別れ

今日は実家の父と妹とともに母の病院へ。
昨夜さすがにもう危ないだろうといった連絡が入ったので向かったわけだけど、今日の母は少し持ち直していた。

母が病に倒れ、人の手を借りてでないと暮らしていけなくなってから5年、ずっと頑張って生きてくれた。

10ヵ月ほど前からは、口から食事が取れなくなり、先月から意識もなくなって、それでもまだ生きていてくれてるのは、父の寂しさを感じてのことではないかと思う。

「俺のために生きてくれ」と5年間、完璧な介護をして寄り添ってきた父もようやくあきらめがつき、今日は3人で「お母さんありがとう、もういいよ、楽になってくれていいからね」と言葉を送った。

母の意識はないけれど、そうではない部分に届いているのではないかと思ってのこと。しっかり見送りたいと思う。

そしていつか私が天に召される時も何としても子供たちに手を握って見送って欲しいとも思う
それは親としての唯一のわがままかもしれないけれど。

まもなく秋…




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