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初めての国際線!いざイタリアへ(イタリア旅行記2)
なんだかんだありまして羽田空港の国際線ターミナルへと辿り着いた。
私たちはそこで合流することになっていたが、友人たちはまだ到着していないようだ。
せっかくだから羽田空港内を散策しよう。
展望デッキに向かい、夜の羽田空港を楽しんだ。
目の前をオーストラリア、カンタス航空のボーイング747型機が横切る。
コロナ禍に伴い引退してしまった2回建ての大型機だ。
飛行機の中で1番好きな機体であるので私は迷わずシャッターを切った。
そうだ、先に両替でもしておこう。
空港内にある両替センター的なところで、円をユーロに両替した。
どのくらい両替すればいいかわからなかったため、とりあえず3万円分両替した。
初めてみるユーロ札はめちゃめちゃ小さかった。
それとも円の札が大きいのだろうか。お金の形も不思議だ。
友人らと合流し、とりあえず日本での最後の晩餐にしようということで吉野家へ向かった。こういう時は特別なものを食べたいと思うはずなのだが、不思議なことにチェーンの吉野家の牛丼がたべたくなるもんだ。
日本での最後の晩餐を終え、いよいよ搭乗手続きの時間になった。
旅行会社の安いツアーだったので、もちろんエコノミークラスだ。
長い行列に並びながら、隣のスカスカのレーンを見る。
あー、いつかはファーストクラスに乗ってみたいもんだなあと思いながら、自分たちの番になった。
カウンターで手続きをしてくれるのは日本人の方だった。おそらく日本航空の方だろう。これから乗るカタール航空と同じワンワールドメンバーだからだ。
手持ちのEチケットを提示し、搭乗券を発券してもらう。厚紙のチケットだ。
搭乗券に書かれているのは全て英語
いよいよ海外旅行が始まるのだなと実感した。
保安検査を終え、いよいよ登場だ。
外国人のCAさんに迎えられて機内に入った。
さすがは国際線の機材
座席の間隔も広く、目の前には液晶パネルが設置されている。
これで映画が観れるのだろう。どんな映画があるかワクワクした。
機体はエアバスA350-1000
前日から導入された最新鋭機だ。
そして機体は離陸した。真ん中のシートだったため外の景色は見れないが、これから自分たちが外国人になるんだなと感慨深かった。
しばらくしてから機体が安定するとシートベルトサインが消えた。
そして間もなくCAさんがやってきて、機内食のメニューを配った。
これこれ!と思いながらメニューを広げた。
初めての機内食だ。
メニューが配られてから程なくしてCAさんがメニューを聞きにきた。
もちろん英語だ。ここはもう日本ではない。
はっきりとは覚えてないが「ビーフオアフィッシュ」だったと思う。
まあメニューがそうだから。
初めての機内食は美味しかった。飛行機でご飯を食べるなんて初めてのことだから感動した。
機内食を食べてからは眠ったり映画を観たりした。
液晶パネルに飛んでいる位置がみれるので非常に便利だ。
出発してからおよそ12時間30分後
カタールのハマド国際空港に着陸した。飛行機からターミナルまでの移動はバスだ。
初めて見る海外の地はカタールの空港だ。周りに高い建物はなく、言葉に表すことはできないが、いかにも中東って感じも風景だった。
ここまで届けてくれてありがとう
トランジットは2時間ぐらいだったのでしばらくターミナルを散策した。
さすがは石油王国。空港内は広かった。
買い物などしていると、搭乗時間が近づいてきたので搭乗口へと向かった。
次はローマへ向かう飛行機だ。
ドーハまでの便は日本発ということもあり、日本人のCAさんが乗っていて日本語のアナウンスもあったが、ここからは全て英語、イタリア語、アラビア語だ。
英語はなんとなくのニュアンスで乗り切った。機体の液晶パネルに日本語の設定があったため、映画などは難なく見ることができた。
男性のCAさんが搭乗していた。サービスをしている立ち振る舞いに、かっこよさを感じた。
機体はいよいよローマ、フィウミチーノ国際空港に着陸した。現地時刻は13時ごろだったが時差ボケもなく元気だった。
最後の方に降り、トイレにも行ったので前にいたお客さんはどこにもいない。
到着口に向かいたいのだが、いかんせん空港が広すぎる。到着口の案内表示板も見当たらない。これは迷ってしまったと思うも、なんとか案内表示を発見できたため、それに従った。
案内に従って歩くと、何やら電車のような乗り物のホームに到着した。
この電車に乗って到着口まで向かうのかなと思い、待っているとそれらしきものがやってきた。
ゆりかもめのような、運転手がいない自動操縦の電車で移動した。
到着口につき入国手続きをしようと並ぶと、日本の国旗など5カ国ぐらい国旗が表示されているレーンがあった。
そちらに並ぶと、パスポートのICチップをタッチするだけで通過することができた。
よく映画で見る入国審査で「サイトシーング」と答えるのを見て、とても緊張緊張するなと思っていたため、そのあっさりとした入国手続きに驚いた。
そして日本のパスポートの凄さを思い知り、自分もこの素晴らしさを守っていかなければならないと感じた。
入国し、手荷物の受け取りに向かった。
出てきた手荷物を見て驚いた。鍵が壊されてなくなっている。それでも開けられた様子はないので安心した。
早速海外というものを味わった。日本のグランドハンドリングの皆さん。いつも手荷物を丁寧に扱っていただきありがとうございます。
なんやかんやありまして、いよいよローマの中心テルミニ駅へと向かうことにした。
慣れない英語の自動券売機に悪戦苦闘しながら、切符を購入しホームへ向かった。
電車に乗り込み、出発した。
窓の外に広がる異国の風景を見ながら、いよいよ本当のイタリアが始まるんだと思った。