バッグ、買いました。
こんにちは。すづけです。
バッグ!買いました!
というわけで自問自答したことや、購入に至った気持ちなどを順番にお話ししたいなと思います。よろしくお願いします。
バッグがなんで欲しいのか?
5月に自問自答ファッション教室に行きまして、靴はお迎えしたし、次はバッグ試着だね!という話になりました。
その時私はユニクロのレザータッチバッグと、ツールトートの黒を持っていました。
レザータッチの方の容量は財布とミニタオルぐらい。ツールトートの方はキャンバス地でA3が入りそうなサイズです。確かに気に入ってるけど、ちょっとカジュアルな感じがして服装にしっくりこない感じなんだよな〜と思っていたので、よし試着をするぞ!と思いました。そのときにあきやさんから「サイズで狭めすぎず試着するといいですよ」と言われました。
でも持ってるバッグのまとめでも書いたのですが、わりとバッグは持ってまして……全部お気に入りだし、この時はこれ!みたいに使い分けもしているのに、それでも「バッグがない」になっちゃうのなんでなんだろう……これって私の内面の問題?本当にこれ以上バッグ必要なのかな?と思ってました。
試着のこと
まあひとまず試着かあ〜と適当に伊勢丹新宿に行ったのが6/11でした。あきやさんが試着前には予習をするのです……って言ってるのに、予習を全然していかなかったので何が何だかわからん!ってなり、これは予習が大事だわ〜と身をもって知ったので帰ってすぐ試着リストを作りはじめました。
まず伊勢丹の通販サイトのラグジュアリーブランド一覧をチェックし、それぞれの公式サイトを見て、いいなと思ったらブランドと商品名を控えます。100型試着はここだけだと足りない……?と気づいたので、教室でもらった「あきやさんおすすめブランドリスト」をかたっぱしからサイトチェックします。
結局、サイトを確認したブランドは全部で116ブランド。そのうちバッグがなかったり、ピンとくるものがなかったり……というものが55ブランド。
リストアップしたのが61ブランド、104型で、試着に行ったのが45ブランド、75型。色違いはカウントなしで、リストアップしてないけどその場で似てる型を出してもらったりした場合は名前がわかる型や印象に残った型だけメモしました。
公式サイトをスクショしまくり、すぐ出せるようにiPhoneの写真アプリに試着フォルダを作って入れておきました。
銀座三越、松屋銀座、GINZA SIX、新宿伊勢丹の4店舗でだいたい揃いそうだったので上の順番で回ることにして、何階にどのブランドがあり、そこではこの型を見るというのをメールの下書きにメモってありました。型の名前だけだとわからなくなってしまうのでその階で見る型をまとめて画像にしておいてました。
これ結構便利でして、写真を店員さんに見せながら「このバッグを探してまして……」と言うだけで済むのでおすすめです!そして店員さんに「予習してくるほどガチな人」「他のブランドも比較検討しているので即決しないだろう」というような雰囲気を出すことができるので100回試着にぴったりです!(笑
ちなみに100回試着を目指すメモツイートのスレッドはこちら↓
買った日の前日のこと
7/8に購入したのですが、試着は基本的に土日に行ってまして6/11、17、24、25、7/2、8と6日目で決めました。
前夜にこんなことを言っています。
試着後におおまかにランク付けしてまして上から「候補」「買いたい」「今回は買わなくていい」みたいな感じにしてました。数日前の時点では候補は2つだったのですが、前日には「こっちな気がするなあ」などと考えていたので上記のツイートをしました。この時は「100回試着」をちゃんと成功させて、その後ゆっくり決めよう!と思ってました。
買った日のこと
まつパをかけ、るんるんで新宿伊勢丹に乗り込みました!土曜の昼間の激混みにもめげず、1階から順に見て上がっていきます。3階まで見終わったところで、3階には暫定ランキング1位のバッグのブランドが入っているのでちょっとのぞいていくか〜と寄り、ベストバッグを試着させてもらいます。ちなみにベストバッグを最初に持ったのは6/11の新宿伊勢丹なのですが、銀座三越とGINZA SIXにも入ってまして、そこでも試着させてもらっています。
