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大切なのは「熱量高く挑戦している人と会うこと」グッドパッチ佐宗氏インタビュー

※本記事はインターンサイトJEEKが2023年12月にサービス終了したため、過去記事アーカイブとしてnoteに残すものです。

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英語を身につけるために精一杯だった学生生活

須田:今日はこのインタビュー企画で初めてあんまり話したことない若手の方なので楽しみです。

佐宗:はい!宜しくお願い致します。

須田:過去のインタビュー記事や自己紹介みたけど、何かイケメン風でちょっとカッコつけてる印象あるね(笑)。今日はもっと泥臭い話をツッコミたいと思います。

佐宗:ほぼ初対面なのにツッコまれますね、流石です(汗)。

須田:略歴を見ると、学生時代にKLab株式会社でインターンして、新卒で大手企業のNTTコミュニケーションズに入って、今はスタートアップであるグッドパッチにいるという。ベンチャーインターン→大企業→成長スタートアップというのを既に26歳で経験しているのはオモシロイなと思う。どうしてそんな経歴を進んできたのか聞いていきたいね。学生時代はどんな学生だったの?

佐宗:高校時代に英語が得意だったので、英語に力を入れている立教大学の国際経営学部に入りました。勉強も頑張ってきたので自分の英語力にはそこそこ自信があったのですが、周りが帰国子女やTOEIC900点越えの人たちばかりで・・・。そんな環境だったので、もう大学の授業についていくのに精一杯で物凄く大変でした。

須田:大学の勉強が大変な学生って多いと思うんだけど、普通だと勉強を頑張るって方向だよね。

佐宗:そうですね。大学の必修授業が産学連携で企業がついて経営課題に対する解決策を提案するものだったので非常に責任感があり大変でした。しかし企業との接点があることで社会を深く理解することができました。課外活動としては、学部公認の学生団体に所属したり、経営戦略のゼミに励むなど色々なコミュニティに積極的に所属していましたね。

周りの”人”の影響から生まれた「挑戦欲」


須田:そういう学生がインターンをするようになるってどういうキッカケがあったのかな?

佐宗:今でも物凄く人生に影響を与えている先輩方と出会ったことですね。 ひとつ上の先輩なんですけど、その方と授業の学生アシスタント(SA)の制度で大学内で知り合いまして。その先輩が上昇思考で、スポーツメーカーでのインターンシップなど色々なことに取り組む人で彼から大きな影響を受けました。
あと所属していた学生団体の先輩からも影響を受けましたね。中には公認会計士を目指しながら起業をしている先輩もいて、強く刺激を受けました。 今までになくとても熱量の高い先輩方でしたね。
他にも先ほど言った学生団体のメンバーにも影響を受けましたね。そこのメンバーも「普通の大学生」にとどまらないような活動をしている人たちで、強く刺激を受けました。今までになかった環境でしたね。

須田:おー。人との出会いで意識が変わったんだね。

佐宗:そうですね。そんな人々が周りにいたことで、自分もどんどん挑戦していきたい!という意欲が湧いてきました。 そしてその起業をしている先輩に「オモシロイ人がいるから紹介する」と言われて、大学4年の時にKLabの方とお会いしました。

須田:その紹介からインターンを始めたのかな?

佐宗:はい、大手企業に就職は決まっていましたが正反対の性質を持つベンチャー企業でスピード感ある環境を経験したいと考えてすぐにインターンを始めることにしました。


就職活動とNTTコミュニケーションズに決めた理由


須田:就活はどういった分野を見てたの?規模感とか。
佐宗:就活はとにかく人に会わないと分からないなと思って80社ほど受けました。IT、不動産、メーカーなどですね。規模感も大手から中小まで幅広く見てみました。
須田:その中からNTTコミュニケーションズに決めた理由は?
佐宗:日本が好きで日本を代表する会社で働いてみたかったんです。
須田:ミーハーだね(笑)
佐宗:・・・(汗)。NTTコミュニケーションズはNTTグループの中でも国際通信という分野を担っているので、世界各所に拠点があって2年目から毎年30人ぐらいが海外で1年間働けるんですね。グローバルに働きたいと考えていたので、その点がとても魅力的でした。
一生懸命になる場所として見つけたインターンシップ
須田:なるほど。じゃあ、NTTコミュニケーションズに内定していて、その後に4年生からKLabでインターンシップを始めたんだね。
佐宗:はい、そうなんです。実は3年生の夏から株式会社ラウルというIT×環境のベンチャー企業でも半年間インターンシップを経験しました。大学がインターンシップすることを推奨していて、学校にインターンシップの求人が掲載されたりもしていましたね。当時は15人ぐらいの規模で週3で営業サポート、企画書づくりなどをやらせていただきまして、ベンチャー企業のスピード感をを肌で学ぶことが出来ました。
須田:じゃあ大学の案内でインターンシップ始めたってことかな。
佐宗:いえ、実はそうではなくて。最初のインターンシップは周りの環境から影響を受けて、何か始めてみようとしてWebで見つけたものに自ら応募しました。その後インターンシップ自体に抵抗がなくなったので、4年生になっても何か経験したいなと思いまして。KLabは当時既に社員600名ぐらいの規模でしたが、そのうち50人ぐらいが所属する「事業開発部」に所属して週4ぐらいで働かせていただきました。
須田:KLabのインターンではどういう仕事をしてたの?
佐宗:新規事業の立ち上げを経験させていただき、物凄く刺激的で楽しかったです。学生の身分ながらいきなり海外企業との提携交渉をやったり、新規事業のリサーチをガンガンやっていたり。本当に色々なことを経験できました。
その結果、KLabからも内定をいただきまして、NTTコミュニケーションズかKLabに行くか、物凄く悩みました。1ヶ月ぐらい悩み続けましたね。
KLabも600名を越える規模の企業になっているフェーズでしたので。ただ自分の成長だけを考えると、未知の世界である大きな規模のNTTコミュニケーションズさんの中で働いてみたいと思い、決断しました。


