同人表紙依頼・課金ハウトゥー(個別依頼編)
という訳で早速いきます。前回↓
表紙依頼と一口にいっても色々ありますが、今回は②前提で記事を書こうと思います。(①は未経験、③は後日記事に)
①仲いい知人(両親・友達・恋人~)と直接やり取り
②仲がいいSNSの知人(相互問わず)とSNSでやり取り
③仲介サイト(SKIMA・ココナラ・Skebなど)を使用してのやり取り
まず最初に②は「頼みたい絵師さんと相互フォロワー」じゃないと大分ハードルが上がると思ってくれていいです。相互ですらお互いの顔や雰囲気は同人イベントくらいでしか知りえない昨今、そこで金銭のやり取りをするのは結構大変なこと。「自分の好きな絵の人に~」という理想はあまり突き詰めすぎないのが円満なやり取りのコツです。もし相互じゃなかったら
・その絵師さんのTwitterやPixivのプロフを見て「お仕事募集中」「個人依頼受付中」という文言があるか確認する
・Twitterのタグ(#同人小説の表紙頼まれたら正直嬉しいor迷惑 など)を漁ってみて絵師さんの指針を押さえる
・直接DMを送って確認する←慎重にどうぞ
※絵師さんのTwitterとかで「転職活動中」やら「原稿中」やら「子育てで忙しい」やらライフイベント関連でごたついている状況が見えたら慎重に動いてください。逆に「原稿おわったー!暫く暇!」などツイートしていたらチャンス。個人依頼を受け付けているのかどうかから聞いてください。
絵師さんへのDM・メールに盛り込むコト
「絵師さんにイラストお願いしたい!スケジュールどうかなあ……聞かなきゃ……」ここが一番の負荷がかかるところであり、逆を言えばここさえ乗り越えればかなり楽になると思います。あくまで私の方法なのですが参考にしてもらえたら有り難いです。
☆文字書きが伝えないといけないこと
・出したい本について(あまあまいちゃラブか?シリアスか?コメディか?といった方向性/カップリング/R-18の有無/特殊性癖の有無)※絵師さんによってCPの嗜好・地雷シチュは様々です。くれぐれもAB完全固定の人にBA本表紙描かせないように。エロ要素ありなら申告しておくとベター。特殊性癖は性転換とかパロものとかそういったことです。
・参加予定の同人イベント・自分が使用したいと思う印刷所・そこのイベント合わせの〆切
※前もってお願いする場合は〆切が決まっていないことが殆どなので、取り敢えずイベントだけ伝えとくのもいいです。自分が参加する予定のイベントに絵師本人も自スぺで参加する予定だった……なんてこともあるので。
・小説本のサイズ・どれくらいのページ数を予定しているか(その時点で決まっていたら)・カバー有りか無しか・タイトル文字入れの有無
※カバー付きは文庫の人が多い(私も出した)ですよね。その場合表紙データの他にカバーデータも合わせてお願いすることになります。ページ数は表紙の背幅部分に関わってきます。文字入れはお願いすれば一緒に入れてくださることが多いので「どうしても自分でやりたい!」以外はお願いしておくといいかも。
・どうしてその人(絵師)に頼みたくなったか
マジで大事。依頼メールはラブレターです。絵が好き・Twitterの人柄が好み・絵柄が好き・とにかく貴方が好き等ありったけのラブコールを描いた方がぜったい円滑に事が進みます。
・お礼・謝礼について
これは正式にやり取りが確定してから打診したほうがいいです。ですが「私は貴方にお願いしたいんです!」という誠意にも伝わるので記載しても〇
ほか一緒に書いておくといいこと→使用印刷所の表紙テンプレリンク/絵師さんの描くスピードについての質問(※作画は人によってまちまち)/その絵師さんの得意な絵柄の質問(塗り方や得意なキャラとか多人数構図はどうか)
依頼成立!からの文字書き視点の流れ
依頼が成立!してものんびりしていられません。「お願いしてもらっている」立場なので積極的に動くのはこちら側です。表紙データを受け取るまでにはこんな感じの流れがあったりします。
DMでのやり取り→メールでの正式なやり取り→絵師さんにお願いしたい構図の提出(☆1)→ラフ・線画・清書に関わることでの打ち合わせや修正指示(☆2)→完成データもらう→(印刷所から修正指示あれば再度打ち合わせ)→イベント→献本・お礼やり取り
「やり取りは献本渡すまで」がやり取りです!「メールでの正式なやり取り」というところに太字入れましたが、私はDMだけでなくメールでもやり取りをすることをおすすめしています。理由としてはラフなどの画像の添付やお礼品の交渉・献本送付での個人情報のやり取り……など後々行う連絡に便利だからです(DMだと遡ったりするのが大変)。もし可能ならPCメルアドのやり取りも行っておきましょう。
※お礼品について 仲介サイトでのやり取りと違い、個別依頼は前提として知り合い同士のやり取りになるので絵師サイドから「え~いいよお礼なんて!わたしそんな上手くないし……」と言われがちです。ですが再三言うように「お願いしてもらっている」のでやっぱりしっかりお礼はした方がいいです。その方が後腐れないです。私は過去に相談して、
・献本+地元銘菓 ・献本+課金カード(林檎とかグーグルとか)
あたりを贈らせてもらいました。絵師さんと居住区が全く違う場合銘菓はおすすめですよ。あとは「Amazon欲しいものリスト」を設定している人ならそこから選んで贈る……などもオッケー。いずれの場合も絵師さんと相談して決めてください。
絵師さんへどうイメージを伝えるか(☆1)
絵が描けない文字書きの宿命パート1。これについてはツイッターのこのタグを見てください。こんな風でいいんです。依頼を受けてくれるような絵師さんは皆絵が上手い!だから5歳児の落書き以下レベルでも大丈夫!私はアナログで書いたラフはツイッターのDMで送ってました。
依頼中の打ち合わせ(☆2)おすすめ方法
これについては、ネットで知り合い同士ならメールだけでなくSkypeやディスコードを使用したほうがいいという話です。自分のイメージをダイレクトに・リアルタイムで伝えられ、絵師さんも早く作業に取り掛かれるメリットがあります。PCメールアドレス同様に聞けるなら聞いてみてもいいかと。
※最後に
以上、本当におおまかでざっくりとした我流を書き連ねましたが、あくまでこれは一つの方法です。依頼は人と人とのコミュニケーションなのでぶっちゃけその依頼する人が不快にならなければオッケーです!それでも個人依頼は不安~という方がいましたら、次は仲介サイトを利用した方法もちょろっと書き連ねようかと思っていますので、宜しければそちらも見て頂けますと幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?