その日は試着した時に「やっぱり君だわ」としみじみ思いました。うまく言えませんが、これだという確信がありました。100回試着したら迎えに来るからね……と思いつつ試着の旅を続けるべく一旦4階へ。
4階!さあやるぞ!と思ったのですが、ベストバッグがちらつきます。
この6/11から1ヶ月ほど、ラグジュアリーブランド中心に試着の旅をしてきましたが、どこのブランドの店員さんも自分のブランドに愛着と誇りを持ち、このバッグは〇〇なんですよといろんな角度からブランドのことや、バッグを使う姿の解像度を高めるお手伝いをしてくれました。この人たちに接客してもらい、そしてこのバッグたちを試着する時、私にとっては大金が動くかもしれない真剣勝負です。そんな時に「やっぱり君だわ」と思っているバッグが既にあって、その地位を確定するために他ブランドと比べるのは、そのブランドにも店員さんにもバッグにも、そしてベストバッグにも失礼なのでは?と思ったのです。
もう、試着しなくていい。そう思いました。あとは自分との対話だけです。
ベストバッグは定番デザインの23SSカラーでして、既に同型の23/24AWカラーも入ってきているため、在庫は先細りする一方です。ちなみに新色ではなく、以前にも出ていたカラーの復活ですが、定番色にはなりませんでした。
落ち着くためにお手洗いに行って、空いてるし座ってじっくり考えようじゃないか……と個室の中でスマホを見ると圏外です。検索して情報を得てそれで購入を決めようとしただろ?誰かに背中を押してもらおうとしただろ?お前の考えはお見通しだぞと言われているような気がしました。
私は試着の先に「購入」があるということをわかってたけどわかってなかったようで、こんなに高い買い物を自分で決めないといけないんだ、ってことが急にリアルに降ってきました。あのバッグが欲しい。でも何でもない日に、ボーナスもなく、あんなに高いものを本当に買ってもいいのだろうか?そして家族にバレるとあんまり嬉しくないので今の所は買わないというのもありなのでは?などなど……不安だ……誰かに背中を押して欲しい……でも私が自問自答して、私が試着して、私が考えた結果があのバッグを買うことなんだから、ここは私が最後を決めないといけない。
ぐだぐだと考えつつも3階へのエスカレーターを降り、のろのろとそのブランドに近づきます。新宿伊勢丹、銀座三越、GINZA SIXとそのバッグを試着した記憶がよみがえります。どこでもバッグは素晴らしかった。試着すると自分がぴかぴかになるような高揚感があった。どの店員さんもブランドや素材や形についてしっかり説明してくれた。(ちなみに憧れのブランドでもあり、靴探しの旅でもお邪魔してました。)うん、試着をやりきった。私がいま買うべきなのはあのバッグだ。大丈夫。
さて、ブランドに着きました。表には先ほど対応してもらった店員さんはいません。他の店員さんは私が戻ってきた客だなという反応はしてきません。ここで引き返せば買わない未来もある。でもやっぱり……と一周すると奥から先ほどの店員さんが出てきて「おかえりなさい!」と迎えてくれました。「決めました。あのバッグをください!」と伝え、もう一度合わせてみます?と聞かれたので最後に試着しました。うんうん。君だ。そうなんだ。
ファスナーについてや、ショルダーストラップの調整についてレクチャーを受け、飾り気のない布袋に入れてもらい内心(マジだ……)などと思いつつ、送り出されます。いやなんか勝手に白い紙袋にエンボス加工でロゴとかが入ってるような(そのブランドの名刺のような)感じかな〜と思ってたので、本当に匿名性がブランドコンセプトなんだなあと思いました。1年ほど前のあきやさんとムーンプランナーさんのインスタライブで、ムーンプランナーさんがこのブランドのバッグを買われた際に布袋に入れてもらい、忠臣蔵で吉良の首級を入れる袋みたいだと思ったとコメントしていて、ああ、わかる……となりました。イメージとしては下の絵の左上の方で槍につけてる白い袋です。