新卒入社と、大きな挫折


須田:NTTコミュニケーションズではどうでしたか?
佐宗:すごく楽しかったんですよ。珍しいケースだったのですが、最初の本配属が新規事業のサービス企画の部署で。海外の有名デザイン企業と一緒にデザイン思考を使って新しいコミュニケーションサービスを作るという仕事でした。外部パートナーと一緒だったこともあり、1年目でも提案が自由にできる環境で、良い経験になりました。
須田:何か爽やかでピカピカしたエピソードばかりでつまらないなー(笑)。泥臭い話はないの?
佐宗:あ、、。実はその新規事業のプロジェクトは1年ぐらい必死にやったんですが、売上規模の問題で結局事業化は出来なかったんです。それで心身ともにひどく落ち込んでしまい、体調不良で会社に出社出来なくなり救急車で運ばれたことがあります。会社がせっかく挑戦する機会を作ってくれたのに・・という自分自身への悔しさから来たものだったんですが。
須田:救急車!!いいじゃん!(笑)ずっとかっこ良くやってこれた訳ではないんだね。苦労もしているんだ。どんなことが辛かった?
佐宗:プロジェクトが事業化できなかった、デザイン・アプリの可能性を理解してもらうことができなかったことが本当に悔しかったです。この挫折感は非常に大きいものでした。自分としてはその後も頑張って働く気持ちがあったのですが、身体がついてこなくて。電車に乗ったら気持ち悪くなってしまったり。結局、少しの期間、会社を休ませてもらいました。
考えぬいて見つけた「働くことの意味」
須田:その休みの期間で、挫折からどうやって立ち直ったの?
佐宗:改めて「働く」ということの意味についてじっくり考えました。考え続ける中で、大きな影響を与えてくれたドイツで働いている先輩や、Wantedly代表の仲さんなど、人にお会いしてお話を聞くなどさせてもらいました。
そうして、「自分がどのように働くのか。」「どんな人と関わっていくのか。」これらが自分にとっては重要なことだと気がつきました。自分の目標を見つけたことで立ち直ることが出来ましたね。
須田:そうなると実際の働き方も変わってくるのかな。
佐宗:そうですね。その後、復職はしたのですが、デザイン思考を使った新規事業に関わったことでデザインに興味を持ちました。
ちょうどそのタイミングでグッドパッチの代表である土屋さんとお会いし、ビジョンに共感して入社することにしました。デザインの力を伝えていくというポジションで、改めて自分の求める働き方ができるのではないかと思いました。
理想の働き方を具現化するためグッドパッチへ
須田:なるほど。で、今ではグッドパッチのProttを始めとする自社事業の担当として活躍されてるわけだね。
佐宗:そうですね。国内とアメリカの営業として100社以上担当させていただいていますが、ただProttを販売するのではなく各社にデザインプロセスを使ったワークショップを提供するなどデザインの価値そのものを伝えていく仕事です。業務提携をしてパートナーさんと一緒にサービスを広めることもしています。
須田:実際に働いてみて社内の雰囲気はどうなの?
佐宗: 本当色んな人がいますね。グッドパッチはベルリンにもオフィスがあり、社員の20%ほどが外国籍なのでコミュニケーションも英語が多いです。仕事において年齢や性別、国籍は全く関係なく、家族を大切にする文化もある。
そして国内外の会社との交流も多いので人と会う機会が多くて恵まれていると感じます。まあ、実際の業務はスタートアップなので泥臭いですけどね(笑)
須田:山あり谷あり、泥臭さも経験してそうして今の佐宗さんがいるわけだ。最後に学生へのメッセージをお願いします。
佐宗:どこの会社に行っても、大企業でもベンチャーでも重要なのは「自分がどう動くか」と「どんな人と関わるか」です。
僕は普通の学生でしたが、熱量の高い人と出会い、そのコミュニティに属したことで会う人も変わっていきました。自分が「カッコいい」と思える先輩やオトナの方に出会えるように、会えるまで動きまくるのがいいと思います。
素敵な先輩やオトナはどこかには必ずいますよ! 心から湧き上がるものがある方は是非グッドパッチに遊びに来てください!素敵なオトナがたくさんいますよ(笑)
佐宗氏にとって、学生時代のインターン経験が現在の「理想の働き方」を見つけるきっかけとなっています。
自分が「カッコいい」と思える先輩やオトナの方に出会えるように、会えるまで動きまくるべきと仰る佐宗氏。長期インターンで、素敵なオトナに出会ってみませんか? 株式会社グッドパッチのインターンへの応募はこちらから!グローバルに働いてみたいと考える方にもオススメです。


株式会社グッドパッチ 佐宗 純
立教大学国際経営学科卒業。新卒でNTTコミュニケーションズに入社し、デザインの視点を使った新規事業企画やIP電話アプリ050plusの企画に携わる。その後株式会社グッドパッチに入社。自社プロダクトであるプロトタイピングツール「Prott」のアカウントマネージャーを務める。現在同社で活躍中。

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