【97世代・4人のリーダー対談 vol.2】若手リーダーが見据えるFinTの未来とは
こんにちは!FinTの広報担当です。
FinTは、「みんなの強みを活かして、日本を世界を前向きに」をパーパスに掲げ、前年比約200%で成長中のマーケティングを強みにしたSNSソリューションカンパニーです。
今回は、マネージャー、リーダーとして活躍する若手メンバー4人の座談会インタビューの後編をお届けします。(前半はこちら)
後編では、FinTの主要メンバーとして、ビジョンや、経営陣との関係性、今後の展望についてどのように考えているのか伺いました。
自分の意思決定が会社の組織やカルチャーすらも左右する。
-こーしくん(太田)からも前職との違いを聞かせてください。
太田:自分で意思決定すること、自分で会社の方向性を決める瞬間があることは、絶対的に違うところですね。
去年採用戦略を立てるにあたって、外部の人から「採用戦略は組織の方向性を考えなきゃダメだ」というアドバイスをいただきました。それで自分なりに「今後10年を見据えた時にFinTがどうなっているべきか」を考えたんです。
そうして自分が考えた案をゆいさん(代表大槻)に持って行ったら、「そう、それ!」って言ってもらえて。自分の考えと経営の考えがずれていないという自信にもなりましたし、会社の根幹となる方針の一部を自分が決めたことに自分でも驚いています。
-「会社の根幹を決める」という話だとぽいぽい(田中)は何かありますか?
田中:FinTのビジョンが挙げられます。
約4年前に自分が入社した頃、同じくFinTにジョインしてくる人たちはゆいさん(代表大槻)に憧れて入社する人が圧倒的に多かったんです。ただ、ゆいさんはビジョナリーな方なので、入社した直後に「この数値を伸ばそう」「ここを目指そう」という会話がメインになると、つらいと感じる人がいるかもしれないと思って。それで「ゆいさんが目指したい場所がどこかをちゃんと知りたい」と伝えたら、「じゃあ作ろう!」って言ってくれて、そうして当時のビジョン「世界をまるごとハッピーに。」を作ってくれたんです。自分のアクション1つで会社のカルチャーをも作れちゃうんだというのは純粋にびっくりしました。
–会社のカルチャーも全員で作ってきているんですね、知らなかったです。ちなみにぽいぽい(田中)は新卒でFinTに入社していますが、これまでで一番大変だったことは?
田中:2022年ですね。新卒3年目の時はいろんなことが全然うまくいかなくて、一番きつかったかもしれません。インフルエンサーマーケティング事業の立ち上げの時(20年7月頃)は、営業のプレイヤーとしてうまく行っている感覚がありました。その後、営業チームの人員不足などがありマネージャーとして営業チームにジョインすることになったんです。ただ、僕個人の商談単体は問題なくこなせるけれど、営業組織を作っていくという観点では全くの未経験で、当時は周りにたくさん迷惑をかけたと思います。
その年の末には、1人の営業メンバーがFinTから卒業することになりました。彼なりに新しい挑戦をしたいという意志で決断したことだとは聞いていましたが、「マネージャーとしてどんなチャレンジが待っているか、きちんと伝えられていたんだろうか?」と思い悩むことも正直ありました。
事業を振り返ってみても大きな伸びは見られず、自分自身が1年間やってきたことはなんだったのかと思い知らされて…僕は基本的には自己肯定感が高い方なんですけど、ボコボコにされましたね(笑)
その後の転機が、食品チーム(食品クライアント様のご支援を中心的に行うチーム)の立ち上げを行ったタイミングです。もう一度営業マネージャーとしてリベンジしたいと考えていたのですが、ちょうどそのタイミングで、自分の強みを加味したうえで営業の力が重要となる事業の立ち上げをやってほしいと指名されたんです。
初めはやっぱりマネジメントも苦戦していたのですが、2人の小さなチームから始まり、徐々に組織が大きくなっていったことで、メンバー1人1人とのコミュニケーションの取り方や、それぞれへの期待感、チーム作りというものを理解していくことができました。そのおかげで少しずつですがメンバーとの信頼関係を構築でき、逆にメンバーから僕の足りない部分をきちんと伝えてくれるような体制にもなっていったと思います。今振り返っても、その1年間はマネジメントにおいて自分の糧になるものが得られたと感じますし、事業部としても大手企業様とのお取り引きを広げることができ、本当に転機だったと思います。
日々の仕事から、日本を世界を前向きにしているという実感がある。
-FinTのビジョン「みんなの強みを活かして、日本を世界を前向きに」を、日々の業務の中で感じるタイミングを教えてください。
齋藤:私は仕事柄、化粧品業界の方と関わることが多いのですが、皆さんと話す中で海外ブランドの製品が多数日本に入ってきていることで業界的な危機感を感じるという声を聞きます。その中でクライアント様がお話しされるのは、海外ブランドの流入も激しいし、流行り廃りのペースも早いということ。それに加えて価格帯が安いとなると、やはり海外勢にポジションを取られてしまうのではないかと、企業として非常に課題感を持たれているのを肌で感じます。
ただ、単に価格を下げるという対応を取るのではなくて、日本メーカーとしての誇りやブランド力を持って戦おうとされている姿を見ると、そのご支援は必ずFinTでなら実現できると確信しています。各企業・ブランド様の思いを理解したうえでのサポートが、これからより一層大切になってきていると特にこの1年はヒシヒシと感じます。
太田:なんでこの1年なの?
