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ローマの夜(イタリア旅行記3)
フィウミチーノ空港から電車でローマの中心駅であるテルミニ駅へとたどり着いた。まずはホテルでチェックインを済ませてから散策でもしよう。駅からホテルまでは歩いて15分ほどだ。
初めて見る異国の街並みに新鮮さを感じながら歩くと、15分とは思えないほどの早さだった。
ホテルの部屋に入ってから、残り半日のスケジュールを考えた。
Googleマップを開き、現在地からどの観光地が近いのか調べた。
とりあえずスペイン広場に向かおう。
歩いてどれぐらいの時間が過ぎたか覚えてないが、なかなか遠かった記憶がある。だが時間の感覚はとても早かった。
日本と比べると、どの建物も5階建てであったりと大きい。
車が右側通行というのも新鮮だ。
しばらく歩くと人通りが多くなってきた。そのまま歩き進めると多くの人だかりで溢れるようになった。
そして辺りを見渡すと、どこかで見た大階段が現れた。
どう表現すればいいか分からないが、とにかく感動した。
しばらく階段に座って、この風景と音と風と、感じられるもの全てを感じ取った。階段の一番上まで登ると、そこもまた素晴らしい景色が広がっていた。
太陽が沈み、空のグラデーションが赤から青へと移り変わっている。
遠くに見えるバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂がこれまた良い味を出している。
コンドッティ通りをまっすぐ進むと今度はトレビの泉へとたどり着いた。
なんて下手くそな写真なんだ。もう一度撮り直したい。
トレビの泉もまた人が多かった。人混みをかき分け泉のそばまできた。
そこで友人たちと100円玉を持ち、トレビの泉を背に投げ入れた。
噴水に背を向けてコインを一枚投げ入れると、ローマにもう一度訪れることができるというジンクスがある。
ローマ再訪を願い、トレビの泉をあとにした。
近くのレストランで夕食をすませ1日目を終えた。
ローマに乾杯 イタリアに乾杯