![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/36287988/rectangle_large_type_2_a2629b6c1ea8ae039c5d728343fc82ad.png?width=1200)
全筑波大学生は太陽神ラーを崇拝して健康になろう
はじめに
こんにちは。筑波大学の情報科学類に通っております、須田です。
はじめに申しておきますと、この記事はエジプト神話には一切関係がありません。タイトル詐欺も良いところです。この記事では、北関東のラーこと「スーパーマーケット タイヨー」を崇拝せよ、という旨の話がおよそ3000文字に渡って書かれています。酔狂な方は続く全文をお読みください。
タイヨーとは
タイヨーは茨城県や千葉県を中心に2県1都に38店舗を展開するスーパーマーケットである。ここでは筑波大学にほど近い「タイヨー 学園の森店」について述べていく。
タイヨー 学園の森店は筑波大学から約3kmの位置にある。つくば市が誇る高度交通システム「自転車」を用いれば15分ほどで到着できる。道のりは平坦なので特に苦痛はないが、つくば市には道路交通法が存在しないため自動車には気をつけよう。なお、タイヨー学園の森店には広い駐車場があるので、自動車でも快適に参拝できる。駐車場は広いが大抵混雑しているので要注意である。
野菜がウマすぎて馬になるわよ
入店するとまず目の前には青果売り場が広がる。タイヨーの野菜は大変に安い。大学方面からタイヨーに向かう途中で通り過ぎたであろう、安さの殿堂トライアルよりも圧倒的に安い。
手元に10月7日, 8日の号外チラシがあるので見てみよう。7日はレタスが税込73円だ。狂っている。大学内にあるカスミ筑波大学店の約半額である。アボガドも税込73円。トライアルより50円安い。タイヨーの価格設定担当は日本の通貨に73円玉しか存在しないと思っているのではなかろうか。
タイヨーの野菜は安いだけではない。ウマい。確実にウマい。レタスはシャキシャキ、キャベツの密度は高く、キュウリのトゲはキラッキラに鋭い。これは推測だが、タイヨーは価格を抑えるために北関東産を中心に野菜を仕入れている。一方のトライアルは北海道産や外国産の野菜を大量に仕入れることで価格を抑えていると思われる。この違いが野菜のウマさにつながっていると考えられる。
タイヨーには地場野菜コーナーがある。このコーナーもタイヨーの大きな魅力の一つである。このコーナーには旬の野菜や形の悪い野菜など、正規コーナーには並べづらい野菜が並んでいる。このコーナーの野菜がまたウマい。鮮度がピカイチである。ものによってはアホほど安い。この前は「大根の葉」がモッサリ入って20円で売っていた。駄菓子か?お前は駄菓子なのか?
ドヤ顔63円ほうれん草は北関東の実力を感じる。
実は肉も安い
青果売り場を過ぎると精肉売り場である。肉といえばトライアルが安いイメージがあるが、実は肉に関してもタイヨーが勝っている。負け知らずである。
先と同じように号外チラシを引用すると、カナダ産豚肉細切れが100gあたり税込60円である。どうなっているんだ。安すぎて豚権が保証されているのか心配になる。僕が豚だったら全身がたったの3万円で売りさばかれてしまう。
文章の流れが野菜のときと完全に同じになるが、肉もウマい。パックを傾けると分かる。タイヨーで正規価格で売られている肉は、パックを傾けても赤い汁が一切出ない。鮮度が高い証拠である。来世の僕が豚になったらタイヨーで売られたい。
少し珍しい種類の肉が充実しているのも嬉しいポイントである。焼き鳥屋で見るような鶏の部位が置いてあったり、いかにも新鮮そうな豚ハツが置いてあったりする。個人的には牛すじが安売りされている日に出くわすとラッキーである。炊飯器にぶち込んで炊飯ボタンを押せばフルッフルの牛すじ煮込みができる。酒が進んで美味い。
魚は完全に一人勝ち
これである。タイヨーの魚は明らかに周辺店舗に勝っている。比較対象すら無いレベルで一人勝ちなのでタイヨーの自慢だけしておく。
タイヨーの特色は魚の丸ごと売りが充実していることである。お目々がパッチリキラキラしたアジに見つめられたら結婚を申し込まざるを得ないというものである。バックヤードの体制もしっかりしているので、三枚おろしにしてほしいと言えばやってくれる。完全にハッピーである。
お刺身も安くて美味いが、タイヨーに行ったからには柵買いをオススメする。たまにはお刺身で満腹になるのも良いものである。季節ごとに置いてある魚の種類は異なるが、この記事を書いている10月頭では戻りカツオが旬でモリモリと置いてある。一柵で300円から500円くらいなので、夕飯の予算には収まるだろう。コンビニで498円の麺ダルダルのパスタを買うか、タイヨーでピッチピチのカツオを買うか、よく考えてほしい。結論は自明であろう。解答は省略する。
ちなみに昨年のカツオの底値は100gあたり75円であった。狂っている。
これも昨年の写真だが、カレイが100gあたり28円で売られていたときは、カレイの気持ちを思うと涙が止まらなくなった。でもさすがにこの量は買えない。
ちなみに、お寿司も安い。お寿司は日によって価格がブレるが、安い日であれば割引無しで1パック450円で売っていたりする。お寿司の安売りはチラシに載るので確認しておこう。
タイヨーと一緒にアル中になろう!
さて、タイヨーは酒好きの味方である。当然独立の酒屋の品揃えには負けるが、下の写真のような棚が4列ほど並んでいる。絶対店員にアル中がいると思う。
日本国では10月からビールの酒税が引き下げられたが、多くのスーパーでは価格を据え置いている。しかし我々の味方、タイヨーは別である。私が愛するサッポロ黒ラベルの場合、6缶パックで税込1078円である。1缶あたり180円弱。少し高めのジュースくらいである。素晴らしい。これだからタイヨーはやめられない。
ビール好きからあえて文句を付けるとすれば、特殊系のビールの種類はそれほど多くないという点がある。多くないと言ってもそこらへんのスーパーで見るようなよなよなエールやグランドキリンシリーズは一通り揃っているので問題は無い。欲を言えばもう少しチャレンジングなビールを置いてほしいが、これは間違いなく酒好き特有の面倒臭いクレームである。
全ての節約を台無しにしてくるラスボス
さて、全てが安くてウマいタイヨーであるが、出口にラスボスが潜んでいる。こいつである。
瓶コーラの自販機を見ると絶対買う病気に罹っている私は、ことあるごとに瓶コーラを買ってしまう。1瓶100円。スーパーを歩いてコツコツと溜めた節約マネーがコイツのせいで台無しである。タイヨーの商魂をヒシヒシと感じながら飲む瓶コーラは格別である。好きですタイヨー。
おわりに
さて、タイヨーの魅力は伝わっただろうか。本文以外にも他にもタイヨーの魅力は山のようにある。店員さんが親切。商品の取り扱いが丁寧。最近クレカが使えるようになった。セルフレジが充実している。フリーWiFiがある。休憩スペースもある。買ったことは無いがパンも美味そう。謎のオリジナルキャラクターはキモい。
筑波大生にとって自転車で15分は目と鼻の先の距離なはずだ。トライアルやカスミ筑波大学店も素晴らしいスーパーではあるが、自炊好きな諸氏はぜひタイヨー学園の森店まで足を伸ばしてみてほしい。自炊人の楽園がそこに広がっている。
ついでに、よく分からないセンスのポップ広告も広がっている。
テンションが高いな
「意外に」ってなんだよ
サラダは何と戦っているんだ
私はこれを見てどういう感情を抱けば良いですか?
以上。