ひょっとしてエンタメ不感症?
今回の記事は、何かを見たり読んだりした感想じゃなく、ふと思ったことを書きたいと思います。
結論から言ってしまうと、暫くエンタメ断ちしようと思います!という話です。
具体的に言うと・・・
・Netflix退会する
・ディズニーチャンネル退会する
・新しい漫画や本は極力読まない
・テレビドラマを録画しない
です。
昨晩Netflixで何かを見ようと思って暫くザッピングしてたのですが、全然見たいものが無かったんです。
いつか見ようと思ってた「ミッドサマー」がようやくNetflixに登場したのに、それすら見る気ならず・・・数十分程見たいものを探し続けていました。
で、「無いぞ?」と。「見たい作品ないぞ?」と。
それでスマホにメモしている【見たい映画・ドラマ・読みたい本・漫画リスト】を上から下までスクロールしてみたのですが、それでも目ぼしい作品は見当たりませんでした。
それどころか、なぜメモしたのかすら全く覚えていない作品ばかりだったんですよね・・・
じゃあ見なきゃいいじゃん?エンタメ摂取せずに腹筋でもして早く寝れば?
って話なんですけど、なんかもう後に引けなくなって取り敢えず「あの頃」という松坂桃李主演の松浦亜弥オタクの男性達がわちゃわちゃする映画を流し始めました。で、ある場面を見ていた時に思ったのです。
「この場面、新しい情報なくてたるいなぁー・・・倍速にしたい」
「まぁつまんなくは無いけどそんなに面白くないし、結末まで早送りしようかな」
・・・と。
そう思った時、なんだか自分にぞっとしました。
「あれ?私、エンタメ好きだったはずなのに、全然楽しんでなく無い?むしろ苦行になってない?」
エンタメ供給過多の時代なんて言われてるようですが、まさにそれだと思います。
世の中は面白そうなエンタメで溢れていて、どれも見たくなってしまって、全部履修しなくちゃ!という強迫観念にも似た焦りを抱いていたんです。
持ちうる全ての時間をエンタメ摂取に費やしても、それでも多分全部はチェックしきれない。全部チェックするためには、人生が5、6回くらいないと足りない。(でも人生5、6回繰り返したら、履修しなくちゃいけないエンタメも5、6倍になる…)
だから私は本屋や図書館やTSUTAYAに行くと、ワクワクしながらもいつもどこかで絶望するのです。
自ずとひと作品ひと作品に費やす時間は短くなり、おざなりな見方をするようになってました。
幼い頃「ハリーポッター」を読んだ時に感じたような心の震え・・・熱中する楽しさを最後に感じたのはいつのことでしょうか?
あの頃は時間が唸るほどあって、だけどお金はなくて、触れられるエンタメは限られていて、だから何度も何度も同じ本を繰り返し読んだし、一行一行に思いを馳せて想像しながらゆっくり読んでいました。
あらすじだけ分かればいいや!と思ってサクサク読み飛ばして、ろくに噛み砕きもせずに飲み下して、まだ消化もできてないのに次のエンタメに箸を伸ばす。そんな暴飲暴食を繰り返した結果、私の体はエンタメ不感症になってしまったのかもしれません。
「何かのためになるかもしれない」
という基準で作品を選んでいたのも、良くなかった。
「仕事の参考になるかも」とか「会話のきっかけになるかも」みたいな、半ば義務的にエンタメに触れている時間が長すぎたのだと思います。
常に情報を頭にインプットしすぎと言う点では、ネットニュースやSNS、サブスクでの音楽視聴なんかも当てはまると思います。
電車の中でスマホニュースを開こうとするも、電波が悪くて十数秒待たされた時。堪え切れず「もういいや」と中断して、観念したように本を読み始める…こんなことが最近多々ありました。
「もういいや」と思う程度のニュースなら、ハナから読もうとしなけりゃいいのに。観念したように開く程度の本なら、そもそも鞄に入れてこなきゃいいのに。
電車の外を眺めながら思索に耽る時間にしたらいいのに。
何もしないをしたらいいのに。
と言うわけで、胃もたれが治るまで暫くの間、プチ断食しようと思います!
そうしている内に、純粋に「見たい!」と思うもの、役に立たなくても、何の参考にならなくても、それでも食指が動くもの、わざわざTSUTAYAに足を運んででも見たいものが出てきたら、その時は我慢せず口にしたいと思います。
取り敢えずまずは一ヶ月?
10月15日頃にまた近況報告noteを書きます。
さてはて、どーなってるかな〜?