れんこんを使いこなすための基礎と実践
この記事では、れんこんを使い慣れていない人を対象に、れんこんを扱う上で知っておきたい基礎知識と、れんこんを気軽に活用できるようになるための実践的なノウハウを解説します。
対象となる人
れんこんを普段あまり買わないが、活用したい
れんこんの食べ方がパッと思いつかない
れんこんを余らせて捨てたことがある
目標
れんこんを普段の料理に気軽に使えるようになる
用途（つくる 料理）を決めずに気軽にれんこんを買えるようになる
基礎編
れんこんってどんな食材？
【旬】1年中売っていますが、旬は秋冬です。寒い時期のれんこんの方が粘りと甘みが強くなります
【特徴】シャキッとした食感が特徴ですが、切り方や加熱の仕方によって、もっちりした食感や、ホクホクの食感がたのしめます
【種類】産地によって様々な種類があります。また、1本のれんこんでも節（ふし）によって味や食感が異なります。丸く小さく断面が白い節はシャキシャキ、細長く断面がクリーム色の節は、甘くもっちりしています
【選び方】皮にツヤがあり、穴の内側が黒ずんでいないものが新鮮です
れんこんのおいしいたべかた
れんこんの特徴を活かした食べ方の例を紹介します。
【炒める】 きんぴら
シャキッとした食感を活かした、れんこんきんぴらが定番です。
【煮る】 クリーム煮
筑前煮などの和風の煮物はもちろん、シチューや洋風の煮物にもよく合います。
【焼く】 れんこんステーキ
厚く切ったれんこんをじっくり焼くと、甘みともっちりした食感をたのしめます。
【和える】 マヨネーズ和え
さっと茹でてマヨネーズとあえます。シャキシャキした食感がたのしめます。
【揚げる】 はさみ揚げ
穴のあいた形をいかし、ひき肉などの具材を挟んでカリッと揚げます。
れんこんの切り方
れんこんは切り方を変えて調理することで、様々な食感をたのしめます
いちょう切り
サラダや炒め物など、食べやすく、シャキッとしたした食感に仕上げたいときに向いています。
乱切り
断面が増えるので、煮物など味を染み込ませたいときに向いています。
半月切り
繊維が断たれるので柔らかく、炒め物や煮物など、幅広く使われます。
実践編
ここからは、普段の料理に積極的にれんこんを活用できるようになるための、より実践的な内容となります。
素材の味を知る
まずはシンプルに焼いてみて、れんこんそのものの味や食感を味わってみましょう。
サラダ油を少しひいたフライパンに、スライスしたレンコンを並べ、中火で5分（片面3分、裏返して2分くらい）を目安に焼いてみます。
ほんの少しだけ塩を振って食べてみると...なんと、ポテトチップスみたいな味がします。（青のりを振りかけたら、完全にのりしおです。）
生のれんこんをかじってもそれほど旨味を感じませんが、れんこんにはでんぷんが多く含まれているため、少し火を通すだけではっきりとした旨味が感じられ、食感もシャキッと＆もっちりした感じになるんですね。
れんこんの味を確かめたら、今度は様々な調理法で料理してみましょう。
れんこんを炒める
れんこんのレパートリーとして最初に覚えておきたいのは炒め物です。
味や組み合わせる食材のバリエーションも広く、アレンジしやすい調理法です。
【基本】 れんこんきんぴらをつくってみよう
まずは定番のきんぴらをつくってみましょう。
※ 動画のテロップについて
動画にはテロップが挿入されています。youtubeの設定（歯車マーク）で、字幕（日本語）をONにしてください。
やってみよう
ひじきやしらたき、牛肉などの柔らかい食材を合わせると食感のコントラストがたのしめます。いろいろな食材の組み合わせを試してみましょう
サラダ油やごま油など、好みの油を使って炒め、風味の違いを確かめてみましょう
【応用1】 マヨネーズ味で炒めてみよう
酢ばす（酢れんこん）という名前の料理があるように、れんこんはお酢との相性がとても良いため、マヨネーズも良く合います。きんぴらを試したら、マヨネーズを使った味付けを試してみましょう。
やってみよう
肉を合わせた場合は、味付けする前に余分な脂を拭き取ってみましょう。仕上がりが油っこくなるのを防げます
【応用2】 バルサミコ酢で味付けしてみよう
お酢を使った味付けとして、バルサミコ酢とはちみつを使った味付けもおすすめです。バルサミコ酢とはちみつは相性がよく、ドレッシングやステーキソースなどによく使われます。
バルサミコ酢とは？
ぶどうをベースにした果実酢です
一般的な穀物酢と比べ、果実特有の香りがあります
ドレッシングやマリネなど、一般的なお酢と同じように普段の料理に使えます
やってみよう
炒め油にオリーブオイルを使って、風味の違いを確かめてみましょう
にんにくを弱火でじっくり加熱して、香りを引き出してみましょう
✻ ✻ ✻ ✻ ✻
れんこんを煮る
れんこんが入った煮物といえば、具沢山な筑前煮などのイメージがありますが、れんこん単品を煮てもおいしいです。
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