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ジロ・デ・イタリア2週目振り返り

こんにちは那須のSUDA COFFEEです。
今日の那須は朝霧の後に、カラッと晴れました。


さて、5月6日に始まった連日熱戦が続くジロデイタリアが、今週末5月29日(日)で終わります。

今回は、中盤の5月17日(火)〜22日(日)第10ステージから15ステージまでを振り返ります。

5月17日(火)第10ステージ 丘陵 196km

前半100kmは平坦、後半100kmが獲得標高1760mのアップダウンを繰り返すリェージュ〜バストーニュ〜リェージュのようなコース、マシュー・ファンデルプールにスプリントで勝ったのは、黒人アフリカンでは初めてのグランツール優勝を果たしたギルマイ。ただし、表彰式でシャンパンのコルクが目に直撃して、残念ながらこのステージでリタイアとなる。

第10ステージ結果
1 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)
2 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)
3 ヴィンチェンツォ・アルバネーゼ(イタリア/エオーロ・コメタ)

5月18日(水)第11ステージ 平坦 203km

数少ないスプリンターステージ、早駆けしたデマールを交わしたガビリアが勝ったと思ったら、後ろから飛び出してしたダイネーゼがワールドツアー初勝利の大金星!今大会イタリア人初勝利となる。ガビリアが「そりぇねーぜダイネーゼ!」と言ったとか、言わなかったとか

1 アルベルト・ダイネーゼ(イタリア/チームDSM)
2 フェルナンド・ガビリア(コロンビア/UAEチームエミレーツ)
3 シモーネ・コンソンニ(イタリア/コフィディス)

5月19日(木)第12ステージ 丘陵 204km

チームメイトであるマシューファンデルプールが集団で囮となることで、3名の逃げが決まり、イタリア人同志のスプリントを制したのはプロで初勝利のオルダーニ。ツールの準備なのか、次のスプリンターステージを待たずにカレブ・ユアンがリタイア。

第12ステージ結果
1 ステファノ・オルダーニ(イタリア/アルペシン・フェニックス)
2 ロレンツォ・ロータ(イタリア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)
3 ハイス・リームライゼ(オランダ/ユンボ・ヴィスマ)

5月20日(金)第13ステージ 平坦 150km

総合4位につけていたバルデは体調不良でリタイアする波乱のステージを制したのはデマール。今大会3勝目のハットトリック、ポイント賞争いでも大きくリードする。

第13ステージ結果
1 アルノー・デマール(フランス/グルパマ・エフデジ)
2 フィル・バウハウス(ドイツ/バーレーン・ヴィクトリアス)
3 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス/クイックステップ・アルファヴィニル)

5月21日(土)第14ステージ 丘陵 147km

距離は短めですが、丘陵と言っても獲得標高3000mの山岳コースでは、ユンボのエースであるデュムランがリタイア。総合で遅れたサイモン・イェーツが意地のステージ優勝。総合優勝候補のカラパスが3位に入り、ファンロペスが10日間守ったマイヨジョーヌをゲット。

第14ステージ結果
1 サイモン・イェーツ(イギリス/チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ)
2 ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア/ボーラ・ハンスグローエ)
3 リチャル・カラパス(エクアドル/イネオス・グレナディアーズ)

5月22日(日)第15ステージ 山岳 178km

トレックのエースながら、ここ2シーズン勝利に恵まれなかったチッコーネが復活のステージ優勝!

今大会イタリア人による3勝目を果たす。

第15ステージ結果
1 ジュリオ・チッコーネ(イタリア/トレック・セガフレード)
2 サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア/バーレーン・ヴィクトリアス)
3 アントニオ・ペドレロ(スペイン/モビスター チーム)

第15ステージまでの結果

個人総合順位
1 リチャル・カラパス(エクアドル/イネオス・グレナディアーズ)in 63h 06' 57''
2 ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア/ボーラ・ハンスグローエ)+ 00' 07''
3 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)+ 00' 30''
4 ミケル・ランダ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00' 59''
5 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)+ 01' 01''
6 ペリョ・ビルバオ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 01' 52''
7 エマヌエル・ブッフマン(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)+ 01' 58''
8 ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア/アスタナカザクスタン チーム)+ 02' 58''
9 フアン・ロペス(スペイン/トレック・セガフレード)+ 04' 04''
10 ギヨーム・マルタン(フランス/コフィディス)+ 08' 02''

ポイント賞
1 アルノー・デマール(フランス/グルパマ・エフデジ)238 Pts
2 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス/クイックステップ・アルファヴィニル)121 Pts
3 フェルナンド・ガビリア(コロンビア/UAEチームエミレーツ)117 Pts

山岳賞
1 クーン・ボウマン(オランダ/ユンボ・ヴィスマ)109 Pts
2 ディエゴ・ローザ(イタリア/エオーロ・コメタ)92 Pts Pts
3 ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア/ボーラ・ハンスグローエ)62 Pts

ヤングライダー賞
1 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)in 63h 07' 27''
2 フアン・ロペス(スペイン/トレック・セガフレード)+ 03' 34''
3 テイメン・アレンスマン(オランダ/チームDSM)+ 11' 17''

チーム総合順位
1 ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)in 189h 24' 11''
2 バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)+ 01' 02''
3 アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ(ベルギー)+ 11' 49''

初勝利や復活の勝利、大物リタイヤ、コルク事件など、2週目もドラマテックな展開が続くジロデイタリアも今週末で終わり。どんな結末が待っているか?最後まで目が離せませんね。

少し寝不足の旅の途中のカフェ。那須SUDA COFFEE


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