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プロジェクトマネジメントスキルがあると生きやすくなる話
エンジニアをやっていると、いろんなプロジェクトに関わる機会がある。
タスクを管理したり、スケジュールを調整したり、進捗を見たり。
エンジニアをはじめて最初のうちは「とりあえず開発だけやっていればいい」と思っていたけど、
プロジェクト全体の流れを把握できるようになると、 「めちゃくちゃ生きやすくなる」 ことに気づいた。
プロジェクトマネジメントスキルって、リーダーやPMだけのものじゃなくて、
どんなエンジニアでも持っておくと、仕事がスムーズになるし、メンタル的にも楽になる。
そんなことを考えたので、整理してみる。
プロジェクトマネジメントスキルがあると、生きやすくなる理由
1. 目の前のタスクに追われなくなる
エンジニアとして開発していると、目の前のタスクをこなすことに集中しがち。
でも、プロジェクトマネジメントの視点を持つと、
「今やっていることの意味」 が見えてくる。
「この機能は、最終的にプロダクトにどう貢献するのか?」
「このタスク、本当に今やるべき? もっと優先すべきことは?」
「どこで手を抜いていいか、どこはちゃんとやるべきか?」
こういう視点が持てると、タスクに振り回されるのではなく、「自分で考えて動く」 ことができるようになる。
結果的に、不要なストレスを減らせるし、無駄な作業も減る。
2. スケジュールの見積もりがうまくなると、焦らなくなる
「これ、どれくらいかかりますか?」と聞かれることはよくある。
見積もりが甘いと、
スケジュールがどんどん押していく
間に合わせるために無理をする
失敗すると、「なんでこんなに時間かかったの?」と言われる
こういう負のスパイラルにハマることになる。
でも、プロジェクトマネジメントの基本的な考え方を知っていると、
「どう見積もればいいか?」 がわかるようになる。
過去の類似タスクと比較する
余裕を持たせてバッファを取る
「最悪どれくらいかかるか?」を考えておく
見積もりの精度が上がると、無理なスケジュールになりにくいし、
チームや上司との期待値調整もしやすくなるので、余計なストレスが減る。
3. 「なんかうまくいかない」の理由がわかるようになる
プロジェクトがうまく進まないとき、
「なんでこんなにバタバタしてるんだろう?」と思うことがある。
でも、プロジェクトマネジメントの視点を持っていると、
「どこに問題があるのか?」 を整理しやすくなる。
仕様が曖昧 → そもそも決めるべき人が決まっていない
タスクが進まない → 誰がボールを持っているのかわかっていない
予定通りに終わらない → そもそもスケジュールが無茶だった
こうやって、プロジェクトのどこに課題があるかが見えると、
「じゃあ、ここを直せばいいか」 というのがわかるようになる。
「なんかうまくいかない」とモヤモヤするより、
「この問題を解決すれば進む」と思えたほうが、メンタル的にも楽。
4. 「巻き込む力」がつくと、一人で抱え込まなくなる
プロジェクトがうまく進まないとき、「自分が頑張ればなんとかなる」 と思いがち。
でも、実際は 「自分だけで解決できないこと」 のほうが多い。
プロジェクトマネジメントを学ぶと、
「この問題は誰に相談すればいいか?」 を考えるクセがつく。
仕様の問題なら、プロダクトマネージャーやデザイナーと話す
技術的な課題なら、テックリードに相談する
進捗が遅れているなら、チーム全体でどうするか話し合う
「一人で頑張る」より、「周りを巻き込んで進める」ほうが、負担が減るし、結果的にプロジェクトもうまくいく。
「助けを求める力」って、実はめちゃくちゃ大事なスキル。
結局、プロジェクトマネジメントスキルは「生存戦略」
プロジェクトマネジメントって聞くと、PMとかマネージャーがやることに思えるけど、
実はどんなエンジニアでも身につけておくと、生きやすくなる。
タスクに振り回されなくなる
スケジュールの無理が減る
プロジェクトの問題が整理できる
自分だけで抱え込まなくなる
こういうスキルがあると、仕事が楽になるし、
「なんかもう疲れた…」みたいな消耗を減らすことができる。
プロジェクトマネジメントは、単に「プロジェクトを管理するスキル」じゃなくて、
「自分を楽にするスキル」でもある という話。