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フリードレススタイリストYUKOが花嫁に伝えたい「ウェディングドレス選びの選択肢」
「着たいドレスが、ない」
人生に1度の結婚式に、この悩みに直面する花嫁が70%近くいることを、ご存知ですか?
「好きなドレスをまとった女性は、本人が驚くほど、美しい」その後の人生をも明るくしてくれるドレス選びが、業界のルールの中で満足度の低いものになってしまう。この問題に疑問を抱き、フリーランスのドレススタイリストという新しい職業をつくりはじめた一人の女性がいます。
多くの花嫁が結婚式が終わるまで知らない、ウェディングドレス事情とは?
なぜ、今の時代の結婚式にはドレススタイリストが必要なのでしょうか。
時代が大きく変わるように、ドレスの選び方も大きく変わりました。プロセスをもっともっと楽しんでいい。自分の好きを追い求めていい。当日を最高の状態で迎える、そのためのお手伝いをしてくれる人がいます。
Dress Stylist YUKO (鈴木 ゆう子)
服飾専門の学校を卒業後、地元・愛知県の結婚式場にドレスコーディネーターとして入社。その後、大手のウェディングドレスショップで経験を積み、年間MVPを取得した経歴を持つ。2019年にフリーのドレススタイリストに転身。花嫁が本当に着たい!と思えるドレスと出会うにはどうしたらいいのだろう? と考え、フリーで活動している。
聞き手:柴田 佐世子
バナー制作:鈴木 ゆかり
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「ドレス選びを、思い切り楽しんで!」
ードレススタイリストというお仕事について教えてください。
「気分がアガるドレス」に出会うまでのトータルサポートをしています。一人ひとりに合わせて、ドレスサロン選びから、フィッティング同行、オーダードレスをご希望の方には、予算や好みに応じたアトリエをお探しし、デザイン含め製作のお手伝いをしています。
そもそも、ドレス選びを何から始めたらいいかわからない方も多いので、まずはたくさんお話をしするところから、はじめます。「好きなドレス」を着るために、彼女らしく心地よく選べる方法を考えるところからプロデュースしています。
また、結婚式当日のフィッティングやアテンドまでしています。
ードレスサロンには所属せず、フリーランスとして活動されているのは、なぜですか?
独立する前はドレスサロンに所属していたのですが、アパレル店員と同じように「そのサロンにあるドレスの中からご提案する」ことしかできなかったんです。
ひとつのサロンの中からでなく、世界中のドレスから一人ひとりに合わせて選んであげれたらいいのに! と思い、フリーになりました。
「この中ならこれかな」ではなく「これが着たい!」
そう、心高まるドレスを一緒に見つけたと思っています。
自由に、"好き"をまとう楽しさを、花嫁さんに知ってほしいんです。
ウェディングドレスを選ぶことって、自分の新たな魅力や可能性を知る、素敵な時間でもある。でも、そこに行き着くまでに悩む花嫁さんが多いのも、事実なんですよね。
ーそれは、どういうことなのでしょうか?
たとえば、「式場と提携しているドレスサロンの中からしかドレスを選べず、他に着てみたいドレスがあったけど諦めた」という話ですね。その場合は、「式場からだめ」と言われたから諦めるのではなくて、「他の選択肢もある」ことをお伝えしています。
ー選択肢とは、例えばどのようなことですか?
他のサロンからのレンタルはNGでも、購入したドレスなら持ち込みはOKというケースがあります。その場合は、レンタルドレスと変わらない金額で購入できるサロンを、ご紹介しています。
また、サイズが合わない、と悩んでいる方も多いのですが、その場合はオーダーメイドという選択肢をお伝えしています。敷居が高いと思われがちなオーダードレスですが、実はレンタルと変わらない金額での実現も可能なんですよ。
ーつい諦めてしまいそうなところですが、そんな選択肢があったんですね。
「ドレスだけは、妥協も諦めもしないで!」これは、私がまず花嫁さんにお伝えしたいことです。
好きなデザインは決まっていても、「どこへ行ったら着られるのか、探せない」というお声も多いんですよね。
私はプロのドレススタイリストとして常に最新情報をキャッチしていますし、数々のドレスサロンとのお付き合いもあります。希望のドレスを探すお手伝いは、得意です!
楽しいドレス選びはもちろん、スマートさも大切。今の時代、お仕事をバリバリしながら結婚式の準備をする方も多いですからね。
すべては、当日美しくあるために
ー当日のフィッティングやアテンドまで立ち会うようになった経緯を教えていただけますか?
多くの花嫁さんが知らないまま当日を迎えるのですが、ドレスコーディネーターが結婚式当日に着付けすることは、ほとんどありません。
結婚式が行われるのは、土日や祝日が多いですよね。ドレスサロンにも、たくさんのお客様がいらっしゃる時なので、サロンに所属するドレススタイリストは、お客様の結婚式に行きたくても行けないんです。
ーそうだったんですか。では当日は、誰が着せつけてくれるのでしょう?
