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「神山とすだちが大好きになりました」/すだちワーホリ開催Report#1

9月に開催した「すだちワーホリin神山」は無事に終了。今回参加してくださった6名の方々は、とってもいい表情でそれぞれ神山町を後にしました。神山でいい時間を過ごせたようで、運営スタッフ一同ホッとしております。

すだち農家さん(左端)とパシャリ。すっかりスダチ収穫ファッション(前掛け)もさまになっています。

余談ですが…
よほど名残惜しかったのか、プログラム最終日に「またいつか!」「お元気で〜」と解散したはずが、まさかまさかの翌日にも神山町内を散策している参加者4名にばったり遭遇(!)「何でいるんですか!?」と思わず口にしてしまいました。「時間があるから急遽、宿を取って延泊しました」とのこと。

地方創生に関心を持っている人、食や農への関心、田舎暮らしを体験してみたいなどなど、参加の動機はさまざま。年代も20代〜50代と、普段はなかなか出会う機会のないであろう面々は、初対面同士のはずなのに9泊10日の間にすっかり親しくなっていたようでした。

加えて、延泊してしまうほどに神山町も居心地良く感じていただけたのかな。うれしい限りです。改めて、参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

今回のプログラムでは、10日間のうち6日間ほど農家さんのもとでスダチ収穫作業に取り組んでもらいました。

「同じスダチ農家でも、収穫の仕方など、考え方は人それぞれ」
「せっかくならば、違いを体験してもらえるといいのでは」

事前にベテラン・若手農家さんと打ち合わせをした際に出てきたアイデアを採用し、参加者のみなさんには2日ずつ異なる農家さんのもとで稼働してもらいました。

これがとても良かったようで「多くの農家さんとの交流を通じて、それぞれのすだち農業に対する考え方や思いを伺うことができて良かった」など、プログラムの満足度の高さの理由としてほとんどの方が挙げてくださいました。

一方で、6日間の稼働先をあらかじめ決めていたものの、予定通りには行かずに「〇〇さんは、明日の稼働先を変更でお願いします!」と参加者の方に急遽変更をお願いする場面も。

天候をはじめさまざまな要因で、スダチの生育状況は日々変化します。人手がいても、収穫に適した大きさの実が無いのであれば、収穫作業を進めるわけにはいきません。

そうした状況もあり、急遽人手の必要な農家さんのもとへ稼働先を変更してもらうということも発生しました。もしかしたら、このことにびっくり(?)した参加者の方もいたかも知れませんが、自然と向き合う農業においては人間側の都合だけでは進められないという難しさも学びとして持ち帰っていただけているといいなあ、と思います。(調整役を担ったわたし自身も身をもって予定通りにはいかない難しさを感じました)

収穫以外のアクティビティも盛りだくさんでした。

プログラム初日には「ブロンプトンで神山ツアー」を開催。
ブロンプトンとはイギリス製の折りたたみ自転車のこと。歩くよりも早く、車よりも遅く、ほどよいペースで景色の移り変わりを感じられるプロンプトんでの散策は、神山を走るのにぴったり。町内在住のガイドさんの案内で、あちこちへと駆け巡りました🚲

「あそこに鮎がおる!」と途中、橋の上で立ち止まって川をのぞいてみたり。

「ぜえぜえ、はあはあ」言いながらなんとか上り切った少し高いところから、山の風景を眺めたり。

また別の日には、「すだちを使った料理体験」も実施。とっても料理が上手な地元のおかあさんたちから、すだちを活用した料理の数々を一緒に作りながら教えてもらいました。

すだちそうめん汁に、すだちと春雨のサラダ、すだち風味鶏南蛮…と、すだち三昧なスペシャルなメニュー🟢

「これはどうやって作るんですか?」としっかりレシピを聞き出して、持ち帰る方も。ぜひぜひ、お家でもすだちを活用してくださいね。

あっという間の10日間。参加したみなさんがどこかでまたすだちを見かけた時に、神山町や神山で出会った農家さんのことを思い出し、すだちを大事に思ってくれているといいなと思います。

最後に、参加者のみなさんの感想を少しご紹介します。

  • すだち収穫や神山での生活など、旅行では体験できないような神山での暮らしを経験できたことが良かった。山村部での生活のイメージが自分の中で少し持てたような気がします。

  • 今回のすだちワーホリをきっかけに、神山で働いたり、移住したりすることも考えたいと思うようになりました。神山とすだちが大好きになりました。

  • 10日間だけど、お出かけする日も組まれていて適度に遊ぶことができました。すだち、そして神山のことをよく知れた10日間でした。

今年の開催は終了しましたが、また来年も実施の予定です。この記事を読んで気になる!と思ったみなさん、ぜひ次回開催をたのしみにお待ちください。

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