【ポケモンカードGBデッキ解説】でんせつのファイヤーデッキ
今回は2023年9月17日に開催した、ポケモンカードGB パソコン通信杯(Discordリモート大会)で、優勝した構築をご紹介します。
レシピ
ポケモンカードGB Switch殿堂サイド4枚環境
ファイヤー(GB)×2★★
ファイヤー(化石)×1
ブーバー(化石)×3
ベロリンガ(ジャングル)×3
オーキドはかせ×4
マサキ×4
パソコン通信×2★★
モンスターボール×2
エネルギーリムーブ×4★★★★
いいきずぐすり×1
ポケモンセンター×3
ポケモン回収×4
ポケモンいれかえ×2
ディフェンダー×2
エネルギー回収×2
超エネルギー回収×1
リサイクル×4
炎エネルギー×16
レギュレーション
旧裏&ポケカGBのサーバーで最近議論して作った以下の殿堂を使用しています。
サイド4枚にしているのは、夜の廃品回収がない環境でデッキ切れが容易に起こってしまうからというのが大きいです。
全体的に耐久寄りになってしまったり、無理にデッキ回復するギミックを全員に強要してしまうことになるので、殴り合いでサイドを取り切れ、かつ気軽に手短に対戦できる4枚という枚数に落ち着きました。
※対戦時間が長くなると通信の接続切れのリスクも高まります🛜
個別解説
ファイヤー(GB)×2★★
圧倒的な強さのサンダー(GB)、バリヤード(ジャングル)対策ができ、ベンチにも触れるフリーザー(GB)と比べるとちょっと地味なカード。
しかし、ドロソの貧弱なこのカードプールにおいては優秀なデッキ圧縮要員です。
GBでしばらく遊んだ感触だと、エネルギーが手札にないため、進化カードや殿堂つきトレーナーカードが手札にあるのに泣く泣くオーキドはかせを使ってドローする」ということをしてしまうことが多かったです。
このデッキでは、ファイヤーのほのおをもたらすによって、無駄にオーキドはかせを打たなくて済むため、採用しているトレーナーカードを無理に使わなくて済みます。
HPが100もあり弱点もないので耐久性が高く、サンダー(GB)の攻撃を1度受けられるのが偉い。
ゴットバードもエレブー(第一弾)、エビワラー(第一弾)、ブーバー(化石)、ドードリオ(ジャングル)あたりを1撃で倒せるので、コイン判定があるとはいえ使い勝手は良いです。
ファイヤー(化石)×1
ウツギはかせと夜の廃品回収が存在しないこの環境では終盤におけるデッキ切れ問題が必ず付きまといます。
基本的には相手にオーキドはかせを2回以上使われてから場に出すのが基本的な動きになります。
ビッグサンダーで一撃で倒されてしまうのがたまにキズ
ブーバー(化石)×3
序盤から終盤まで終始使い倒すポケモン。
基本的このカードでスタートするのが1番理想なので4枚採用したいですが、ラプラスやジュゴンを採用したデッキも対面する可能性があるためベロリンガと枚数を調整しています。
にげる0なのも優秀で、わざわざポケモン回収を使わなくてもベンチに下げられるのも強い。
えんまくだけ使えればいい場面も多いので、比較的ポケモンセンターとも相性が良いです。
当時から使っていて、旧裏の新殿堂環境では規制されているために使いたかったカード。
ベロリンガ(ジャングル)×3
基本的には、ポケモンセンターとポケモン回収を使いながらファイヤーにエネルギーを貯めるための時間を作り出すためのカードです。
リザードン(第一弾)やバリヤード(ジャングル)と言ったカードに対してもちょうおんぱを打ち、ベンチに下げて他のカードで殴るといった芸当も可能です。
終盤にかけては、ファイヤー(化石)とともにLOをめざすことにも使えます。
ポケモン回収もしくはポケモンいれかえを採用することが前提ではありますが、ブーバーと比較しても一つ頭抜けた性能をしています。
おそらくサイドカード6枚戦であれば、殿堂2点はかかるカードという印象でした。
オーキドはかせ×4
マサキ×4
パソコン通信×2★★
モンスターボール×2
ドローサーチカード群
少なすぎで舐めてるのかと思われると思いますが、パソコン通信を4投するよりも、エネルギーリムーブを4投した方が強いと思っているので、この構成になりました。
