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セレブレーショングリッドを試す会に参加してきた
「失敗を恐れずにチャレンジしよう」みたいなことはよく言われるけど、
実際のところ、失敗って普通にダメージでかいし、
「いや、できれば成功したいよ」ってなるのが本音。
そんな中で、「失敗すら祝う文化を作る」 というのが、セレブレーショングリッドという手法らしい。
ふりかえり実践会というグループが主催している「ふりかえり手法を試そう! #13」に参加して セレブレーショングリッドを体験 してきたので、その学びを雑にまとめてみる。
セレブレーショングリッドって何?
簡単にいうと、「チームの行動と結果を整理して、良かったこともダメだったことも祝う」 というフレームワーク。
やり方はシンプルで、次の2つの軸で整理するだけ。
行動の種類 → ベストプラクティス(うまくいったこと)、実験(試したこと)、失敗(ダメだったこと)
結果 → 成功 or 失敗
これをグリッド状に整理すると、「どんな行動がどんな結果を生んだのか?」が見える化される。
成功したことはもちろん、失敗したことや試したことも、チームで共有して祝う というのがポイントらしい。
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イベントでやってみた感想
実際にイベントでセレブレーショングリッドを使ってみたら、
「これはチームの振り返りでやると面白そうだな」と思うポイントがいくつかあった。
① 失敗がちゃんと「学び」として扱われる
失敗って、どうしても「うまくいかなかったこと」として片付けがちだけど、
セレブレーショングリッドでは、「この失敗から何を得られたか?」 にフォーカスするので、
単なるネガティブな話にならないのがよかった。
② 成功だけじゃなく「試したこと」も評価される
普通の振り返りだと、成功したことだけが注目されがちだけど、
「こういうことを試してみた」という行動自体が、ちゃんとチームの財産になる という考え方がいいなと思った。
新しい取り組みって、成功するかどうかは未知数だけど、試したことをちゃんと振り返ると、
「これは次もやるべきか?」という判断がしやすくなる。
③ 可視化することで、チームの強みと課題が見える
グリッドに整理すると、「チームがどこに力を入れているのか?」が見えやすくなりそうだった。
例えば、
「成功のパターンが多いなら、強みとして伸ばせる」
「実験が少ないなら、新しいことに挑戦する余地がある」
みたいな感じで、チームの状態を客観的に見ることができる。
チームで試してみたいこと
今回は個人で参加したので、実際のチームではまだ試せていない。
ただ、やってみた感じ、チームの振り返りとして取り入れると面白そうなので、
こんな感じで導入できないかなと考えている。
1on1やチームの振り返りで、小さく試してみる
いきなり全体で導入するのではなく、まずは 1on1や小さな振り返りの場で試す のがよさそう。
例えば、「最近試したこと」「うまくいったこと」「ダメだったこと」をグリッドに整理して話すだけでも、
「ただの雑談」より学びのある時間になる気がする。
成功や失敗だけでなく、「実験」に目を向ける文化を作る
日々の業務の中で、「こういうことを試してみた」 という行動をもっと評価できるようにしたい。
これができると、チーム全体が「挑戦しやすい空気感」になりそう。
「失敗を祝う」というスタンスを取り入れる
「失敗しても大丈夫」と言うのは簡単だけど、実際に「ちゃんと失敗を学びとして扱う」文化があるかは別。
セレブレーショングリッドみたいに、失敗もポジティブに受け止める場 を作ると、
「リスクを取ることが当たり前」みたいな雰囲気を作れるかもしれない。
結局、成功も失敗も、ちゃんと祝えるといい
イベントに参加してみて思ったのは、
「チームの成功も失敗も、ちゃんと振り返って祝うと、チームはもっと強くなる」 ということ。
特に、
成功だけでなく、試したことや失敗もちゃんと可視化する
「この学びが次にどうつながるか?」を意識する
失敗しても、それが評価される文化を作る
こういうのを意識できると、
単なる振り返りじゃなく、チームが成長するための仕組みとして機能しそうだなと思った。