齋藤:多分、去年noteでゆいさん(代表大槻)が海外進出の記事を公開した頃くらいからだと思う。
中にはその記事を読んだ感想を送ってきてくださるクライアント様もいて、「私たちがまさに感じているところです」というメッセージまでいただきました。FinTの目指すところに共感してくださるのを見ると、FinTがやろうとしていることは、日本企業のサポートになるんだということを実感したし、ビジョンをより意識するようになりました。
正直、海外事業部が立ち上がった時、最初は遠い話だと思っていました。それをようやく自分ごと化できるようになったのがこの1年です。
-ありがとうございます。採用としてはいかがでしょう。
太田:自分は組織を作っていくことがミッションなので、やっぱり人数が増えたり、最近だと海外進出をしたりと、会社が大きくなっていくことでFinTの目指すべきところに向かえていること、「一歩前進している」ことを実感しやすいです。
-こーしくん(太田)が採用した人たちが、パーパスを叶えていってくれてるということですよね。
太田:そうですね。「強みを活かす」という文脈はやや軽く捉えられがちですが、本当にやりきった人が開花する瞬間はいつ見ても気持ちいい。それが、FinTがいい!って入ってきてくれた人も、悩んで最終的にFinTに入ってきてくれた人だったら尚更でも嬉しいですし、「入ってよかった」って言われるのもめちゃくちゃ嬉しいです。
そういえば、この間メンターを担当しているメンバーと話してた時にめっちゃ泣きそうになっちゃって(笑)
彼は元々、前職の経験からECをやりたい意向が強かったんですけど、ある時から彼の変化を感じていました。「何があったの?」と聞いたら、「今もEC領域をやりたい気持ちはあるけど、それ以上にFinTという会社の売り上げを伸ばしたい」「FinTが特に強みを持つ領域で勝ちたいと思っている」という話を聞いて泣きそうになりました。
川辺:主語が自分からFinTに変わったんだ。
田中:入社当初、いい意味でも悪い意味でも彼にはプライドがあったんだと思います。自分の経験から認識していた強みに対してのギャップに直面したんじゃないかな。でも、そこで自分のプライドを持ち続ける人もいるし、それを捨てて吸収する方に回る人もいる中で、彼は周りの人に話を聞くようになったり、自分が得意じゃない領域を理解して誰かに頼る発想にもなっていきました。それは他のメンバーと一緒に仕事するなかで気づきを得て、変化していったんでしょうね。
2歳年上の経営陣は、背中を追い続ける存在でありつつ、ともに苦楽を味わう仲間。
-ありがとうございます。ちなみに、ゆいさん(代表大槻)、やまぴさん(COO山下)はそれぞれ経営陣でありながら皆さんの2つ上の代ですが、皆さんにとって2人はどういう存在ですか?
田中:節目節目で自分と比べることは多いかもしれません。「2年前の彼らに今自分はなっているか?」という問いを持つことは多いです。
ライバルとは思ってないですが、ベンチマークとして捉えやすいです。やっぱり2人もものすごく成長していて、それをリアルに見ているからこそ2人が好きなんだと思います。 「圧倒的カリスマ」ではなく、2人とも努力と失敗を重ねて成長しているから、自分と重ね合わせやすい側面があるのかもしれません。
太田:僕も、2人の人間らしさに惹かれています。もちろん経営者としての姿勢は尊敬していますが、逆に普段の等身大の人柄も知っているので、2人のために頑張らないとなと感じます。また、先日ゆいさんがForbesさんで受賞させていただいたのですが、ゆいさんに頼っているだけではダメだなという焦りも感じています。
川辺:2人ともポジション関係なく積極的に現場に入ってきてくれていて、会社を大きくするために僕たちと同じように走り続けているなと思います。だから「2人がそこまでやってるんだったら、自分たちももっと頑張らないと」と感化されるというか、僕らももっと頑張って会社のために何かをしないと、という気持ちになりますね。
齋藤:確かに、個人的にも会社的にも、まだまだゆいさん、やまぴさんに頼っちゃうことが多いなと感じています。2人は「それでいいよ」って言ってくれるけれど、 かといってそのままでい続けるのは良くないと思うので、2人と同等ぐらいの意思決定や責任を持つということを、もっとみんなが実行していけるようにしていかないとと課題感を持っています。
97世代のリーダー・マネージャーが描く今後のFinTや自分のキャリアは?
