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コミュニティをじっくり育てていく「焚き火理論」について考える
現在、株式会社TABIPPOと株式会社コオドリの運営である「コミュニティマネージャー養成講座3期」に参加しています。
今回は、コミュニティマネージャー(以下コミュマネ)ーの仕事で活きてくるであろう理論3つから1つ選んで考察をしたいと思います。
・ダニエルキムの成功循環モデル
・ダンバー数
・コミュニティの焚き火理論
から「コミュニティの焚き火理論」について書いていきます。
コミュニティの「焚き火理論」とは?
「ビジネスも人生もグロースさせるコミュニティマーケティング」を読みました。この中で紹介されていたコミュマネが実施すべき「焚き火理論」を引用します。
コミュニティの成長は、焚き火に置き換えて考えるとわかりやすいです。種火はあるけれど、火が燃えていかない。みんなで「いいよね、いいよね」と言っているうちに、燃え尽きて灰になってしまいかねない。種火が燃えているうちに、燃え移るものを用意しておかないといけないのです。
ここで著者の小島さんは、焚き火の燃えていく様子をコミュニティに例えわかりやすく説明しています。
焚き火を作るためには、以下のような手順があります。
①地面に燃えやすい新聞紙や乾いた草を中央に置き、種火を作る。
②乾いた細い枝を積み重ね、空気が通る隙間を作り、細い枝が燃え始めたら、中くらいの枝を追加し、さらに火が安定してきたら太い枝や薪を加える。
③火の勢いが弱まったら、細い枝や中くらいの枝を追加したり、うちわであおいで火を伝播させたりして、火力を維持する。
この手順がコミュニティ運営とよく似ているということです。
①熱量が高い人を集める
②①の人と一緒に盛り上がりそうなフォロワーを集めて活性化させる
③参加者のやる気の維持としてのサポートを続ける
焚き火と比較すると以下のように例えられます。
・火を起こし維持する人…コミュマネ
・着火剤…コアメンバーになり得る熱量が高い人
・乾いた木…熱量が高い人と一緒に活動できそうなフォロワー
・湿った木や燃えにくい薪…あまり熱量が高くない人
小さな火から少しずつ時間をかけて大きな火を起こす焚き火のように、コミュニティも1日ではならず、じっくりと育てていく必要があるのです。
この本の中でも、小島さんは「ステップを踏むこと」を重要視しています。いきなり湿った木や大きすぎる薪を入れてしまうと、火が消えてしまうように、誰でもいいからコミュニティに入れよう!と焦ってしまうと失敗しかねないということです。
「焚き火理論」を知らなかった頃の失敗談
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私は数年前、ある仕事のスキルシェアコミュニティを作ったことがあります。しかしながら1年もたたずに失敗してしまいました。今振り返ると、失敗した要因の1つにこの「焚き火理論」が上手く使えていなかったことがあると考えています。
自分のやりたいことに対して10人程度のメンバーが集まってくれたのですが、色々な層がいました。どんどん意見を出してくれる方もいれば、とりあえず参加しようかなくらいの方も。
最初にどんな人が来てほしいのかを明確にしていなかったことや、熱量が高い人とこれやりたい!という話だけでいつの間にか意欲がしぼんでしまったり、熱量が低めの方にアプローチをしていたりしたことが主な反省点です。
スラッシュワーカーズにおけるコミュマネ体験と学び
![](https://assets.st-note.com/img/1717395132293-3IDLYnXc8l.png?width=1200)
現在、複業実現コミュニティ「スラッシュワーカーズ」で、4月から6月までの3か月間、コミュマネ体験をさせていただいています。
既に2か月体験が終了し、感じることは焚き火を起こすための種火とフォロワーを見つける楽しさと難しさです。
それらの人たちを見つけるためには
・1on1や雑談などの対話を通してメンバーの興味関心を知る
・メンバーの性格やパーソナリティを知る
・気軽にやってみよう!と声をかけてみる
と小さくアクションを続けていくことが大切だと感じました。
スラッシュワーカーズ内で、以下のように毎月メンバーのみなさんと一緒にイベントを作ることができてよかったです。
【4月】朝活イベント
【5月】メンバーの目標達成イベント、教育についてのシェアイベント
【6月】語学学習強化月間
もちろん終わったイベントを通して、反省点や改善点がたくさん見つかったので、次以降のイベント開催に活かしつつ「どんなことをすればコミュニティがより活性化するだろう?」と考えていきたいです。
そして大切なのは「コミュニティをじっくり育てていき、結果を焦らないこと」だと思います。
今後もし自分がコミュマネをするなら
スラッシュワーカーズ内でのコミュマネ体験が終わったら、コミュマネとしての活動もしていきたいです。
自分の興味のある「地方創生」「旅」「育児」などのキーワードでコミュニティ運営に携われればいいなと思います。
人と人を繋いでコミュニティの輪を広げていく素敵なお仕事であるコミュマネ。まずはあと1か月の体験と、この養成講座で実践を通して勉強して、知見を広げたいと思います。