労働相談この10年で変わったこと
昨日から大阪にいます。東京と大阪を行き来しています。大阪に来ると、飲み食い多いので、まずは縄跳び。
労働相談の仕事を始めて、今年で17年目。
社会の変化で、相談内容も変わってきたことを感じる。
10年前は、経営者も労働者も、知識がないことで起きるトラブルが多かったけど、今は子供でも動画で学べるので、知らなかったは減った。
知らなかったことで起きるトラブルは、賃金(残業代)未払や解雇。
今でも守っていない会社はあるけれど、10年前よりかなり減った。若い社長さんほど、そして都会ほど、守っている。ベンチャー企業は、意外とホワイト。
情報不足の田舎の80歳くらいの社長は、いまだに昭和のまま。
10年前より増えたのは、コミュニケーションのトラブル。
気軽にやり取りできるツールが増えたことで、起きるトラブル。LINE、チャット。
特に、コロナ騒動でテレワークになり、人との距離感が近すぎたり遠かったりで起きるトラブル。
話せば分かりえそうなものも多い。
でも、LINEやチャットで伝えるから、分かり合えるわけがない。言葉って難しいよ。
会って話そうよ。
人と喋るな、黙って食え、顔は目しか見えない、友達の表情が分からない、そして顔を見せるのが恥ずかしい、そんな時代を過ごした子供たちが社会に出た時の労働相談は、どうなるんだろうなあ。