基本的には引けたカードで戦うグッドスタッフよりの構築なので、急いでドローしなくていいと思っています。実際、ファイヤー(GB)のおかげで、オーキドはかせが手札で腐ることがよくあります。
ポケモン交換おじさんはそもそも枚数が少ないので、トレードの弾がないため不採用。
オーキドはかせを積極的に使わないためメンテナンスも不採用。
ポケモン図鑑についても、このデッキにおいては回復カードを多く採用したかったので見送っています。
エネルギーリムーブ×4★★★★
エネルギー加速の手段がかなり限られているこの環境では1枚のエネルギーを剥がすことの意味がとても重いです。
このデッキが苦手とするファイヤーやベロリンガを1撃で倒すリザードン(第一弾)にエネルギーを貼るだけのデッキにも弱いためその対策にもなっています。
ウツギはかせがないからためエネルギーの補充については基本的にオーキドはかせを使うしかないので、LOの勝ち筋にも近づけるカードです。
いいきずぐすり×1
ファイヤー(GB)のゴットバードの試行回数を稼ぐためのカード。
ポケモンセンター×3
ブーバーやベロリンガが1エネルギーで動けるため採用。
どちらかというとベロリンガに使いたいカードで、
可能ならポケモンいれかえと合わせて1度に2体ほど全回復できるとうまい。
フーディンやフシギバナを採用していないデッキでも十分使い倒せるカードで、実際に6人中4人が採用していたカードなので、殿堂をかけてもいいくらい強いカードです。
ポケモン回収×4
ポケモンセンター同様にベロリンガ、ブーバーを回復させるカード。
どうしてもベロリンガの逃げるコストが重いため、ファイヤーにエネルギーが貼り終わったあと適切なタイミングでバトル場に出すためにも必要なカード。
たねポケモンの回復も出来るため、中途半端な火力のカードの採用を見送らせることにつながり規制した方が良い意見もあるかもしれません。
ただ個人的には、GBオリジナル伝説のカード、サンダー、ファイヤー、フリーザーがポケモン回収とのコンボを前提のようにデザインされ、グランドマスターがそれをやってくる思い出のカードでもあるので、規制しないでおきたいを思ってるカードです。
ポケモンいれかえ×2
ポケモンセンターとのコンボ以外にもエネルギーを貼ったファイヤーを一時的にベンチに避難させるためにも使います。
ディフェンダー×2
ブーバー(化石)とファイヤー(化石)をビッグサンダーから守ったり、ベロリンガをリザードンの攻撃から守ってちょうおんぱの試行回数を稼ぐこともできます。
エネルギー回収×2
超エネルギー回収×1
夜の廃品回収というカードの偉大さを教えてくれるカード。終盤に手札でダボついたオーキドはかせやベロリンガをエネルギーに変換出来て基本的にエネルギーに困ることはなくなりました。
リサイクル×4
万能再生カード。
ポケモンをトラッシュから回収する手段がこれと元気のかけらしかないので、意外とポケモンを戻すこともあります。
炎エネルギー×16
ポケモンセンターやポケモン回収でどんどん捨てていくので、この枚数でちょうど良い感じでした。
最後に
この1ヶ月弱プレイしながら殿堂ルールの素案を作ってみたり、フリー対戦をやったりしながら考えて、強そうなデッキとして今回のデッキを作ってみました。
バリヤード(ジャングル)やピクシー、ミュウツー(コロコロ)の強さの検証がきちんとできていないような部分もあるので、今後はその辺も遊んでみつつ、プレイ人口が増えるようなら殿堂の見直しも必要かもしれないです。
とりあえず海外でBase-Fossilと呼ばれる環境に近いカードの少ないこの環境ならではの面白さもあるので、定期的に遊んでみたいと思います。
そして、通信機能実装で移植してくれたNintendo様、ハドソン様ありがとうございます。
これに懲りず、GB2も何卒よろしくお願い申し上げます。
最後までお読み頂きありがとうございました。
おまけ
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