ドイツ系老婦人に唐突に王貞治の話を振られて、咄嗟に言えなかった英語フレーズ
義父の家でドイツ系の親族が集まっての食事のテーブルで咄嗟に出なかった英語。レベル的には中学英語である。
もう75歳を超えようかという義父の妹さんはとても元気でトークもしっかりしていた。僕が日本から来たと自己紹介を済ませると、その老婦人も日本に来たことがある、と返してきた。
時は1972年で、それは王貞治が7試合連続ホームランを打った年。
東京はそのことで賑わっていた、
という話を初対面のドイツ系のおばあちゃんが話はじめる。
しかも、東京のレストランで王貞治の夫人(王恭子さん)とたまたま鉢合わせたのだ、というマユツバの話題までふってくる。
ほんまかいな、と思うけれど、その語り口はしっかりしている。
しかしまぁ、僕はたまたま昔のプロ野球の知識があるから自分の生まれる前の選手でも多少のことはわかるけど、そうはいっても1972年の野球の話を振られて急にわかる人もなかなかいないだろう。当然ながらテーブルを囲むアメリカ人のみの8人程のメンバーは、大谷翔平はわかっても王貞治はわかるはずもなく、ポカンとして話に全くついていけない。
奥様を含むテーブルを囲むメンバーに、話が弾むように王さんの一般情報を伝えたかったのだけれども、僕は「予期せずサダハル・オウの話をする白人のおばあちゃん」に呆気にとられすぎて、何だか上手く出てこなかった言えなかったのが、この中学英語レベルのフレーズである。
次こそ伝えたい。
でも、次にこんなシチュエーションあるだろうか(いや、ない)