自分を出すな
花登筐脚本のテレビドラマは松竹新喜劇と共に、浪花節と喜劇の基本となっていて
吉本新喜劇を生でみる奥さんとのジェネレーションギャップになっている。
そのなかでも心に残っているのが
いとはんの為に奔走して、破談を回避出来た主人公に対し
手助けを断って破談にしたいとはん
たしか、糸茂の旦那はんが、主人公に、お前は自分を出してしまったんや
けど、わての努力を認めてもらわんと、母親と一緒にくらせんやないですかと反論する主人公
てな場面があって
なるほど、わてが!わてが!を主張し過ぎたら、通るもんも通らんようになるんや
と人生勉強させてもらいました。
おもろうてやがて哀しき
底に哀しみが無いと、浪速の喜劇やないと思う拙と。
心の救済に、突き抜けた笑いを求める奥さん。
微妙にかみ合わない夫婦です。