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生き方を選べるなら

辛くて嫌なことに苛まれて自分を壊しながら結局嫌なことたちに殺されるくらいなら
自分で逃げることを選択できるようになりたい


今いる学部は本当に厳しいところで、
大事な試験が3日おきにいくつも襲いかかってくるし、そのひとつひとつが暗記量も難易度も信じられないくらいハードルが高い

元々そんなに賢くないのに背伸びして入学した私は、全然ついていけずに崖の端っこに手をかけてぶらさがってる

自分で希望して入学したはずなのに、正直今はもう辞めたくて仕方がない。
自分なりに努力の方法を探しながらやってはみるけど、私の掴んでいる崖はぽろぽろと岩をこぼして今にも崩れそうだし、私自身ももう限界を迎えそうだ

わかってる。努力が足りないことくらい。
わかってる。人一倍やらないといけないのも、悩んでいる暇はないのも、わかってはいるのにもう崖を掴んでいるほうの手が悲鳴をあげていて、
自分の実力不足のせいなのに、彼氏が良い点を取ったり友達が上手くいったりしているのを見ると、どうしようもなくここから落ちてしまいたくなる。

なんでこんなところに来てしまったんだろう
足を止めたいのに、崖から這い上がりたいのに、いろんなものが襲ってきて、襲ってくるものたちのせいにするじぶんも嫌で、
結局生きていても死にたくても自分のことが大嫌いで、
こんなことを言い訳のようにここに並べて逃げる自分が許せなくて、
そんな自分がまた嫌いで。

私は自分を嫌うことで許されると思っているのだろうか。

誰に?
「神」に?
自分に?

何かを失うのが怖くて
死ぬのが怖くて生きているだけだし、
留年が怖くて立ち止まれないだけだし、
何一つ自分で選択していない。
全部が「◯◯できないから」という言い訳の陰からひっそりと顔を出しているだけだ。


こうやってじっと助けを待っている間にも試験は刻一刻と迫ってくる。
いっそ歩みを止めてしまいたい。
言い訳も逃げも全部やめたい。
生きたくない。
どうしよう。
どうしよう。