのももしかしたら息子のおかげなのかもしれない。
そう思うと、多少のお菓子の食べ過ぎも許してやらないといけないのかもしれない。
いやダメだ、太るな、危険!!!