ヘアメイクさんやアテンドさんなど、ドレスのプロではない方が兼任して着せつけてくださることが多いです。
仕方がないこととはいえ、一発本番の結婚式でトラブルが起こらないとはいえないので、ドレスサロンに所属していた時は毎週末ドキドキしていました。式場から何も連絡がなければ、「無事に結婚式が結んだんだな」と肩を撫で下ろす。これが私の日課だったんですよね。
ートラブルというと、例えばどのような?
「保管状況によって、ドレスにしわが入っていた」「ダイエットを頑張った結果、最終フィッティングよりも大幅に痩せてしまい、サイズが合わなくなってしまった」「ドレスが破損してしまった」こういったトラブルが起こることって、実は珍しくなくて。
ーそのようなトラブルがあっても、その場に対応できる人がいないということですよね。
そうなんです。花嫁さんが、一番不安ですよね。楽しみにして頑張っていた分、残念な気持ちが残ってしまう。私、花嫁さんには、当日思い切り心置きなく楽しんでほしいんです。一瞬たりとも、不安を感じて欲しくない。
フリーであれば、当日同席もできますし、何かあった時にすぐに駆けつけられる体制でいられます。
今はカジュアルなデザインのドレスも増え、デザインによってはアテンドが必要ない場合もあります。花嫁さんが選ばれるドレスのデザインによって、臨機応変に対応しています。
「あの日、私が着せつけていれば」独立を決意した花嫁の涙
ーYUKOさんはドレススタイリストとして、どういう経歴を歩んできたんですか?
私は高校から服飾を学びはじめ、服飾の短大へ行き、20歳で地元・愛知県の結婚式場にドレスコーディネーターとして入社しました。
働けば働くほど、「もっとドレスコーディネーターという仕事を突き詰めたい!」と思うようになり、22歳の時に大手ドレスサロンに転職。名古屋、神戸、銀座と各地で働かせてもらいました。
いろんな形の結婚式があるということ。海外での結婚式やオリジナルウェディング、ホテルウェディングなど…たくさんのスタイリングを経験があるからこそ、今はどのような要望にも寄り沿ったスタイリングができます。
全国のスタッフ教育やドレス制作にも携わり、本当にたくさんの経験をさせてもらいました。今でも大好きな会社です。
ーそこまで夢中になりながら、なぜ独立という形を選んだのですか?
転機となったのが、ハワイで挙式をした花嫁さんとの出会いでした。
海外もののデザインがお好きな、ハイセンスな感度をお持ちの花嫁さんで、自分の理想を追求し妥協しない姿勢に、とことん向き合いたいと思いました。
私はハワイには同行できないので、着せつけの方法を細かく写真を撮って資料をつくり、当日担当してくださる方に送って、出発を見送ったんですね。
だけど結局、その資料を現地の担当者が見ておらず、当日ドレスを美しく着ることができなかったんです。
「鈴木さんをハワイまで連れてくればよかった」
その言葉を聞いたときに、私が行っていればそんなことにはならなかったのにって、すごく悲しくなってしまって。やっぱりドレスのプロは、当日花嫁さんのそばにいた方がいいんだって確信を持てた出来事でした。
どれだけ入念に準備しても、当日に再現できなければ意味がない。意味がないどころか、すごくすごく悲しい思い出になってしまうなんて、もうそんな思いをさせたくないなって。
この出来事も独立するきっかけのひとつになりました。
これからドレス選びを始める、あなたへ
ーこれからドレス選びを始める、またはドレス選びに迷っている花嫁さんに伝えたいことはありますか?
好きを貫いていいんだよ、妥協しなくていいんだよ、と、伝えたいです。これらを伝え続ける理由は、本当に好きなドレスをまとった瞬間の笑顔が本っ当に美しいこと、そして、美しい自分を知った女性は、その後の人生も生き生きと歩んでいけると信じているからです。
「私ってこういうものが好きだったんだ」と自分のことを理解できたり、「このドレスを着た時の私、好きだな」と自分に自信を持てたり。自分を愛する力がドレスにはあるから、そんな力を持った1着に出会って欲しいです。
結婚という、一つの区切りの時。自分に自信を持った状態で始まる新婚生活って、最高にハッピーじゃないですか?
ードレス選びをきっかけに、人生そのものを応援してもらえている気がします!
自分に自信を持った人生を歩んで欲しい。そのきっかけをくれる一つが、ウェディングドレスです。
「好きなものをまとっている」という自信が、最高の笑顔を引き出します。自分自身も、びっくりしてしまうほど。
あなたを想う人は、そんなあなたの笑顔を見たいはず。そのためのお手伝いをさせてもらえたら、嬉しいです。
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