私はこの袋を持ったとき、ズダ袋……と思いました。もともとは僧侶が托鉢などに出かける際に首からかけてる袋なのですが、転じて粗末な袋のことを指す方として使いました。でも今考えるとこれからファッションの修行の旅に出るんだなあ、その旅支度なんだ。などと思いつつ袋を大事に抱えて帰宅しました。余談ですが、候補ランキング2位がルイヴィトンでして、ルイヴィトンのブランドコンセプトは「旅」で、鉄道オタクとしてはめちゃくちゃ惹かれていたのですが、旅ではなく匿名性を取ってもやっぱり旅に出ることになるんだなあと笑ってしまいました。
少し話が逸れますが、アイドルマスターSideMの音ゲーである「アイドルマスター SideM GROWING STARS」が7月31日でサービス終了します。あれ?SideMって1月に何かサ終してなかったっけ?それで音ゲーに移るって言ってなかったっけ?はい、そうです。その音ゲーが2年持たずに終わり、SideMはソシャゲがなくなります。ソシャゲから始まったジャンルなので、この後CD出したりライブやったりするとは言ってるけど……本当に?このままフェードアウトしちゃうんじゃ……と不安になり、また他にもいろいろなことで不安に思うことばかりで、こんなに不安にしてくる運営・会社と一緒にいられないな……ってなって、SideMから他界気味です。そんな気持ちが伝わるのか、7/9に推しが出るCGライブ(キャラクターの3DCGがライブをする、音声は収録)は2回の先行に全くかすりもせず、一般販売も瞬殺で取れず。まあ配信はあるのですが。現地は行けない。もしかしてこれって上がれってこと?と思い、加速してしまいました。
しかし、このバッグは演歌でも鎮魂歌でもないなという感じなのです。あんなに好きで、あんなに課金したのに、既に「そんなこともあったね」って処理されていて、歌う程の執着が既に無いな、とわかってしまい悲しかったです。
こうして自己紹介かもしれない、演歌や鎮魂歌ではなさそう、というバッグを手に入れました。
バッグの紹介
へへへ、見てくださいこちら。私のバッグです!
上ではベストバッグと呼んでおりましたが、メゾンマルジェラの5AC ミニ。色はタイムです。
ハンドバッグサイズのものはマイクロ(一回り小さいサイズ)もあるのですが、ストラップが革の方がいい、ライニング(上に出てる布の部分)の入り口がチャックの方がいい、というわけでミニを選びました。
最初はまあ靴が黒革にシルバースタッズなので黒にシルバー金具がいいかな〜でもめちゃくちゃかぶりそうだな〜などと思っていたのですが、6/11にふらっと入った伊勢丹でこちらのタイムという色を見てしまい、一目惚れしてしまうわけです。
私のコンセプトは「活動的でかっこよくて強い よく分からないけれどいいなと思える抽象画家」なのですが、画家になっても顔出しはできればしたくないなあと思っておりました。ちなみに本名もあんまり……でして、ペンネームで活動したいなあと思っております。日本画だと雅号なんですけど、アクリル絵の具の抽象画はペンネームでいいんですかね?🤔
まあそんな感じなので「匿名性」いいなーと思ってまして。あと、ラクサス(ブランドバッグを借りられるサブスク)で、購入候補に上がっていた(買うランキング2位)のルイヴィトンのアルマBBというバッグを借りたのですが、まあそのバッグも小さく型押しでマークが入ってるだけでよく見ないとブランドものなのがわからん!(革がエピという独特の型押しなのでわかる人はわかる)というのがいいなーと思って選んでたので、やはりぱっと見でどこのかわかるには知識が必要というバッグの方が好きみたいです。
まあ5ACは有名なこともありかなり「どうも!マルジェラです!」感が強いバッグですが、匿名でいたいなあという気持ちにはマルジェラはいいなあと思って選びました。
ちなみにこの記事の最初で
って言ってましたが、バッグ必要でした。いえ、本当に必要なのは「軸」でした。「活動的でかっこよくて強い よく分からないけれどいいなと思える抽象画家」というコンセプトで軸を決めた気でいましたが、これから断服式をして、試着して、買い足して、を繰り返して自分のワードローブを作っていく上で、コンセプトだけでは抽象的すぎて軸がぶれてしまいそうなところを「このバッグに合わない服は買わない」という明確な軸ができました。
靴とバッグが揃いました!この2人とどこまでも行きたいなと思っています。
おまけ