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これが地頭を良くする新しい方法論なのかもな

拙著「スマホメモ」では、思考メモをとることで、一気に自分の頭が冴え始めたと、不遜にも言い切ってしまった。(笑)

しかし、実感で言うと、これはブラフどころか、益々確信している自分がいる。

その理屈を色々考えているが、今でも信じている一つの仮説を紹介したい。

地頭を良くする方法。それを敢えて一言で表現すると、

「脳から瞬時に必要な知恵を引っ張り出して、それを擦り合わせて新しい解を見出す脳の作法の会得」

という結論だ。

ん~、何か平板だな。

文字だけだから平板に見えるのかも。と思い、今回図示化を試みた。

上記文章を分解すると、(1)「脳から瞬時に必要な知恵を引っ張り出す」と(2)「それを擦り合わせて新しい解を見出す」の二つに分かれる。

まず(1)はこんなイメージ

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この中では「瞬時」というワードが、現代ではキーになっていると思う。

Time is money. 

つまり、スマホであれば電子情報なので、このニーズに応える状況を作り出すことができるということだ。

次に(2)「それを擦り合わせて新しい解を見出す」のイメージ。

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これは自分の博報堂時代も全てこの手法だったなと改めて思う。(詳しくは、拙著のKJ法の部分を参考にされたし。)

つまり、関連する情報を並べてみて、それを俯瞰して見てみると、何らかの新しい気づきを起こすということ。

知とはこうして生まれるものだ。

では、我々は俯瞰しながら、何を考えているのかと言うと、

①それぞれのつながり、つまり因果関係

②何が上位概念か、何が根っこかの推定。つまり、全体のまとめ方、ストーリーをつくる

これで、ある種の構造化をして、そこに見出しをつける。

それが新しい知となる。

これをひたすら繰り返しているのだ。

そしてこれが、クリエイティブや企画作業の基底にある脳の作業なのではないかと改めて思った。

一方、繰り返しになるが、「スマホメモ」で述べていることは、一つは(1)の情報の引っ張り出し。

スマホがない時代は、それは脳か手書きのノートに委ねられていたが、今はスマホがあるのでそれが知恵の無限倉庫となる。だから、瞬時の引っ張り出しが可能なのだということ。

そして、(2)の知恵の擦り合わせ。これこそ場数を踏んで、いい知恵の出し方を会得するしかない。

逆に言うと、この瞬時の情報の引っ張りだしと、その構造化=新しい知恵の創出をひたすら繰り返すことが、地頭を良くするカギなのだと改めて実感した。

そして「スマホメモ」では、AIを活用しようとも言っている。

どう活用するかまで述べていなかったのだが、ここに来て、一つの仮説を考えてみた。

それは、(2)でいう知恵の構造化のプロセスをAIに学ばせるのだ。

ざっくり言うと、思考メモから引っ張り出した知恵A、B、C、Dから、新たな知恵Dが生まれたとする。これをケース1としてAIに学ばせる。

そして、このようなケースをどんどん積み重ねて行き、その都度AIに学習させていく。

すると、AIはこういうケースはこう、こういうケースはこうという回答の精度を上げていくことができる。

結果、自分の知恵の創出作業工程にAIが非常にいいサポートをしてくれるようになる。

これが自分の地頭をバーションアップさせる新しい方法ということなのではないだろうか。

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