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九州から千葉まで運転した話

久しぶりのnote更新となってしまった。前回の更新は2月9日ということだから、およそ3ヶ月半ぶりだ。

新年の抱負として2週間に1回は更新すると決めていたのに、早々でサボってしまった。私はこんな性格なのだ。なんとも情けない。

3月後半、就職を機に私は生まれた時から過ごしていた九州を離れ、千葉県に引っ越した。私が住むことになる土地は自家用車があると便利だということで、大学時代から乗っていた車を持っていくことにした。

大学生で一人暮らししていたところから、実家までは車で3時間ぐらいだったので、何かあればすぐ帰れる距離だったが、千葉から九州となると半日以上はかかる、なかなか簡単には帰れない距離だ。

その分、家族との別れも辛かった。今までの感謝の気持ち。これから頑張っていくぞという気持ち。離れた距離でどうやって生きていこうという不安な気持ち。複雑な感情のまま、出発した。

出発して約2時間、関門海峡そばのパーキングエリアで休憩した。ここから九州とはお別れだ。この時、出発する際の複雑な感情は消え、とりあえず滋賀まで頑張って運転するぞといった気持ちだった。

そして本州に入ってからこの長距離運転の辛さを痛感した。周りの景色が全然変わらない。山口、広島、岡山が異常にデカすぎる。出発して6時間後、ようやく広島県福山市のサービスエリアまでたどり着いた。目標の滋賀県まであと5時間でつくかなと不安だった。

ようやく阪神高速に乗ることができた。万博公園の太陽の塔が車窓から見えた時は感動した。感動したはいいが、今度はトイレ休憩するところが全然ない。どうして都市部の高速には全然サービスエリアがないのだろう。京都府に入ってからようやくサービスエリアに立ち寄ることができた。それにしても神戸から大阪、京都はすぐだった。

なんとか目的地の滋賀のホテルまでたどりつき、翌日に備えて早めに寝た。

2日目
距離的には半分以上進めていたので、余裕を持って出発できた。それにしても大阪から名古屋までは車で2時間ぐらいのすごく近い距離なんだと初めて体験した。

岡崎サービスエリアで休憩を挟み、新東名高速道路に乗って静岡県を突破する。

そういえばクイズ番組でカズレーザーさんが、高速道路の名称があるのは4路線だけと答えていたのを思い出した。
「東名高速道路」「新東名高速道路」「名神高速道路」「新名神高速道路」の4つだ。他は九州自動車道など、〇〇自動車道などと呼ばれている。

そんなことはさておき、地獄の静岡区間と呼ばれているが、私は昨日、あの山口広島岡山を突破しているんだぞという謎の強がりで突入した。

新東名高速では現在、最高速度が120キロに引き上げられている。そして道は広い。めちゃめちゃ楽だ。なんだよ全然地獄じゃねえじゃないか。あっという間に足柄サービスエリアまでたどり着いた。

余談ですが、私は富士山との相性が悪い。相性が悪いというのは私が、富士山の近くを通る時、必ずと言っていいほど雲で隠れているのだ。
私の母が静岡出身ということもあり、何度も帰省で静岡を訪れている。それなのに富士山を見ることができたのはわずか2回だけ。90%以上もの確率で見れないのだ。

そのことを家族のグループラインで報告すると、「やっぱりな。恥ずかしがり屋の富士山だねえ」と。ほんとだよ。

そんなこともあり、また車を走らせた。そしていよいよ始まる首都高速。
東名高速道路から接続する東京料金所では長蛇の列だ。ついに東京までやってきたぞ。料金所を過ぎた後も渋滞は続き、おそらく1時間は全然動けなかったな。

さすが大都会TOKYO。渋滞のレベルが違う。
渋滞を抜け、見えてきたのは六本木ヒルズだ。デカ過ぎんだろ・・・

東京タワー、霞ヶ関、日本武道館、東京駅、銀座、、、あー、これが上京かとふと思った。
首都高速を抜け、京葉自動車道に乗り大都会TOKYOを後にする。ミラー越しにみえた東京スカイツリーが「また来いよ」とでも言ってるかのようだった。

目的地のホテルまでたどり着くとすぐにテレビをつけた。今日はプロ野球の開幕戦だ。贔屓のホークスが勝ち気分も最高に良い。

翌日から始まる千葉県民人生の開幕戦にとってみれば、最高の前哨戦だ。

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