-素敵なエピソードをありがとうございます。それでは最後に、それぞれの今後の展望やどうキャリアを歩んでいきたいかについて教えてください。
太田:僕はあえて決めてないです。将来的にやりたいことはいまだにない。
だけど、今FinTでHRとして採用を責任感とやりがいを持ってやっているのは、FinTがどこまで大きくなるのかを見てみたいから。 だからHRにもこだわりはないです。もしも他に適任者がいて、自分は営業に戻ったほうがいいと言われたら戻ります。だからあえて決めていない。決めてもどうせ変わっちゃうと思うので、「その時自分がやりたいと思ったことをやる」ということだけは決めて、FinTがどこまで行くか、どう大きくするかということをワクワク感を持って取り組んでいます。HRとしてはこれから「FinTでよかった」って思ってもらえる前向きな組織を作っていきたいです。
川辺:僕は、昨年末にゆいさん(代表大槻)が話していた「100億目指す」「上場を目指す」という話が個人的には刺さりました。そこから「じゃあ自分がまずFinTでできることって何だろう」と考えた時に、自分のチームオウンドの売上を伸ばしたり、可能性を広げたいと思うようになりました。
具体的な内容にはなりますが、FinTだとまだ取り組めていないプラットフォームがいくつかあるので、そこのケイパビリティを広げつつ、FinTのプランやプロダクト面の開発を進めることで、 もっと価値提供できるクライアントさんを増やしていきたいですね。下期や来年の目標を考えると、現状の運用だけでは限界もあると思うので、できることを増やすために、オウンドメディア事業部のみんなと一緒に体制を作っていきたいと考えています。
齋藤:個人的な展望としては、組織の中でリーダーになりたい人やなれる人をもっと増やしていきたいです。また、まだ女性のリーダー・マネージャーが少ないので、そのロールモデルに少しでもなれたらと思っています。
あとは、FinTを「自分がずっといたい」と思える場所にしたいと思っています。ネガティブな言い方をすると、嫌なことがあったら転職したりで場所を変えればいいじゃないですか。でもそうではなくて、「会社を変えればいいんだ」ということに気づいたんです。自分が場所を変えるんじゃなくて、今いる場所で新しく制度を作ったり人を採用したりしていけたらいいなと考えています。
田中:僕は、「日本を世界を前向きに」というビジョンに対してはやっぱりまだまだ道半ばだと思っていて、少しでも大きな一歩を踏み出すためのチャレンジとして、自分が海外事業の中で新しく何かを立ち上げたいと考えています。
1年目の新規事業も、食品の立ち上げもそうですが、自分が価値作りをするという経験が個人的にもっともやりがいを感じる部分です。ただ、それらは元々あるアセットの上で立ち上げてきたもの。だけど海外になったら本当に何もアセットがないところから築いていかないといけないので、「何もないところから本当に自分は価値を作れるのか?」というチャレンジに次は向かっていきたいですね。
実際にベトナムに行っていろいろな気づきがあったのですが、1つ挙げるとしたら、遥か遠く離れたベトナムという異国で同じパーパスに共感している人がいるということ。日本に限らず、同じ志を持っている人たちを世界に広げることができるんじゃないかと思うようになったんです。
また、僕はFinTに入社して5年目になるのですが、この環境や、環境を作ってくれているゆいさん(代表大槻)、やまぴさん(COO山下)に対して恩返しがしたいという気持ちが芽生えるようになってきました。
今いるメンバー全員で作ってきた会社だからこそ、少しでも会社に貢献したいし、事業、組織の面でも、みんなには生き生きと働いてほしいなと。元々そういった環境を作りたいとは考えていましたが、それが「恩返ししたい」という気持ちに結びついたのは最近で、個人的にも驚いています。
ただ、自分自身が仮に海外に行くチャレンジをしたら、自分のポストも空きますよね。それによってチャレンジできる人が増える。また、自分が海外に行って仮にその土台を作れたら、そこでチャレンジする人たちも増やせるかもしれない…と考えていくと、そのチャレンジはゆいさん、やまぴさんが作っていきたいとする「若者がチャレンジする会社」の可能性を広げることに繋がると思っています。
-素敵なインタビューをありがとうございました!
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