『庭、垢抜けました?』ーー思いがけない出会い。
冷たい雨が降るある日。
「最近糸島に行ってないなぁ」(←秋頃が行き過ぎ)と思っていたら、旦那さんと糸島方面へ行く予定があったので、庭を紹介すべく『波の音ガーデン』へ立ち寄りました。
畑の方はというと、
旦那さんにぐるっと庭を紹介し、寒い+雨降りだったので、そそくさと退散。
近くのタイ料理屋さんでお昼を食べ、
帰ろうとした時にふと、「またいちの塩のストックがもうないなぁ」と思い出しました。
と、こんなにも『またいちの塩』本店を推しておいてなんですが、
この日は寒い+雨なので、帰り道にふらっと寄ることができるJA糸島アグリで『またいちの塩』を買うことに(笑)
※糸島らしさを味わうことができるので、本店、とてもおすすめです!
でも、塩だけならJA糸島アグリでも買えます。
オンラインショップもあります。
JA糸島アグリでゲットした塩。
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JA糸島アグリは、、、基本的に農家さん専用なので雰囲気がもの凄くて(笑)
マニアックな園芸資材も売っているので、刺さる人には刺さる場所、という感じです。
なので、たまに立ち寄ると私的には割と興奮する場所なのです(爆)
そんなJA糸島アグリで、突如目に飛び込んできたPOPが…
今年は米糠諦めていたんですけどね。
というのも、コロナ禍以降、肥料が高騰し国内でとれる資源がより注目されるようになり(他にも様々な理由があると思います)
米糠が数年前からかなりブームなんです。
その影響で、毎年米糠争奪戦が激しくなり、振り回されるのに疲れたので諦めていました。
でも、タイミング良く・安く米糠に出会えたからには買うしかない!と、
(旦那さんに運んでもらって)米糠ゲットしました!!
※もちろん一袋です(笑)
ただでさえ入手困難&買うと1kg300円程(私調べ)、なのでかなりラッキーな出会いだと思います。
このラッキーな出会いの要因として、もう一つ『冬だから』というのもあると思います。
通常は、農作物のスケジュール的に秋頃、米糠を撒いて土壌改良を行う人が多いはず。
なので、おそらく『米糠は秋に確保するもの』という共通認識があるように思います。
でも真冬だとタイミングによってはこんなに米糠があるのか!!と驚き。
いやぁ〜、とても有効なデータを取ることが出来ました。(心ほくほく)
さて、この大量の米糠をどうするのかというと、“米糠発酵肥料”をつくります。
発酵とか菌が好きな私。
この米糠発酵肥料を扱っている時が、最も『生きている菌たち』を実感できて楽しいんです。
なぜ“発酵”の過程が必要かというと、米糠&油粕は発酵する時にかなりの熱を出すので、一度上手に発酵させて落ち着いたものを(いわゆる“ぼかし肥料”)与えるのが植物にとっても安全だからです。
そして、この発酵の過程で出る熱を素手で確認する作業が(ほかほかして)「あぁ、菌が働いてる〜」と感じられ、なんとも。
【米糠発酵肥料レシピ】
▪︎材料
・米糠
・油粕
・水
・糸状菌(←竹やぶからとってくるw)または以前つくった米糠発酵肥料(←ここに糸状菌を入れていればこれを種菌にする)
・あれば、納豆、ヨーグルト、砂糖、赤ワイン、お酒など、菌が喜びそうなもの
ただし、糸状菌はなくても米糠発酵肥料はつくることができます。
私は糸状菌採取が楽しかった&その土地ならではの糸状菌を投入することで、オリジナル肥料を作ることができるから、という理由で入れました。
▪︎つくりかた
上記の材料をよーくまぜまぜして、水を加える。
ギュッと握ると形がつき、突くとホロリと崩れるくらいの水加減(←これが難しい!)になるまで混ぜる。
そうして出来たものを数ヶ月間寝かせるための容器にいれる。
そして、雨が当たらない場所で放置して熱が出なくなったら大体完成。
突然ですが、クイズです!!じゃーじゃん!
(ここが最大のポイント)
クイズ:
私が数年かけて(何度も失敗しながら)辿り着いた肥料を寝かせる為の“最適な容器”があります。
それはなんでしょうか⁇
ヒント
菌は生きているので、通気性が大事。
持ち運びもしやすい。
→この答えは、私のInstagramのリールで語っています。(もったいぶってどうするw)
最後モヤっとしたまま今回は終わります。
とにかく、米糠発酵肥料、私は大好きです。
おしまい。