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【須田亜香里さんの軌跡】◆M34 映画初主演

須田さんは、SKE48に入る前の10代半ばのころ、「俳優さんっていろんな人生を生きられて楽しそう」という気持ちから、女優に憧れました。そのため、須田さんは、さまざまなオーディションに手当たり次第に応募しましたが、結果は不合格。

 そのため、須田さんは、女優の夢を、一度は封印しました。

 しかし、SKE48加入後、アイドルとして経験を重ねる中で、映画出演という夢を密かに持つようになりました。【1】

時を経て、須田さんが「熱闘!Mリーグ」のアシスタントMCを務めたことがきっかけで、麻雀関係者にもご縁ができた2020年、Mリーグを盛り上げる企画として、片山まさゆき先生原作の漫画「打姫(うたひめ)オバカミーコ」の映画化という企画が持ち上がりました。

 そして、Mリーガーでもある俳優・萩原聖人さんの「ミーコ役は須田さんで」という推薦もあり、須田さんは、この映画の主役・丘葉未唯子(ミーコ)役に抜擢されました。

このニュースは2020年6月、情報解禁となりファンを大喜びさせました。

この映画は、駆け出しの女流プロ雀士である主人公・丘葉未唯子(ミーコ)が、萩原さん演じる元王者のトッププロ・波溜晴に弟子入りし、ドタバタしながらも成長していくストーリーです。共演した萩原さんのみならず、原作者の片山先生も、明るく素直で前向きなミーコが須田さんにピッタリだと、太鼓判を押してくれました。

須田さんは、まだまだ演技経験は少なかったのですが、台本のセリフを他の役のものも含めて全て朗読した音源を自作し、繰り返し聞いて膨大なセリフを覚え、撮影期間中は萩原さんを質問攻めにし、演技に全力投球しました。【2】

須田さんは、クランクアップ(撮影終了)のとき、(萩原さんがハグをするために)「『お疲れ様!』と言いながらいらっしゃったんですけど、私ガチで逃げちゃったんですよ。だから萩原さんが襲う人みたいになっちゃって。本当にごめんなさいです(笑)」という失敗もしつつ【3】、撮影を無事に終え、映画は完成しました。

この映画は、9月20日から、AbemaTVのAbemaプレミアムで、先行配信されています。


話は変わりますが、この時期のエピソードをもうひとつ。

須田さんは、2020年8月、「幸せ!ボンビーガール」(日本テレビ系列)の、実際に東京・三軒茶屋のアパートを借りて、10万円の予算で一人暮らしを始めるところを撮影する、という企画に登場しました。

撮影された須田さんの、買物メモを片手にドラッグストアに行ったり、通販の組立式ベッドをグチを言いながら自分で組立てるといった飾り気がない姿、そして時々漏れる一人の女性・アイドルとしての本音は、視聴者の共感を呼びました。

ところが、放送の翌日、SKE48の運営会社の親会社である株式会社keyholderの株価が上昇!

株式取引の専門誌は、須田さんがこの番組で「上京一人暮らしを演じて好感度アップ」したことが、株価上昇の原因と分析しました。須田さんは「まさか~たまたまでしょ」と半信半疑でしたが(笑)【4】

(続く)



〈ソースノート〉

【1】「女優(仮)須田亜香里」(須田亜香里のてくてく歩いてく・中日新聞2020.9.20朝刊)

【2】萩原聖人インタビュー

https://times.abema.tv/mahjong/news-article/8626116?mobileapp=1&__twitter_impression=true

【3】https://news.yahoo.co.jp/articles/99295ff3a31a659934757f2e45d9bbb548acc159

【4】https://mobile.twitter.com/dasuwaikaa/status/1296047927488520192

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