アラフォー上海留学日記【135日目】

7/10 水

今日は気温が低め。といっても32度だし湿度もすごいけど。教室に向かうと、昨日座った席はもう埋まっていた。しかたがないので教壇の目の前の韓国タトゥーガール美糯の隣に着席。この教室、椅子の背もたれは痛いし机の下にものを入れるスペースがあって脚は組めないし、机と机の距離は狭いしきゅうくつなんだよな。なんかエアコンの効きも悪いし。

美糯とタイガール珠美とグループワークをする。珠美はサンリオが好きで、とくにクロミちゃんが大好きなの!とグッズをいろいろ見せてくれた。
学生どうしの関係性をよくするためか、赵老师はとにかく頻繁にグループを組ませたがる。次のお題は別の韓国ガール有卿と韓国ボーイ真禹と。ふたりとも北京の大学から交換生みたいなかたちで来ているらしく、お互いの大学も近いんだそうだ。中国語ペラペラペア。
有卿が、北京まじつまんない、イケメンもいないしごはんも美味しくない、北京に帰りたくないとボヤいていておもしろかった。この子、クールな感じかと思ったら、突如鼻歌歌い出したりアイヤーとひとりごとを言ったりでなんかおもしろい。wechatを交換した。

休憩時間にまた昨日の韓国ボーイズと会った。名前は知らないが、タバコ仲間という認識が生まれつつある。韓国の外務省的なところへの就職を目指している韓国ボーイにめちゃくちゃ流暢な日本語で「日本語は勉強しようと思ってしたわけではなく、アニメを見て繰り返し発音していたら覚えました」と言われ戦慄した。彼は私の中国語の間違いを言い直してくれるレベルで中国語もうまい。語学の天賦の才…ぐぬぬ…

積極的に発表する人がごくごく少数のため、がんばって発表してみたが、ちょっと笑ってほしかった部分でシーンとなってしまって気まずい。発音が悪すぎて聞き取れなかったのだろうか。先生だけは笑ってくれたので少し救われた。
最後はギターが好きだというロシアボーイ奕佐とグループワーク。彼の会話力は私と同じくらいだ。ほっとしつつ、会話がなかなか通じず苦戦する。私の下手な中国語を理解するためには、なにを言っているのか推しはかる力=相手の高い語学力が必要不可欠なのである。どっと疲れた。

昼ごはんを食べて、C tripの日本版サイトで厦门の宿を探す。日本版だとクレカで決済でき、かつ外国人が確実に泊まれる宿が見つかるのだ。が、一泊3000円台で探すもユースホステルのドミトリー以外見つからず、もうユースホステルでいっかと諦めたら40歳までという年齢制限があった。まあ、そうだよね、ユースだものね…
中国版に変えてみたら、3500円くらいの宿を見つけた。やった。中国の宿に泊まるときは、検索時に外宾适用のタグを選ぶのはもちろんのこと、毎度外国人が泊まれるかの電話確認をしている。今のところ外宾OKと書かれているホテルは百発百中で「もちろん大丈夫!」との返事をもらえているが、この確認をやめた瞬間にハズレを引きそうな気がしている。今回ももちろん電話確認をした。

大卫とやりとりしているうちに、今晩タバコでも吸おうという話になった。10時半ころ、何時に寝るかと連絡がきたので12時くらいと返事をした。じゃあ後ほどという感じだったのだが、その後連絡がなかったうえに雨も強くなってきたので、そろそろ寝るかと12時にベッドに入る。
ぼんやり有吉の壁を見ていたらドアをノックする音が。ドアを開けると、遅くなってごめん、入ってもいい?とずぶ濡れの大卫がいた。宿舎の入り口の叔叔に5分で戻ると言って入ったのだそうだ。びっくりした。

窓辺で一服したのち、話したいことがあると深刻な顔で言うので何かと思えば、体の相性的なところで不満はないかという話だった。なんだそれ。正直に言ってほしいと言われても、正直なんの問題もないので大丈夫大丈夫と伝えるしかない。ほんとうに問題ないからと何度も言ってようやく納得してくれたが、まじめだなロシア人。
話題を変えて、中国人と喧嘩したロシア人の友達のために身代わりで警察に行った話などを聞いていたら、叔叔が部屋にやってきて、早く帰れ、5分と言っただろうと言う。わかったわかったと2人で部屋を出て、教室棟の先生たちの待合所に場所を変えて、おしゃべりしたりなんだりしてから解散した。
教室棟でゴキブリを見かけたので、コックローチって中国語でなんて言うんだろうなんて話をする。ロシア語ですらなんていうか忘れてしまったと大卫。いいなあ、その単語を使わないってことはロシアにはいないんだゴキブリ。

なんだか眠れなくなってしまったので、有吉の壁の続きを観て、2時半ころ就寝。ちなみに、中国語でゴキブリは蟑螂(zhāngláng)だった。要らぬ語彙を増やしてしまった。


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