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#12美容鍼灸プライベートサロン | ロゴサインのデザインプロセス
こんにちは。
東京都内を中心に活動している
フリーランスのインテリアデザイナー/コーディネーター
Sudoh Designです。
サロンのブランドイメージを決める重要な要素の一つが「ロゴサイン」です。
サロンの顔となるこのロゴは、単なるデザインではなく、企業やオーナー様の理念など、想いやコンセプトが込められているアイコンとなります。
サインロゴの制作過程について、インテリアデザイナーの視点からお話しします。
ロゴデザインからインテリアへの展開
まず、サロンのロゴデザイン自体はプロのデザイナーに依頼され、オーナー様のご希望を何度も調整しながら完成しました。
モノクロのシンプルなデータとして完成したロゴは、そのまま十分でも美しいものでしたが、これをインテリア空間にどう取り込むかが、私の仕事の見せ場です。
賃貸物件という限られた条件の中で、配線工事は行わず、ネオンなど照明器具を仕込む大掛かりな工事は現実的ではありません。
原状回復の観点からも簡易的な補修で済むようなものが好ましく、また重量も壁への負担が少なく、壁に貼っても剥がすことが可能なことを条件に検討しました。
ブランドイメージを表現するので質感にはこだわりたい!と考え、色も豊富でデザインの自由度が高い
アクリル切文字 + カッティングシート
を活用したロゴサイン制作がスタートしました。
質感と機能のバランス
アクリル切文字は、アクリル板を形状に合わせて出した切り文字素材で、立体感と高級感を演出することができます。 さらに、マットやアイアン風塗装など、様々な質感を選べる仕上げが魅力です。
カッティングシート直貼りよりも、アクリル切文字で文字に厚みをつけ、シートと異なるクリアアクリルの光の透過性で存在感を引き立てています。
背景素材の工夫:3M™ ダイノック™ フィルム
アクリル切文字をさらに際立たせるために、背景台紙には「ダイノックシート」を採用しました。
シート柄が豊富なこの商品ですが、今回はナチュラルなマットの大理石調をベースにしました。
サロンの「ナチュラル×ジャパニーズモダン」のコンセプトを象徴する上品な仕上がりを実現しました。
デザインへのこだわり
オーナー様やスタッフの皆様と何度も打ち合わせを重ねながら、文字の厚み、色の明度、光の反射具合、そして全体的なバランスを丁寧に検討しました。
ロゴ文字の色は、落ち着いた深紅にすることで控えめながらも存在感を持たせました。
背景にはオフホワイトのダイノックシートを使用し、ナチュラルさを強調しました。
切文字の厚みを調整することで、遠目も立体感が感じられるよう工夫しました。
ロゴサインが持つ特別な意味
完成したロゴサインは、サロンの空間を訪れる人々に、評価と信頼感を考えるものになりました。 同時に、オーナー様やスタッフの方々のこだわりや情熱が詰まった特別な存在でもあります。
設置した瞬間、オーナー様が「これがサロンの顔になりますね」と感慨深くそう話された姿が、とても印象的でした。
ロゴサインが完成し、いよいよサロン空間の最終仕上げが近づいてきました。
次回は、アクセントクロスや家具、照明などを組み合わせたトータルコーディネートの全体像をご紹介します。
洗練されたサロン空間の完成を、ぜひお楽しみに!
続きます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。______________________________________________
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